就職活動は、自己分析から始まります。
就職活動は自由に進めることもできますが、適当な方法は回り道が発生しやすいため、得策ではありません。
すべての業界研究を詳しく研究していると、相当の時間がかかります。
「自己分析は必要ない」
そんな声を耳にすることがあります。
「未熟の状態で自己分析しても、正確な分析はできない」
あなたは、自分をどのくらいわかっているでしょうか。
「せっかちな性格」
「運動神経が良い」
自己分析を始めるうえで、まず準備したい道具があります。
自己分析用ノートです。
就職活動では、就職活動用として、ノートを1冊準備するのが常識です。
自己分析を、哲学として考える人がいます。
「人とは何か」
「自分は何のために生きているのか」
学校の問題には、最初から答えが準備されています。
わからない問題があっても、回答を見れば、すぐ答えがわかります。
しかし、自己分析の答えは、どこにも書かれていません。
自分史を書いてみましょう。
「自分史を書くほど、偉い人物ではない」
「それほど長く生きているわけではない」
自己分析をするとき、発見する特徴が、良い点ばかりとは限りません。
中には悪い点も見つかり、ショックを受けることもあるでしょう。
たとえば、自分をよく知る友人に、自分の客観的な印象を聞いたとします。
自己分析の質問は、数多く存在します。
「10年後、どんな生活を送りたいのか」「今までいちばん楽しかった出来事」など、さまざまな質問があります。
なかでも、これだけは必ず押さえたい、自己分析の基本になる質問が、3つあります。
就職活動では、注意したい仕事の決め方があります。
職業で決めるのはよくないのです。
「医者になりたい」「弁護士になりたい」「パティシエになりたい」などです。
自己分析では、過去の自分を振り返ることが必要です。
自分の過去については「20歳以下」を目安に考えることを、おすすめします。
「若すぎる」と思うかもしれませんが、だからいいのです。
自己分析をするとき、他人と比較する必要はありません。
他人と比較して考えると、自己分析に失敗するでしょう。
自己分析は、自分を基準にして考えることが大切です。
思い出そうと思っても、思い浮かばない。
自己分析では、そんな瞬間があります。
頭だけで思い出すこともできますが、少し難しく感じるでしょう。
自己分析で意外に役立つのは、学生時代の成績表です。
成績表に先生からの言葉の欄があるでしょう。
その言葉は、あなたを客観的に見たときの感想です。
団体行動をしたときの様子を思い出してください。
たとえば、団体による学校行事です。
何かの学校行事で、団体で出かけることになったとき、あなたはどんなポジションに着きますか。
長所がないと思うのは、誤解です。
そう思えるだけです。
長所を見ようとしていなければ「長所がない」と思って当然です。
過去を振り返り、自分が褒められたことを思い出してください。
「○○が上手ですね」
「○○がうまいですね」
自己分析で長所が見つかれば、それをどうするかです。
もちろんそのまま長所として生かすこともできますが、それで終わらせるのはもったいない。
長所は、もっと伸ばしましょう。
性格とは面白い。
性格の善しあしは、実に曖昧です。
表現の仕方を工夫するだけで、長所にも短所にもなるからです。
自分の最大の特徴を見つける簡単な方法があります。
ある質問を、自分に問いかけるだけでいいのです。
その質問とは「自分を一言で言うと」です。
人生のターニングポイントとは何か。
人生のターニングポイントとは、自分の考え方や価値観を大きく変える出来事のことです。
人生では、ある出来事によって、自分ががらりと変わることがあります。
「自分の特徴」と一言で言っても、実にさまざまです。
目立つ特徴もあれば、隠れた特徴もあります。
その分析に役立つのが「ジョハリの窓」です。
自分のことだから、自分が詳しいとは限りません。
自分で考える自分は、あくまで主観的な自分です。
自分のことは自分で考えるのが基本ですが、それだけでは不十分です。
自分を知るためには、他人の意見も必要です。
親しい人に、自分の印象を聞くことで、意外な自分の一面を知ることができます。
自分では気づかなかった自分の特徴に気づくことで、自己分析の材料になるのです。
自分のことは他人に聞くのも、1つの方法です。
自分で自分のことを考えるのも大切ですが、主観的であるため、わかりにくい場合があります。
他人の客観的な視点で見ると、自分の意外な一面を気づけるでしょう。
特徴といえば、強調した印象を持つ人が多いでしょう。
目立つから特徴ですが、目立つ部分だけが特徴とは、限りません。
特徴は、何気ない部分です。
適性を調べるには、消去法も有効です。
「望む」ではなく「望まない」で考えていく方法です。
なかでも、特に強く望まないことを考えてみましょう。
自己分析で考えてほしいのは、こだわりです。
「こだわりが強い」と聞けば、どことなく悪い印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
癖が強く、頑固で、しつこいなどのイメージがあるでしょう。
自己分析は、自分の特徴がわかって終わりではありません。
自分の特徴がわかって満足するなら、単なる心理テストです。
自分の特徴がわかれば、どんな職種に、どう生かすことができるかを考えることが必要です。
自己分析に区切りがついても、就職活動中、課題意識は持ち続けたいところです。
就職活動を進めていくうちに、ふと気づく一面があるからです。
自己分析とは、アイデアを思いつく瞬間に似ています。
就職活動は、自己分析から始まります。
就職活動は自由に進めることもできますが、適当な方法は回り道が発生しやすいため、得策ではありません。
すべての業界研究を詳しく研究していると、相当の時間がかかります。
気になる企業説明会にすべて出席するのも、数が多すぎて、現実的ではないでしょう。
武器になる資格をすべて取得するのも、時間とお金がかかりすぎます。
就職活動は、時間もお金も限られているため、効率よく進める必要があります。
そのために必要なのが、自己分析です。
まず自己分析によって、自分の特徴を把握するからこそ、ふさわしい職業や職種が見えてきます。
大まかな自分の特徴がわかるだけでも、就職活動が行動しやすくなります。
アプローチのタイミング、必要と不必要、優先と後回しなどの選択がしやすくなります。
後に続く、資格取得・業界研究・企業研究なども、スムーズにできるのです。
就職活動のスタート地点は、自己分析なのです。
「自己分析は必要ない」
そんな声を耳にすることがあります。
「未熟の状態で自己分析しても、正確な分析はできない」
「社会を経験していない学生に、まだ適正はない」
もちろん中には理にかなった理由もあるようです。
では、自己分析は不要かというと、それは違います。
異論はあるにせよ、やはり自己分析は必要です。
なぜ、自己分析が必要なのか。
その理由は、3つあります。
手当たりしだいに仕事を選ぶのは、得策ではありません。
適当に仕事を選んでも、自分に合っていなければ、努力は実りにくい上、長続きもしないでしょう。
自分の適性を知ることで、ふさわしい業界・職種・企業などがわかり、就職活動の効率を上げる効果があります。
自分に適した仕事に就けば、得意や長所を生かしやすくなります。
安定しやすい上、充実感や達成感も得られやすくなるのです。
適正が見つかる延長で、将来像が明確になるメリットがあります。
適正がわかれば、その能力を生かすことで、より具体的な未来を描くことができるようになるでしょう。
「将来はこうありたい」という将来像が明確になれば、就職活動への意欲も、より強くなるはずです。
自分の適性がわかれば、自己PRや志望動機の説得力を増す効果があります。
「なぜこの仕事や企業を選んだのか」「なぜ仕事に生かせるのか」など、理由や裏付けをうまく説明できるようになるからです。
適正で得られた結果は、説得力を増す材料として生かせます。
以上の3つの理由から、自己分析は必要です。
無駄にはなりませんから、やって損はありません。
そもそも、自己分析をする機会は、そう頻繁にあるものではありません。
もしかすると、人生において、最初で最後の機会になる可能性もゼロではないのです。
あなたの人生の主役は、あなたです。
自分が自分を知らなければ、人生もうまく渡っていけないでしょう。
「今こそ自己分析をするべきベストタイミング」と考え、自分をしっかり見つめる必要があるのです。
あなたは、自分をどのくらいわかっているでしょうか。
「せっかちな性格」
「運動神経が良い」
「人と話をするのが好き」
もちろんすでにわかっている部分もあるでしょうが、おそらくそれは一部でしょう。
あなたの魅力は、そんなちっぽけなはずがありません。
一部だけで全体を決め付けるのは、少し無理があるのではないでしょうか。
そこで必要なのは「まだ自分をよくわかっていない」という考え方です。
「自分はこういう人間だ」というのは、思い込みかもしれません。
一度、考えを白紙にしましょう。
「まだ自分をよくわかっていない」と思うことで、初心に返れます。
過去を振り返ると、自分が思っている姿とは逆の様子に気づくこともあるでしょう。
あるいは、自分が思っている以上に、大きな魅力があることに気づくこともあるはずです。
偏見や先入観を取り除いて、自分を振り返ってみましょう。
一度、頭を白紙の状態にすることで、自己分析がスムーズにしやすくなるはずです。
自己分析を始めるうえで、まず準備したい道具があります。
自己分析用ノートです。
就職活動では、就職活動用として、ノートを1冊準備するのが常識です。
就職活動用とは別に、自己分析用としても、ノートを1冊準備してほしいのです。
そもそも人間は、忘れるようにできています。
自分の特徴がわかったとしても、それを書き記すものがなければ、すぐ忘れるでしょう。
自分史を作成するにせよ、ノートにしっかり書いたほうが、整理しやすくなります。
頭の中で考えるのだけは、避けたい。
頭で考えたことは、そのときは覚えていても、すぐ忘れます。
頭の中で考えたことを文字にすれば、消えることはありません。
情報を整理しやすくなるため、自己分析の効率が飛躍的に向上するのです。
ノート1冊の費用がかかりますが、ここは出し惜しみするところではありません。
わずかな出費で効率が飛躍的に向上するのですから、安いものです。
ノートは、けい線が引かれた、普通のタイプで十分です。
もちろんルーズリーフでもかまいません。
とにかく、自己分析用ノートを、1冊準備しましょう。
自己分析用ノートをつくらないと、自己分析は始まらないのです。
自己分析を、哲学として考える人がいます。
「人とは何か」
「自分は何のために生きているのか」
「人生とは何のために存在しているのか」
たしかに自分を追究する様子は、哲学に似ている部分もあります。
自己分析は、深みにはまると大変です。
「自分とは何か」を考えると「人とは何か」という問いに行き着くでしょう。
「人とは何か」を考えると「人は何のために生まれてきたのか」という問いに行き着くでしょう。
考える規模が大きくなりすぎて、自己分析だけで、人生が終わってしまうでしょう。
自己分析を、哲学として考えないことです。
自己分析とは何か。
自己分析とは、自分の個性・適性・目標などを見つけ出す作業です。
自分の大まかな特徴を見つけ、職業・職種・企業などの選択に役立てるのが狙いです。
「自分の性格」
「自分の長所・短所」
「自分の得意・不得意」
「自分の好きなこと・嫌いなこと」
これらを見つけるだけでいいのです。
哲学として考えず、あくまで就職活動に生かせる点だけわかれば、十分なのです。
学校の問題には、最初から答えが準備されています。
わからない問題があっても、回答を見れば、すぐ答えがわかります。
しかし、自己分析の答えは、どこにも書かれていません。
自分の内側に存在します。
答えを自分で考え、見つける必要があるのです。
私たちは今まで、学校で一般教養の勉強はしましたが、自分についての勉強はしてきませんでした。
しかも、答えが出たとしても、学校の問題とは違い、はっきり回答が準備されているわけではありません。
答えが出た後も「これが本当に正しいのだろうか」と悩むことになるでしょう。
確信が持てなかったり、まだ先があるような気がしたりします。
だから、時間がかかる。
自己分析に、焦りは禁物です。
自己分析には、自分の過去を振り返る必要がありますが、過去といっても膨大です。
20年ほどある過去を1つ1つ思い出して、自分の特徴に気づいていきます。
それぞれの場面で、どんな気持ちで、自分はどう対応したのかなどを思い出して、自分の個性を把握していきます。
自己分析は、冷静になって考える必要がありますが、焦っていると、自分が冷静にできなくなります。
焦らず、しっかり時間をかけて見つけることが必要です。
時間がかかって当然。
むしろ、たっぷり時間をかけることが大切です。
幸い、自己分析の開始時期は、自由です。
大学1年から始めることも可能です。
大学のできるだけ早い段階から考え始め、時間をかけて、自分を研究しましょう。
自分史を書いてみましょう。
「自分史を書くほど、偉い人物ではない」
「それほど長く生きているわけではない」
そんなことを思うかもしれません。
偉人の伝記の影響でしょうか。
「自分史は、偉い人が書く文書」という先入観を抱く人が多いようです。
しかし、自分史は、偉い人だけが書くものとは限りません。
地位・身分・肩書・年齢・性別にかかわらず、誰でも書けます。
特に就職活動における自己分析では、ぜひ挑戦したい課題です。
自分史をつくらずして、自己分析はできないと言ってもいいでしょう。
箇条書きでいいのです。
箇条書きでも、立派な自分史。
自分の過去を、1年ごとに振り返ります。
その年に起こった大きな出来事を、箇条書きでいいので、書き記します。
好き・嫌い、得意・不得意なども考えず、とにかく大きな出来事を書くのです。
決まったルールはありません。
細かい形式にこだわらず、自分が書きやすいように書いていきましょう。
出来事の善しあしは考えず、自分にとって大きな出来事を書けばいいのです。
書き始めると勢いに乗り、芋づる式にどんどん思い出されていくはずです。
この自分史は、自己分析の答えではありませんが、自己分析をする際の強力な材料になるでしょう。
「自分史」という目に見える文書があると、思い出しやすくなったり、具体的になったりするのです。
自己分析をするとき、発見する特徴が、良い点ばかりとは限りません。
中には悪い点も見つかり、ショックを受けることもあるでしょう。
たとえば、自分をよく知る友人に、自分の客観的な印象を聞いたとします。
「性格がよさそうに見えるけど、実は単なる八方美人だよね。周りに流されていて、主体性がないよね」
ずばり指摘されれば、誰でもショックを受けて当然。
言われた相手が、自分をよく知る人なら、ショックもいっそう大きくなるでしょう。
そこで人によっては、自己分析を避けようとすることがあります。
傷つくのが怖いため、無意識のうちに、他人の意見を無視することがあります。
「自己分析なんて意味がない」という口実を見つけ、自己分析をしない道を選んでしまうのです。
しかし、自己分析なくして、就職活動の成功はありません。
きちんと就職活動をしようと思えば、自己分析は、必ず通らなければいけない道。
ショックを受けることも、必ず通る道になるのです。
世の中に完璧な人はいません。
誰にでも悪い点や弱点があるように、自分にも、悪い点や弱点などが見つかるはずです。
自分を研究すれば、悪いことも見つかって当然です。
ショックを受ける覚悟を決めて、自己分析に挑むことです。
もし悪い点が見つかったとしても、ポジティブに考えればいいことです。
「今のうちに悪いところが見つかって良かった。これで早めに改善できる。教えてくれてありがとう」
そう考えれば、たとえショックを受けても、最小限で済むでしょう。
悪い点が見つかっても、早く立ち直れるのです。
自己分析の質問は、数多く存在します。
「10年後、どんな生活を送りたいのか」「今までいちばん楽しかった出来事」など、さまざまな質問があります。
なかでも、これだけは必ず押さえたい、自己分析の基本になる質問が、3つあります。
「性格」「好き・嫌い」「得意・不得意」です。
あなたは、どんな性格でしょうか。
自分の過去を振り返り、自分の性格に気づきましょう。
過去の自分の行動を手がかりに、自分の性格を恥ずかしがらずに書き出してください。
「○○のときは几帳面。○○のときは大ざっぱ」という、条件付きの書き方でもOKです。
好きなことと嫌いなことを、はっきりさせましょう。
何をしているとき、楽しく感じるか。
何をしているとき、つまらなく感じるか。
自分の好き嫌いを書くのは恥ずかしく思うかもしれませんが、人生を左右する大事な部分です。
正直に、ありのまま書きましょう。
好き・嫌いと似ていますが、違います。
簡単に言えば、相性です。
自分の好みとは関係なく、最初から相性が良いこともあれば、悪いこともあるでしょう。
好きなことが、得意とは限りません。
歴史は、好きであるにもかかわらず、理解が遅く、成績も悪いかもしれません。
嫌いだから不得意とも限りません。
数学は、好きではないにもかかわらず、理解が早く、成績もいいのかもしれません。
好き・嫌いという感情は抜きにして、現実として、自分の得意・不得意を書き出してみましょう。
就職活動では、注意したい仕事の決め方があります。
職業で決めるのはよくないのです。
「医者になりたい」「弁護士になりたい」「パティシエになりたい」などです。
一見すると、問題ないように思えますが、注意が必要です。
職業が、最初に来るのは理想ではありません。
見栄だからです。
職業で仕事を選ぶのは、見栄が関係しています。
「かっこいいから。世間体がいいから。尊敬されるから」というのは、不純な動機です。
職業の響きだけで仕事を選ぶと、失敗します。
職業だけで決めてしまうと、その仕事に就いた瞬間、夢が達成されます。
「ああ。夢が叶った」と思い、抜け殻になるのです。
どんな仕事も大変です。
一見、かっこいい仕事に見えても、裏舞台は戦争です。
対立やトラブルがあり、泥臭くてつらいことばかりです。
職業の響きだけで決めると、その職業に就いてから「こんなはずではなかった」と、失望しやすくなるでしょう。
では、何を基準に決めればいいのか。
やりたいことです。
いちばん大切なことは、何をやりたいかです。
人に教えたいのか。
人を笑わせたいのか。
人のけがを治したいのか。
機械を扱いたいのか。
プログラミングをしたいのか。
部屋をきれいにしたいのか。
服をコーディネートしたいのか。
まず、やりたいことがあって、次にそれを実現できる仕事を選びます。
職業の響きに惑わされないことです。
まず必要なのは「自分のやりたいこと」です。
そのやりたいことを実現する手段として、職業を考えるのです。
自己分析では、過去の自分を振り返ることが必要です。
自分の過去については「20歳以下」を目安に考えることを、おすすめします。
「若すぎる」と思うかもしれませんが、だからいいのです。
20歳以下が、その人の本質だからです。
年齢が高くなればなるほど大人になりますが、いいことばかりではありません。
大人になると、かえってその人の本質がわかりにくくなります。
20歳を越えると、知識や常識などが一定量に達します。
もちろん知識や常識が増えるのは素晴らしいことですが、自己分析では邪魔になる場合が多いのです。
知識や常識が増えた分、余分なことを考えてしまう。
利害・損得・効率・評判・将来性などです。
余分な情報が混じった結果、自分の素の状態がわかりにくくなるのです。
20歳以下は、絶対的基準ではありませんが、1つの目安にしてください。
世間をよくわかっていない時期だからいいのです。
未熟な状態は、素の状態です。
まだ世間知らずだったころのあなたこそ、本当のあなたです。
未熟な状態のほうが、本来の自分の本性が、よく表れるのです。
自己分析をするとき、他人と比較する必要はありません。
他人と比較して考えると、自己分析に失敗するでしょう。
自己分析は、自分を基準にして考えることが大切です。
たとえば、歴史が得意だとします。
自分は歴史が得意だとしても、世の中には、もっと得意な人がいるでしょう。
上には、必ず上がいます。
自分より優秀な人と比べれば、自分の得意は大したことないと思うかもしれません。
しかし、そんなことを言っていると、すべての基準が曖昧になります。
他人との比較は不要です。
他人との比較は忘れましょう。
自分が得意と感じるなら、得意です。
性格に関しても、好き嫌いに関しても、同じです。
あくまで、自分がどう思うかです。
自己分析は、自分基準で進めましょう。
思い出そうと思っても、思い浮かばない。
自己分析では、そんな瞬間があります。
頭だけで思い出すこともできますが、少し難しく感じるでしょう。
「自分の小学校時代を思い出せ」と急に言われても、とっさに思い出せず、苦労するのではないでしょうか。
思い出せたとしても、部分的になり、全体像の把握が難しいのではないでしょうか。
そんなときに、過去を思い出しやすくなるアイテムがあります。
写真です。
自分が今まで撮った写真を、見直してみましょう。
自宅にある写真アルバムでもかまいません。
デジタルカメラで撮った写真でもいいでしょう。
写真を見た瞬間「そうそう。こんな出来事があったな」と、芋づる式に思い出されていくに違いありません。
写真を活用することで、過去を思い出す作業がはかどるはずです。
特におすすめなのが、卒業アルバムです。
卒業アルバムには、学校の日常から行事の風景まで、さまざまな写真が載っています。
授業中の写真があれば、授業中での出来事を思い出すでしょう。
文化祭の写真があれば、文化祭での出来事を思い出すでしょう。
運動会の写真があれば、運動会での出来事を思い出すでしょう。
卒業アルバムは、学生時代が要約されているため、学生時代の全体像が把握しやすくなるメリットもあります。
自己分析で意外に役立つのは、学生時代の成績表です。
成績表に先生からの言葉の欄があるでしょう。
その言葉は、あなたを客観的に見たときの感想です。
「ねばり強い性格ではあるが、逆に周りが見えなくなることがあるようだ」
「いつもクラスの人気者。ムードメーカー」
「忘れ物が多い」
「いつも素直で正直」
「少し怒りやすい性格が見られる」
先生からのささいな言葉ですが、客観的な視点であるため、自己分析に役立ちます。
人の性格は、そうそう変わるものではありません。
たとえ小学生時代の成績表でも、先生からのメッセージは、要点を的確に捉えた内容が多いのではないでしょうか。
先生の言葉を、小学・中学・高校を通して見比べると、何らかの傾向が見えるはずです。
「そうか。自分はこういう人間だったのか」という発見や再認識ができるでしょう。
団体行動をしたときの様子を思い出してください。
たとえば、団体による学校行事です。
何かの学校行事で、団体で出かけることになったとき、あなたはどんなポジションに着きますか。
何でもない瞬間ですが、こういうときこそ、人の本性が現れる瞬間です。
もし、自分から団体を引っ張るなら、リーダーの素質があるのでしょう。
人をまとめて、統率するのを好むことがわかります。
団体の前のほうを歩くタイプなのか、後ろのほうを歩くタイプなのか。
前のほうを歩くなら、好奇心が強かったり、積極的に行動したりするタイプなのでしょう。
3人が横並びになったとき、自分は真ん中になるタイプなのか、端になるタイプなのか。
真ん中になるタイプなら、人気者であったり、頼られやすいタイプだったりするのでしょう。
団体の中で、友人の世話をするタイプなのか、世話をされるタイプなのか。
世話をするタイプなら、面倒見が良かったり、能力が優れていたりするのでしょう。
団体行動のとき、あなたはどんなポジションに着きやすいのか思い出してください。
どんなポジションのとき、心地よさを感じるのか。
団体行動をしたときのポジションとは、客観的に自分の様子を知る重要な手がかりです。
こういうときこそ、自分らしい性格がよく見えるのです。
長所がないと思うのは、誤解です。
そう思えるだけです。
長所を見ようとしていなければ「長所がない」と思って当然です。
どんな人にも、長所があります。
あなたにも、長所があります。
これまで20年ほど生きてきた人に、長所が1つもないはずはありません。
「自分には長所がない」と思っていると、いつまで経っても長所が見つけられません。
ささいな誤解で、自分の可能性をつぶさないことです。
もし、自分で長所がわからなければ、あなたをよく知る人に聞いてみればいいのです。
親・先生・友人などです。
自分でも気づかなかった長所を、ずばり教えてくれるでしょう。
どんな人にも長所があるのですから、探せばきっと見つかります。
「自分には長所がある」と信じることが、長所を見つけるコツなのです。
過去を振り返り、自分が褒められたことを思い出してください。
「○○が上手ですね」
「○○がうまいですね」
自分では普通と思うことかもしれませんが、必ずしも普通とは限りません。
褒められたことは、他人から見て、素晴らしい魅力と感じている証拠です。
幼少期から現在まで、どんなことを褒められたでしょうか。
とにかく褒められたことを、素直にノートに書き出してみましょう。
大げさに褒められたことだけでなく、友人が「すごいね」とぼそりと言ったことも含めます。
褒められた時期や度合いに関係なく、とにかく褒められたことのすべてです。
すると、ぼんやりですが、自分の特徴が見えてくるはずです。
同じようなことを、繰り返し褒められたことはないでしょうか。
いろいろな人から何度も褒められるなら、それだけ特徴が目立っているということです。
繰り返しますが、思い出すだけではいけません。
思い出した後は、自己分析用ノートに書き出してください。
書くから文字として残り、自覚が促されます。
自己分析で長所が見つかれば、それをどうするかです。
もちろんそのまま長所として生かすこともできますが、それで終わらせるのはもったいない。
長所は、もっと伸ばしましょう。
たとえば、英語が得意なら、もっと英語の勉強をします。
もともと相性の良いことを真剣に集中すれば、短時間で、さらに伸びる可能性があります。
長所である英語がさらに強くなれば、さらに強いアピールポイントになるため、就職活動が有利になるでしょう。
逆に、短所がわかれば「克服できないか」と考えてみてください。
たとえば、話すのが苦手でも、きちんと練習を繰り返せば、少しはうまくなるかもしれません。
完全に克服できなくても、苦手意識が小さくなるだけでも、意味はあるでしょう。
「長所はもっと伸ばす。短所はできるだけ克服する」
この2つの相乗効果によって、就職活動がより有利に進められるはずです。
長所を伸ばすにせよ、短所を克服するにせよ、時間があるからこそできることです。
自己分析は、できるだけ早い段階で行い、長所と短所の改善に取り組みましょう。
性格とは面白い。
性格の善しあしは、実に曖昧です。
表現の仕方を工夫するだけで、長所にも短所にもなるからです。
たとえば「頑固な性格」があるとします。
頑固と聞けば、ネガティブな印象があるでしょう。
しかし「頑固な性格」を「妥協しない性格」と言い換えると、印象はがらりと変わります。
とてもポジティブな印象になり、長所になります。
どちらも同じ性格ですが、表現の仕方によって、短所が長所に変わります。
「神経質」という性格も「細かい配慮ができる性格」といえば、長所になります。
「潔癖症」を「清潔感を大切にする性格」と表現すれば、やはり長所になります。
「人の話を聞かない性格」は「自主性の強い性格」と言い換えられます。
「変わった性格」は「独自性の高い性格」と言い換えられます。
「無口な性格」は「おとなしい性格」と言い換えられます。
「お節介な性格」は「面倒見のいい性格」と言い換えられます。
「良い性格」「悪い性格」という定義は、あってないようなものです。
性格を改善する必要はありません。
そもそも性格は、簡単に変えられるものではありません。
性格を変えるのではなく、表現を変えればいいのです。
「自分にいいところはない」と思いますが、実際は「いいところばかり」と気づくはずです。
自分の最大の特徴を見つける簡単な方法があります。
ある質問を、自分に問いかけるだけでいいのです。
その質問とは「自分を一言で言うと」です。
自分の特徴はたくさんあるかもしれませんが、細かい点はいいのです。
まず、最も大きなところに注目することが大切です。
「自分を一言で言うのは難しい」と思うかもしれませんが、あえて強引に一言でまとめます。
一言でまとめようとすると、頭の中が整理され、最大の特徴に注目せざるを得なくなります。
その結果、自分の最大の特徴に気づきやすくなるのです。
ではさっそく、自分に問いかけてみてください。
「自分を一言で言うと」
しばらく考えると、ふわっと思い浮かぶ何かがあるはずです。
それが、あなたの最大の特徴です。
どんな特徴でも、あなたの素晴らしい個性です。
自分の大切な宝物ですから、大事にしましょう。
人生のターニングポイントとは何か。
人生のターニングポイントとは、自分の考え方や価値観を大きく変える出来事のことです。
人生では、ある出来事によって、自分ががらりと変わることがあります。
「20年程度の人生で、人生のターニングポイントなんてない」と思うかもしれません。
しかし、過去をしっかり振り返ってみましょう。
大きな変化をもたらした出来事が、1つや2つ、あるはずです。
引っ越しによって生活環境ががらりと変わり、生き方まで変わった。
先生から何時間も叱られて、大事なことに気づかされた。
ある本との出会いが、自分の人生観を変えた。
友人を病気で失って、生と死に対する見方が変わった。
大きな失恋をして、恋愛観が変わった。
ボランティアで素晴らしい体験をして、夢ができた。
海外旅行で信じがたい光景を目にして、一気に見識の幅が広がった。
衝撃的な出来事を思い出してください。
必ず、あるはずです。
体の変化は、一晩で変化することはありませんが、心の変化は違います。
考え方や価値観などは、ある衝撃的な出来事によって、一気に変化する場合があります。
大切なのは、変化の前と後です。
どんな状態が、どう変化したのかを、書いてみましょう。
成長の前と後は、ギャップがあります。
人生のターニングポイントに注目することで、自分の変化に気づきやすくなり、自己分析の手がかりになるでしょう。
「自分の特徴」と一言で言っても、実にさまざまです。
目立つ特徴もあれば、隠れた特徴もあります。
その分析に役立つのが「ジョハリの窓」です。
ジョハリの窓とは、対人関係における気づきのグラフモデルの通称です。
「解放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」の4つの窓を通して、自分の特徴を分類するというものです。
対人関係に活用されることが多いのですが、自己分析にも役立てることができます。
あなたの数多くの性格を、次の4つに分類してみてください。
さて、数多くある自分の特徴を、この4つのカテゴリーに当てはめて考えます。
自分の特徴への理解が、さらに深まるはずです。
→「身長が高い」「はきはきした性格」「考え方が変わっている」
→「天然ぼけ」「車のハンドルを握ると、人が変わる」
→「高校時代の失恋を引きずっている」
→「実は、いい人を演じている」
こうしてみると、自分とはいえ、実にさまざまな一面があることに気づくでしょう。
特に難しい分析は「自分も他人も知らない自分」です。
これを発見するには、自分史が役立ちます。
作成した自分史を眺めながら、何か傾向があることに気づいてください。
長期で見ると、自分の偏った性格に気づける場合があります。
自分のことだから、自分が詳しいとは限りません。
自分で考える自分は、あくまで主観的な自分です。
自分のことは自分で考えるのが基本ですが、それだけでは不十分です。
自分に詳しいのは自分と思いがちですが、主観的すぎるため、客観的な視点が抜けていることがあります。
そこで必要なのが、他人からの視点です。
自分をよく知る人から、自分のことを聞いてみましょう。
家族・恩師・友人などです。
「私は、どんな性格に見えるか。どんな特徴があるか。どんな癖があるか」
そうしたことを、あえて他人に聞いてみるのです。
これを「他己分析」と言います。
できるだけ幅広い人から聞けば、自分の客観的な様子を具体的に知ることができます。
自分では気づかなかった一面に気づける可能性があります。
往々にして「自分から見た自分」と「他人から見た自分」は、一致しないものです。
自分では「だらしない性格」のつもりでも、他人からは「律義な性格」と思われていることもあるでしょう。
自分では「律義な性格」のつもりでも、他人からは「だらしない性格」と思われていることもあるでしょう。
逆の意見が聞けることも、珍しくありません。
意外な返事を聞いたときに動揺するかもしれませんが、貴重な意見として、落ち着いて受け止めることが大切です。
自分を知るためには、他人の意見も必要です。
親しい人に、自分の印象を聞くことで、意外な自分の一面を知ることができます。
自分では気づかなかった自分の特徴に気づくことで、自己分析の材料になるのです。
さて、このとき、よくある失敗があります。
他人から聞いた意見が違うと思ったとき、すぐ否定するケースです。
たとえば、自分では「暗い性格」と思っているとき、親しい人から「あなたは明るい性格だね」と言われたとします。
「それは違う」と否定したくなるでしょう。
イメージする自分とは逆のことを言われると、やはり受け入れがたい意見に聞こえます。
しかし、否定すると、意見を聞いた意味がありません。
結局、自分の気に入った意見しか受け入れなくなるため、自己分析につながらないのです。
他人がそう感じたなら、正解です。
どんな意見であれ、ひとまず素直に受け止めましょう。
「貴重な意見をありがとうございます」と、お礼を言います。
素直な意見には、素直に感謝です。
納得できない意見もあるかもしれませんが、わざわざ自分の印象を考えてくれただけでも、ありがたいことです。
大切なことは、受け止めた後です。
一度呼吸を整え「実際はどうだろうか」と、落ち着いて考える余裕を持ってください。
よく考えても「やはり違う」と思うままかもしれません。
逆に「たしかにそうかもしれない」と思える発見も、あるかもしれません。
まず受け止めて、冷静に落ち着いて考えれば、より正確な自己分析につながるでしょう。
自分のことは他人に聞くのも、1つの方法です。
自分で自分のことを考えるのも大切ですが、主観的であるため、わかりにくい場合があります。
他人の客観的な視点で見ると、自分の意外な一面を気づけるでしょう。
さて、このとき、見落としがちな点があります。
初対面の印象です。
他人に自分の印象を聞くのはいいのですが、現在の印象だけ聞いていないでしょうか。
他人に自分の印象を聞くなら「現在の印象」だけでなく「初対面の印象」も聞いてください。
なぜ、初対面の印象を知る必要があるのか。
面接官とは、初対面だからです。
初対面のときに与えた印象は、やはり面接でも、面接官に与える可能性が高い。
「初めて私と会ったとき、どんな印象を受けましたか」と聞くだけです。
もちろん状況によって、初対面の印象は異なるでしょうが、多くの人から聞いていると、一定の傾向が見られるはずです。
「偉そうに感じた」
「無口な印象があった」
「礼儀正しくて、好印象だった」
初対面で与えやすい印象がわかると、自己分析でも役立つでしょう。
特徴といえば、強調した印象を持つ人が多いでしょう。
目立つから特徴ですが、目立つ部分だけが特徴とは、限りません。
特徴は、何気ない部分です。
特に、自分の根底から根付いている本性は、日常の何気ないところで表れるものです。
たとえば、予定のない日曜日、あなたは何をしますか。
予定がある日曜日ではなく、予定のない日曜日で考えてみてください。
予定がなければ、きっと何かをしようとするはずです。
「暇だな。○○でもしようかな」と思うでしょう。
そこなのです。
その行動こそ、あなたらしい特徴が表れます。
音楽鑑賞・映画鑑賞・読書。
昼寝・買い物・料理・釣り・ドライブ。
予定のない日曜日、何をしようとするか、考えてみてください。
次に、それをするのは、なぜでしょうか。
特に理由もなく、しようと思うはずがありません。
無意識かもしれませんが、何か理由があって、それをしようとするはずです。
読書をしたければ、向上心の表れかもしれません。
人と会いたければ、人と接するのが好きなのかもしれません。
昼寝をしたければ、怠けやすい性格なのかもしれません。
予定のない日曜日に、あなたらしい特徴が表れるのです。
適性を調べるには、消去法も有効です。
「望む」ではなく「望まない」で考えていく方法です。
なかでも、特に強く望まないことを考えてみましょう。
次の3つの質問を、あなたならどう答えますか。
「これだけは嫌だ」という選択肢を見つけるのです。
自分が望まないことを知るのも、自己分析です。
自分が望まない選択肢から消していくことで、自分が望む選択肢がだんだん浮き彫りになります。
たとえば「夜勤の仕事だけは嫌だ」とわかれば、日勤の仕事がふさわしいとわかります。
「ITのことは全然わからない。ITの仕事だけは就きたくない」とわかれば、IT以外の仕事がふさわしいとわかります。
「通勤に時間のかかる企業だけは嫌だ」とわかれば、近場の企業がふさわしいとわかります。
体質や性格の都合上、強く反発を感じることがあるはずです。
望まないことを条件にして、仕事や企業を探すのも、いい方法です。
自己分析で考えてほしいのは、こだわりです。
「こだわりが強い」と聞けば、どことなく悪い印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
癖が強く、頑固で、しつこいなどのイメージがあるでしょう。
しかし、悪いと思うのは誤解です。
こだわりとは、言い換えれば、価値の追求です。
自分のこだわりに気づくことで、何に価値を感じ、追究しようとしているのか、気づけます。
往々にして、こだわりとは無意識です。
自分でも気づかないうちに、追究してしまう特徴があります。
ジャンルは何でもかまいません。
自分がこだわっていることを、思い付くまま、ノートに書いてみましょう。
ファッションでは、下着にこだわってしまう。
料理をするときには、盛り付けに時間をかけてしまう。
話すときは、表現に注意が向く。
人と待ち合わせをするときは、時間より場所を重視する。
くだらないこだわりから、真面目なこだわりまで、思い付くまま書いてみます。
こだわりは、仕事に生かせる可能性があります。
たとえば、細かい数字にこだわるなら、経理が適している可能性があるでしょう。
料理の盛り付けにこだわるなら、美意識が高い可能性があります。
表現にこだわるなら、文章能力が高い可能性もあり得ます。
あなたのこだわりは、何ですか。
こだわりこそ、あなたの潜在的魅力なのです。
自己分析は、自分の特徴がわかって終わりではありません。
自分の特徴がわかって満足するなら、単なる心理テストです。
自分の特徴がわかれば、どんな職種に、どう生かすことができるかを考えることが必要です。
つまり、自己分析の結果を、職業や職種に結びつける作業です。
おしゃれや洋服に興味があるなら、ファッション業界が適しているかもしれません。
健康や食事などに興味があるなら、食品業界が向いているのかもしれません。
人をまとめることに喜びを感じるなら、リーダーや司会者としての素質があるのかもしれません。
人の話を何時間も聞けるなら、カウンセラーが向いている可能性があります。
人にわかりやすく教えるのが得意なら、教師としての道がふさわしいでしょう。
「能力を発揮しやすい仕事は何か」「どんな職業で生かせそうか」などを、しっかり考えるのです。
自己分析がしっかりしていれば、面接でも、自己PRや志望動機も言いやすくなります。
「自分はなぜ、その仕事に向いているのか」「自分の長所をどう生かせそうか」などを、うまく説明できるようになります。
自分の特徴を理解したうえで志望したとわかれば、採用担当者もあなたの説明にうなずいてくれるでしょう。
職業や職種に結びつけるまでが、自己分析なのです。
自己分析に区切りがついても、就職活動中、課題意識は持ち続けたいところです。
就職活動を進めていくうちに、ふと気づく一面があるからです。
自己分析とは、アイデアを思いつく瞬間に似ています。
「思い浮かべよう」と思っているときには、なかなか思い浮かばない。
頑張っても頑張っても、思い浮かばない。
その一方で、何でもないときに、ふと思い浮かぶことがあります。
自己分析も同じです。
就職活動を進めていく中で、何らかの出来事がきっかけで、自分の新たな一面に気づくことがあります。
採用担当者と話をしているうちに、自分は聞き上手であることに気づくかもしれません。
面接官からの圧迫面接がきっかけで、自分は打たれ強い性格であることに気づくこともあるでしょう。
最初は卸売りに興味があっても、あらためて自分の特徴を考えると、実は小売りのほうが合っていると気づくかもしれません。
自己分析の課題を意識し続けていると、思わぬところで、自分の意外な特徴を発見しやすくなるのです。
自己分析に区切りがついても、課題意識は持ち続けましょう。
どこで何を発見するか、わかりません。
「自分にはまだ、自分でも知らない一面があるのではないか」
自己分析を意識しているからこそ、発見もしやすくなります。