執筆者:水口貴博

就職活動に疲れたときの30の言葉

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「報われるはず」と思って取り組むから、うまくいかないとき、腹が立つ。

「報われるはず」と思って取り組むから、うまくいかないとき、腹が立つ。 | 就職活動に疲れたときの30の言葉

「努力すれば、いつかきっと報われる」

「報われることを信じて、努力しよう」

ちまたでは、そんな言葉をよく聞きます。

もちろん心がけは立派であり、実際に報われる場合があるのもたしかです。

いつか報われると信じて努力を続ければ、小さな結果が積み重なり、大きな成果が達成できることもあります。

報われる状況があるのも事実ですが、それでも「報われるはず」という思いで取り組むのは要注意。

取り組む行為が悪いのではありません。

取り組む考え方がよくないのです。

「報われるはず」と思って取り組んでいるとき、心のどこかに「見返り」を求める気持ちがあるのではないでしょうか。

報われると思って取り組むから、うまくいかないとき「これほど努力しているのに、なぜ」と、愚痴る。

疲れやすくなる。

いらいらしやすくなる。

そして、腹が立つ。

期待していた見返りがないことに、怒りの感情が湧くのです。

その結果、自信をなくしたり、情緒が不安定になったりします。

これは、勉強や仕事だけでなく、すべてにおいて同じです。

「いつか報われるはず」と思って取り組むのではありません。

「ただ好きだからしているだけ」と思って取り組むのが、ちょうどいい。

あらゆる行動基準の基本は「好きかどうか」です。

あくまで、自分の好みを基準に行動することが大切です。

「好きだから」という理由で取り組めば、うまくいかなくても、腹が立ちません。

「まあいいか。好きなことができたから、ひとまず満足」と、納得できます。

「ただ好きだからしているだけ」と思って取り組んだほうが、より大きな充実感と満足感が得られるはずです。

無理なく、自然体で生きられるのです。

就職活動に疲れたときの言葉(9)
  • 物事に取り組むときは「いつか報われるはず」ではなく「ただ好きだからしているだけ」と考える。
無理に続けるくらいなら、無理に休んだほうがいい。

就職活動に疲れたときの30の言葉

  1. あなたの希望とは、誰かを救う可能性。
  2. 不採用は、人間否定と受け止めない。
  3. 友人の内定を素直に喜ぶ人に、幸運が訪れる。
  4. あっという間に感じた日は、よく頑張った1日。
  5. マイペースとはいえ、限界がある。
    一定の活動をした後は、休憩が必要。
  6. 「いつか見返してやる」と思えば、不採用になっても発奮できる。
  7. 「ダメだ、ダメだ」と考えるのが、一番ダメだ。
  8. 不採用にする採用担当者にも、罪悪感がある。
  9. 「報われるはず」と思って取り組むから、うまくいかないとき、腹が立つ。
  10. 無理に続けるくらいなら、無理に休んだほうがいい。
  11. 大逆転は、最悪の状態の人しか、味わえない。
  12. 「就職活動に疲れた」と考えるから、余計に疲れる。
  13. 心配は、小さくすることはできても、完全になくすのは不可能。
  14. なぜ自分だけ、就職活動に苦しまないといけないのか。
  15. 就職活動しか考えていない状況が、余計に就職活動を苦しめる。
  16. 就職活動のピンチは、思い出を作るチャンス。
  17. 「就職活動が前進していない」と、思い込んでいるだけ。
  18. 「落ち込む」と思えば、落ち込む。
    「落ち込んでいられない」と思えば、落ち込まない。
  19. 就職活動に疲れたときは、部屋の掃除。
  20. 就職活動は、賃貸物件を探すようなもの。
    希望が多すぎると、見つからない。
  21. 腐った心で面接を受けても、不採用が見えている。
  22. あなたを縛る制限時間は、底力を発揮する道具でもある。
  23. 就職活動に、勝ち負けはない。
  24. 「無理やりの笑顔」と「楽しんでいる笑顔」は、違う。
  25. 就職活動に疲れたときこそ、シャワーよりお風呂。
  26. 休憩で遅れても、回復すれば、挽回できる。
  27. 就職活動に苦労した分、社会の厳しさを理解できる。
  28. 落ち着けば、簡単。
    焦れば、困難。
  29. 中途半端に涙をこらえるくらいなら、思いきり泣いたほうがいい。
  30. 不採用を受け取れば、自分にこう言おう。
    「さあ、次に行こう」

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