公開日:2013年9月16日
執筆者:水口貴博

就職活動で自己分析をする30の方法

  • 就職活動のスタート地点とは。
就職活動で自己分析をする30の方法

就職活動のスタート地点とは。

就職活動は、自己分析から始まります。
就職活動は自由に進めることもできますが、適当な方法は回り道が発生しやすいため、得策ではありません。
すべての業界研究を詳しく研究していると、相当の時間がかかります。

なぜ、自己分析が必要なのか。

「自己分析は必要ない」
そんな声を耳にすることがあります。
「未熟の状態で自己分析しても、正確な分析はできない」

あなたは、まだ自分をよくわかっていない。

あなたは、自分をどのくらいわかっているでしょうか。
「せっかちな性格」
「運動神経が良い」

自己分析用ノートをつくらないと、自己分析は始まらない。

自己分析を始めるうえで、まず準備したい道具があります。
自己分析用ノートです。
就職活動では、就職活動用として、ノートを1冊準備するのが常識です。

自己分析を、哲学として考えない。

自己分析を、哲学として考える人がいます。
「人とは何か」
「自分は何のために生きているのか」

自己分析に焦りは禁物。
ゆっくり時間をかけていい。

学校の問題には、最初から答えが準備されています。
わからない問題があっても、回答を見れば、すぐ答えがわかります。
しかし、自己分析の答えは、どこにも書かれていません。

自分史を書いて、過去を振り返る。

自分史を書いてみましょう。
「自分史を書くほど、偉い人物ではない」
「それほど長く生きているわけではない」

自己分析では、ショックを受ける覚悟も必要。

自己分析をするとき、発見する特徴が、良い点ばかりとは限りません。
中には悪い点も見つかり、ショックを受けることもあるでしょう。
たとえば、自分をよく知る友人に、自分の客観的な印象を聞いたとします。

自己分析の基本になる、3つの質問。

自己分析の質問は、数多く存在します。
「10年後、どんな生活を送りたいのか」「今までいちばん楽しかった出来事」など、さまざまな質問があります。
なかでも、これだけは必ず押さえたい、自己分析の基本になる質問が、3つあります。

最初に考えるのは、職業ではなく、やりたいこと。

就職活動では、注意したい仕事の決め方があります。
職業で決めるのはよくないのです。
「医者になりたい」「弁護士になりたい」「パティシエになりたい」などです。

自己分析は、20歳以下で考える。

自己分析では、過去の自分を振り返ることが必要です。
自分の過去については「20歳以下」を目安に考えることを、おすすめします。
「若すぎる」と思うかもしれませんが、だからいいのです。

自己分析は、自分基準で進めていい。

自己分析をするとき、他人と比較する必要はありません。
他人と比較して考えると、自己分析に失敗するでしょう。
自己分析は、自分を基準にして考えることが大切です。

写真を活用すると、過去を思い出す作業がはかどる。

思い出そうと思っても、思い浮かばない。
自己分析では、そんな瞬間があります。
頭だけで思い出すこともできますが、少し難しく感じるでしょう。

意外に役立つ、成績表に書かれている先生の言葉。

自己分析で意外に役立つのは、学生時代の成績表です。
成績表に先生からの言葉の欄があるでしょう。
その言葉は、あなたを客観的に見たときの感想です。

団体行動のとき、あなたはどんなポジションに着きますか。

団体行動をしたときの様子を思い出してください。
たとえば、団体による学校行事です。
何かの学校行事で、団体で出かけることになったとき、あなたはどんなポジションに着きますか。

「自分には長所がある」と信じることが、長所を見つけるコツ。

長所がないと思うのは、誤解です。
そう思えるだけです。
長所を見ようとしていなければ「長所がない」と思って当然です。

褒められたことを、徹底的に思い出す。

過去を振り返り、自分が褒められたことを思い出してください。
「○○が上手ですね」
「○○がうまいですね」

長所も短所も見つかれば、そのままにしない。

自己分析で長所が見つかれば、それをどうするかです。
もちろんそのまま長所として生かすこともできますが、それで終わらせるのはもったいない。
長所は、もっと伸ばしましょう。

あなたの短所は、本当に短所?

性格とは面白い。
性格の善しあしは、実に曖昧です。
表現の仕方を工夫するだけで、長所にも短所にもなるからです。

自分の最大の特徴に気づく質問。

自分の最大の特徴を見つける簡単な方法があります。
ある質問を、自分に問いかけるだけでいいのです。
その質問とは「自分を一言で言うと」です。

人生のターニングポイントは、何ですか。

人生のターニングポイントとは何か。
人生のターニングポイントとは、自分の考え方や価値観を大きく変える出来事のことです。
人生では、ある出来事によって、自分ががらりと変わることがあります。

ジョハリの窓を使って、自己分析。

「自分の特徴」と一言で言っても、実にさまざまです。
目立つ特徴もあれば、隠れた特徴もあります。
その分析に役立つのが「ジョハリの窓」です。

自分のことは、他人に聞こう。

自分のことだから、自分が詳しいとは限りません。
自分で考える自分は、あくまで主観的な自分です。
自分のことは自分で考えるのが基本ですが、それだけでは不十分です。

他人の意見が納得できなくても、すぐ否定しない。

自分を知るためには、他人の意見も必要です。
親しい人に、自分の印象を聞くことで、意外な自分の一面を知ることができます。
自分では気づかなかった自分の特徴に気づくことで、自己分析の材料になるのです。

見落としがちな、初対面の印象。

自分のことは他人に聞くのも、1つの方法です。
自分で自分のことを考えるのも大切ですが、主観的であるため、わかりにくい場合があります。
他人の客観的な視点で見ると、自分の意外な一面を気づけるでしょう。

予定のない日曜日。
あなたは何をしますか。

特徴といえば、強調した印象を持つ人が多いでしょう。
目立つから特徴ですが、目立つ部分だけが特徴とは、限りません。
特徴は、何気ない部分です。

自分が望まないことを知るのも、自己分析。

適性を調べるには、消去法も有効です。
「望む」ではなく「望まない」で考えていく方法です。
なかでも、特に強く望まないことを考えてみましょう。

あなたの潜在的魅力は、どこにあるのか。

自己分析で考えてほしいのは、こだわりです。
「こだわりが強い」と聞けば、どことなく悪い印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
癖が強く、頑固で、しつこいなどのイメージがあるでしょう。

職業や職種に結びつけるまでが、自己分析。

自己分析は、自分の特徴がわかって終わりではありません。
自分の特徴がわかって満足するなら、単なる心理テストです。
自分の特徴がわかれば、どんな職種に、どう生かすことができるかを考えることが必要です。

自己分析に区切りがついても、課題意識は持ち続けたい。

自己分析に区切りがついても、就職活動中、課題意識は持ち続けたいところです。
就職活動を進めていくうちに、ふと気づく一面があるからです。
自己分析とは、アイデアを思いつく瞬間に似ています。

全文

プロローグ
1

就職活動のスタート地点とは。

就職活動のスタート地点とは。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

就職活動は、自己分析から始まります。

就職活動は自由に進めることもできますが、適当な方法は回り道が発生しやすいため、得策ではありません。

すべての業界研究を詳しく研究していると、相当の時間がかかります。

気になる企業説明会にすべて出席するのも、数が多すぎて、現実的ではないでしょう。

武器になる資格をすべて取得するのも、時間とお金がかかりすぎます。

就職活動は、時間もお金も限られているため、効率よく進める必要があります。

そのために必要なのが、自己分析です。

まず自己分析によって、自分の特徴を把握するからこそ、ふさわしい職業や職種が見えてきます。

大まかな自分の特徴がわかるだけでも、就職活動が行動しやすくなります。

アプローチのタイミング、必要と不必要、優先と後回しなどの選択がしやすくなります。

後に続く、資格取得・業界研究・企業研究なども、スムーズにできるのです。

就職活動のスタート地点は、自己分析なのです。

就職活動で自己分析をする方法(1)
  • 就職活動は、自己分析から始める。
2

なぜ、自己分析が必要なのか。

なぜ、自己分析が必要なのか。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

「自己分析は必要ない」

そんな声を耳にすることがあります。

「未熟の状態で自己分析しても、正確な分析はできない」

「社会を経験していない学生に、まだ適正はない」

もちろん中には理にかなった理由もあるようです。

では、自己分析は不要かというと、それは違います。

異論はあるにせよ、やはり自己分析は必要です。

なぜ、自己分析が必要なのか。

その理由は、3つあります。

(理由1)
自分の適性を知るため

手当たりしだいに仕事を選ぶのは、得策ではありません。

適当に仕事を選んでも、自分に合っていなければ、努力は実りにくい上、長続きもしないでしょう。

自分の適性を知ることで、ふさわしい業界・職種・企業などがわかり、就職活動の効率を上げる効果があります。

自分に適した仕事に就けば、得意や長所を生かしやすくなります。

安定しやすい上、充実感や達成感も得られやすくなるのです。

(理由2)
将来像を明確にするため

適正が見つかる延長で、将来像が明確になるメリットがあります。

適正がわかれば、その能力を生かすことで、より具体的な未来を描くことができるようになるでしょう。

「将来はこうありたい」という将来像が明確になれば、就職活動への意欲も、より強くなるはずです。

(理由3)
自己PRや志望動機を明確にするため

自分の適性がわかれば、自己PRや志望動機の説得力を増す効果があります。

「なぜこの仕事や企業を選んだのか」「なぜ仕事に生かせるのか」など、理由や裏付けをうまく説明できるようになるからです。

適正で得られた結果は、説得力を増す材料として生かせます。

以上の3つの理由から、自己分析は必要です。

無駄にはなりませんから、やって損はありません。

そもそも、自己分析をする機会は、そう頻繁にあるものではありません。

もしかすると、人生において、最初で最後の機会になる可能性もゼロではないのです。

あなたの人生の主役は、あなたです。

自分が自分を知らなければ、人生もうまく渡っていけないでしょう。

「今こそ自己分析をするべきベストタイミング」と考え、自分をしっかり見つめる必要があるのです。

就職活動で自己分析をする方法(2)
  • 自己分析は、無駄と思わず、真剣に取り組む。
3

あなたは、まだ自分をよくわかっていない。

あなたは、まだ自分をよくわかっていない。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

あなたは、自分をどのくらいわかっているでしょうか。

「せっかちな性格」

「運動神経が良い」

「人と話をするのが好き」

もちろんすでにわかっている部分もあるでしょうが、おそらくそれは一部でしょう。

あなたの魅力は、そんなちっぽけなはずがありません。

一部だけで全体を決め付けるのは、少し無理があるのではないでしょうか。

そこで必要なのは「まだ自分をよくわかっていない」という考え方です。

「自分はこういう人間だ」というのは、思い込みかもしれません。

一度、考えを白紙にしましょう。

「まだ自分をよくわかっていない」と思うことで、初心に返れます。

過去を振り返ると、自分が思っている姿とは逆の様子に気づくこともあるでしょう。

あるいは、自分が思っている以上に、大きな魅力があることに気づくこともあるはずです。

偏見や先入観を取り除いて、自分を振り返ってみましょう。

一度、頭を白紙の状態にすることで、自己分析がスムーズにしやすくなるはずです。

就職活動で自己分析をする方法(3)
  • 「まだ自分をよくわかっていない」という前提で、自己分析を始める。
4

自己分析用ノートをつくらないと、自己分析は始まらない。

自己分析用ノートをつくらないと、自己分析は始まらない。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析を始めるうえで、まず準備したい道具があります。

自己分析用ノートです。

就職活動では、就職活動用として、ノートを1冊準備するのが常識です。

就職活動用とは別に、自己分析用としても、ノートを1冊準備してほしいのです。

そもそも人間は、忘れるようにできています。

自分の特徴がわかったとしても、それを書き記すものがなければ、すぐ忘れるでしょう。

自分史を作成するにせよ、ノートにしっかり書いたほうが、整理しやすくなります。

頭の中で考えるのだけは、避けたい。

頭で考えたことは、そのときは覚えていても、すぐ忘れます。

頭の中で考えたことを文字にすれば、消えることはありません。

情報を整理しやすくなるため、自己分析の効率が飛躍的に向上するのです。

ノート1冊の費用がかかりますが、ここは出し惜しみするところではありません。

わずかな出費で効率が飛躍的に向上するのですから、安いものです。

ノートは、けい線が引かれた、普通のタイプで十分です。

もちろんルーズリーフでもかまいません。

とにかく、自己分析用ノートを、1冊準備しましょう。

自己分析用ノートをつくらないと、自己分析は始まらないのです。

就職活動で自己分析をする方法(4)
  • 自己分析用ノートを、1冊つくる。
5

自己分析を、哲学として考えない。

自己分析を、哲学として考えない。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析を、哲学として考える人がいます。

「人とは何か」

「自分は何のために生きているのか」

「人生とは何のために存在しているのか」

たしかに自分を追究する様子は、哲学に似ている部分もあります。

自己分析は、深みにはまると大変です。

「自分とは何か」を考えると「人とは何か」という問いに行き着くでしょう。

「人とは何か」を考えると「人は何のために生まれてきたのか」という問いに行き着くでしょう。

考える規模が大きくなりすぎて、自己分析だけで、人生が終わってしまうでしょう。

自己分析を、哲学として考えないことです。

自己分析とは何か。

自己分析とは、自分の個性・適性・目標などを見つけ出す作業です。

自分の大まかな特徴を見つけ、職業・職種・企業などの選択に役立てるのが狙いです。

「自分の性格」

「自分の長所・短所」

「自分の得意・不得意」

「自分の好きなこと・嫌いなこと」

これらを見つけるだけでいいのです。

哲学として考えず、あくまで就職活動に生かせる点だけわかれば、十分なのです。

就職活動で自己分析をする方法(5)
  • 自己分析を、哲学として考えないようにする。
6

自己分析に焦りは禁物。ゆっくり時間をかけていい。

自己分析に焦りは禁物。ゆっくり時間をかけていい。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

学校の問題には、最初から答えが準備されています。

わからない問題があっても、回答を見れば、すぐ答えがわかります。

しかし、自己分析の答えは、どこにも書かれていません。

自分の内側に存在します。

答えを自分で考え、見つける必要があるのです。

私たちは今まで、学校で一般教養の勉強はしましたが、自分についての勉強はしてきませんでした。

しかも、答えが出たとしても、学校の問題とは違い、はっきり回答が準備されているわけではありません。

答えが出た後も「これが本当に正しいのだろうか」と悩むことになるでしょう。

確信が持てなかったり、まだ先があるような気がしたりします。

だから、時間がかかる。

自己分析に、焦りは禁物です。

自己分析には、自分の過去を振り返る必要がありますが、過去といっても膨大です。

20年ほどある過去を1つ1つ思い出して、自分の特徴に気づいていきます。

それぞれの場面で、どんな気持ちで、自分はどう対応したのかなどを思い出して、自分の個性を把握していきます。

自己分析は、冷静になって考える必要がありますが、焦っていると、自分が冷静にできなくなります。

焦らず、しっかり時間をかけて見つけることが必要です。

時間がかかって当然。

むしろ、たっぷり時間をかけることが大切です。

幸い、自己分析の開始時期は、自由です。

大学1年から始めることも可能です。

大学のできるだけ早い段階から考え始め、時間をかけて、自分を研究しましょう。

就職活動で自己分析をする方法(6)
  • 自己分析は、ゆっくり時間をかける。
7

自分史を書いて、過去を振り返る。

自分史を書いて、過去を振り返る。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自分史を書いてみましょう。

「自分史を書くほど、偉い人物ではない」

「それほど長く生きているわけではない」

そんなことを思うかもしれません。

偉人の伝記の影響でしょうか。

「自分史は、偉い人が書く文書」という先入観を抱く人が多いようです。

しかし、自分史は、偉い人だけが書くものとは限りません。

地位・身分・肩書・年齢・性別にかかわらず、誰でも書けます。

特に就職活動における自己分析では、ぜひ挑戦したい課題です。

自分史をつくらずして、自己分析はできないと言ってもいいでしょう。

箇条書きでいいのです。

箇条書きでも、立派な自分史。

自分の過去を、1年ごとに振り返ります。

その年に起こった大きな出来事を、箇条書きでいいので、書き記します。

好き・嫌い、得意・不得意なども考えず、とにかく大きな出来事を書くのです。

箇条書きにした自分史の例

  • 2007年(15歳)高校受験に専念する(特に数学が得意だった)
  • 2008年(16歳)生徒会長を務める(人をまとめるのに苦労した)
  • 2009年(17歳)初めて恋人ができる
  • 2010年(18歳)祖父が亡くなる(肺気腫)
  • 2011年(19歳)初めてのアルバイトを経験する(地元のレストラン)
  • 2012年(20歳)サークルのテニス活動に専念する(1日5時間の練習)
  • 2013年(21歳)富士山の登頂に成功(家族と同行)

決まったルールはありません。

細かい形式にこだわらず、自分が書きやすいように書いていきましょう。

出来事の善しあしは考えず、自分にとって大きな出来事を書けばいいのです。

書き始めると勢いに乗り、芋づる式にどんどん思い出されていくはずです。

この自分史は、自己分析の答えではありませんが、自己分析をする際の強力な材料になるでしょう。

「自分史」という目に見える文書があると、思い出しやすくなったり、具体的になったりするのです。

就職活動で自己分析をする方法(7)
  • 箇条書きでいいから、自分史を書いて、過去を振り返る。
8

自己分析では、ショックを受ける覚悟も必要。

自己分析では、ショックを受ける覚悟も必要。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析をするとき、発見する特徴が、良い点ばかりとは限りません。

中には悪い点も見つかり、ショックを受けることもあるでしょう。

たとえば、自分をよく知る友人に、自分の客観的な印象を聞いたとします。

「性格がよさそうに見えるけど、実は単なる八方美人だよね。周りに流されていて、主体性がないよね」

ずばり指摘されれば、誰でもショックを受けて当然。

言われた相手が、自分をよく知る人なら、ショックもいっそう大きくなるでしょう。

そこで人によっては、自己分析を避けようとすることがあります。

傷つくのが怖いため、無意識のうちに、他人の意見を無視することがあります。

「自己分析なんて意味がない」という口実を見つけ、自己分析をしない道を選んでしまうのです。

しかし、自己分析なくして、就職活動の成功はありません。

きちんと就職活動をしようと思えば、自己分析は、必ず通らなければいけない道。

ショックを受けることも、必ず通る道になるのです。

世の中に完璧な人はいません。

誰にでも悪い点や弱点があるように、自分にも、悪い点や弱点などが見つかるはずです。

自分を研究すれば、悪いことも見つかって当然です。

ショックを受ける覚悟を決めて、自己分析に挑むことです。

もし悪い点が見つかったとしても、ポジティブに考えればいいことです。

「今のうちに悪いところが見つかって良かった。これで早めに改善できる。教えてくれてありがとう」

そう考えれば、たとえショックを受けても、最小限で済むでしょう。

悪い点が見つかっても、早く立ち直れるのです。

就職活動で自己分析をする方法(8)
  • 自己分析では、ショックを受ける覚悟を決める。
9

自己分析の基本になる、3つの質問。

自己分析の基本になる、3つの質問。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析の質問は、数多く存在します。

「10年後、どんな生活を送りたいのか」「今までいちばん楽しかった出来事」など、さまざまな質問があります。

なかでも、これだけは必ず押さえたい、自己分析の基本になる質問が、3つあります。

「性格」「好き・嫌い」「得意・不得意」です。

(質問1)
性格

あなたは、どんな性格でしょうか。

自分の過去を振り返り、自分の性格に気づきましょう。

  • 几帳面きちょうめん、大ざっぱ
  • 優しい、乱暴
  • 横柄、謙虚
  • 頑張り屋、怠け者
  • せっかち、おおらか
  • おしゃべり、無口
  • 積極的、消極的
  • ポジティブ、ネガティブ
  • 大人っぽい、子どもっぽい
  • 夢中になりやすい、諦めやすい

過去の自分の行動を手がかりに、自分の性格を恥ずかしがらずに書き出してください。

「○○のときは几帳面。○○のときは大ざっぱ」という、条件付きの書き方でもOKです。

(質問2)
好き・嫌い

好きなことと嫌いなことを、はっきりさせましょう。

何をしているとき、楽しく感じるか。

何をしているとき、つまらなく感じるか。

自分の好き嫌いを書くのは恥ずかしく思うかもしれませんが、人生を左右する大事な部分です。

正直に、ありのまま書きましょう。

(質問3)
得意・不得意

好き・嫌いと似ていますが、違います。

簡単に言えば、相性です。

自分の好みとは関係なく、最初から相性が良いこともあれば、悪いこともあるでしょう。

好きなことが、得意とは限りません。

歴史は、好きであるにもかかわらず、理解が遅く、成績も悪いかもしれません。

嫌いだから不得意とも限りません。

数学は、好きではないにもかかわらず、理解が早く、成績もいいのかもしれません。

好き・嫌いという感情は抜きにして、現実として、自分の得意・不得意を書き出してみましょう。

就職活動で自己分析をする方法(9)
  • 「性格」「好き・嫌い」「得意・不得意」の3つを徹底的に考える。
10

最初に考えるのは、職業ではなく、やりたいこと。

最初に考えるのは、職業ではなく、やりたいこと。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

就職活動では、注意したい仕事の決め方があります。

職業で決めるのはよくないのです。

「医者になりたい」「弁護士になりたい」「パティシエになりたい」などです。

一見すると、問題ないように思えますが、注意が必要です。

職業が、最初に来るのは理想ではありません。

見栄だからです。

職業で仕事を選ぶのは、見栄が関係しています。

「かっこいいから。世間体がいいから。尊敬されるから」というのは、不純な動機です。

職業の響きだけで仕事を選ぶと、失敗します。

職業だけで決めてしまうと、その仕事に就いた瞬間、夢が達成されます。

「ああ。夢が叶った」と思い、抜け殻になるのです。

どんな仕事も大変です。

一見、かっこいい仕事に見えても、裏舞台は戦争です。

対立やトラブルがあり、泥臭くてつらいことばかりです。

職業の響きだけで決めると、その職業に就いてから「こんなはずではなかった」と、失望しやすくなるでしょう。

では、何を基準に決めればいいのか。

やりたいことです。

いちばん大切なことは、何をやりたいかです。

人に教えたいのか。

人を笑わせたいのか。

人のけがを治したいのか。

機械を扱いたいのか。

プログラミングをしたいのか。

部屋をきれいにしたいのか。

服をコーディネートしたいのか。

まず、やりたいことがあって、次にそれを実現できる仕事を選びます。

職業の響きに惑わされないことです。

まず必要なのは「自分のやりたいこと」です。

そのやりたいことを実現する手段として、職業を考えるのです。

就職活動で自己分析をする方法(10)
  • 職業より、やりたいことを、最初に決める。
11

自己分析は、20歳以下で考える。

自己分析は、20歳以下で考える。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析では、過去の自分を振り返ることが必要です。

自分の過去については「20歳以下」を目安に考えることを、おすすめします。

「若すぎる」と思うかもしれませんが、だからいいのです。

20歳以下が、その人の本質だからです。

年齢が高くなればなるほど大人になりますが、いいことばかりではありません。

大人になると、かえってその人の本質がわかりにくくなります。

20歳を越えると、知識や常識などが一定量に達します。

もちろん知識や常識が増えるのは素晴らしいことですが、自己分析では邪魔になる場合が多いのです。

知識や常識が増えた分、余分なことを考えてしまう。

利害・損得・効率・評判・将来性などです。

余分な情報が混じった結果、自分の素の状態がわかりにくくなるのです。

20歳以下は、絶対的基準ではありませんが、1つの目安にしてください。

世間をよくわかっていない時期だからいいのです。

未熟な状態は、素の状態です。

まだ世間知らずだったころのあなたこそ、本当のあなたです。

未熟な状態のほうが、本来の自分の本性が、よく表れるのです。

就職活動で自己分析をする方法(11)
  • 自己分析は「20歳以下」を目安に考える。
12

自己分析は、自分基準で進めていい。

自己分析は、自分基準で進めていい。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析をするとき、他人と比較する必要はありません。

他人と比較して考えると、自己分析に失敗するでしょう。

自己分析は、自分を基準にして考えることが大切です。

たとえば、歴史が得意だとします。

自分は歴史が得意だとしても、世の中には、もっと得意な人がいるでしょう。

上には、必ず上がいます。

自分より優秀な人と比べれば、自分の得意は大したことないと思うかもしれません。

しかし、そんなことを言っていると、すべての基準が曖昧になります。

他人との比較は不要です。

他人との比較は忘れましょう。

自分が得意と感じるなら、得意です。

性格に関しても、好き嫌いに関しても、同じです。

あくまで、自分がどう思うかです。

自己分析は、自分基準で進めましょう。

就職活動で自己分析をする方法(12)
  • 自己分析は、他人との比較ではなく、自分基準で進める。
13

写真を活用すると、過去を思い出す作業がはかどる。

写真を活用すると、過去を思い出す作業がはかどる。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

思い出そうと思っても、思い浮かばない。

自己分析では、そんな瞬間があります。

頭だけで思い出すこともできますが、少し難しく感じるでしょう。

「自分の小学校時代を思い出せ」と急に言われても、とっさに思い出せず、苦労するのではないでしょうか。

思い出せたとしても、部分的になり、全体像の把握が難しいのではないでしょうか。

そんなときに、過去を思い出しやすくなるアイテムがあります。

写真です。

自分が今まで撮った写真を、見直してみましょう。

自宅にある写真アルバムでもかまいません。

デジタルカメラで撮った写真でもいいでしょう。

写真を見た瞬間「そうそう。こんな出来事があったな」と、芋づる式に思い出されていくに違いありません。

写真を活用することで、過去を思い出す作業がはかどるはずです。

特におすすめなのが、卒業アルバムです。

卒業アルバムには、学校の日常から行事の風景まで、さまざまな写真が載っています。

授業中の写真があれば、授業中での出来事を思い出すでしょう。

文化祭の写真があれば、文化祭での出来事を思い出すでしょう。

運動会の写真があれば、運動会での出来事を思い出すでしょう。

卒業アルバムは、学生時代が要約されているため、学生時代の全体像が把握しやすくなるメリットもあります。

就職活動で自己分析をする方法(13)
  • 卒業アルバムを見て、学生時代を思い出し、自己分析に役立てる。
14

意外に役立つ、成績表に書かれている先生の言葉。

意外に役立つ、成績表に書かれている先生の言葉。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析で意外に役立つのは、学生時代の成績表です。

成績表に先生からの言葉の欄があるでしょう。

その言葉は、あなたを客観的に見たときの感想です。

「ねばり強い性格ではあるが、逆に周りが見えなくなることがあるようだ」

「いつもクラスの人気者。ムードメーカー」

「忘れ物が多い」

「いつも素直で正直」

「少し怒りやすい性格が見られる」

先生からのささいな言葉ですが、客観的な視点であるため、自己分析に役立ちます。

人の性格は、そうそう変わるものではありません。

たとえ小学生時代の成績表でも、先生からのメッセージは、要点を的確に捉えた内容が多いのではないでしょうか。

先生の言葉を、小学・中学・高校を通して見比べると、何らかの傾向が見えるはずです。

「そうか。自分はこういう人間だったのか」という発見や再認識ができるでしょう。

就職活動で自己分析をする方法(14)
  • 成績表に書かれている先生の言葉を、読み返す。
15

団体行動のとき、あなたはどんなポジションに着きますか。

団体行動のとき、あなたはどんなポジションに着きますか。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

団体行動をしたときの様子を思い出してください。

たとえば、団体による学校行事です。

何かの学校行事で、団体で出かけることになったとき、あなたはどんなポジションに着きますか。

何でもない瞬間ですが、こういうときこそ、人の本性が現れる瞬間です。

もし、自分から団体を引っ張るなら、リーダーの素質があるのでしょう。

人をまとめて、統率するのを好むことがわかります。

団体の前のほうを歩くタイプなのか、後ろのほうを歩くタイプなのか。

前のほうを歩くなら、好奇心が強かったり、積極的に行動したりするタイプなのでしょう。

3人が横並びになったとき、自分は真ん中になるタイプなのか、端になるタイプなのか。

真ん中になるタイプなら、人気者であったり、頼られやすいタイプだったりするのでしょう。

団体の中で、友人の世話をするタイプなのか、世話をされるタイプなのか。

世話をするタイプなら、面倒見が良かったり、能力が優れていたりするのでしょう。

団体行動のとき、あなたはどんなポジションに着きやすいのか思い出してください。

どんなポジションのとき、心地よさを感じるのか。

団体行動をしたときのポジションとは、客観的に自分の様子を知る重要な手がかりです。

こういうときこそ、自分らしい性格がよく見えるのです。

就職活動で自己分析をする方法(15)
  • 団体行動をしたときの自分の様子を思い出して、自己分析に役立てる。
16

「自分には長所がある」と信じることが、長所を見つけるコツ。

「自分には長所がある」と信じることが、長所を見つけるコツ。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

長所がないと思うのは、誤解です。

そう思えるだけです。

長所を見ようとしていなければ「長所がない」と思って当然です。

どんな人にも、長所があります。

あなたにも、長所があります。

これまで20年ほど生きてきた人に、長所が1つもないはずはありません。

「自分には長所がない」と思っていると、いつまで経っても長所が見つけられません。

ささいな誤解で、自分の可能性をつぶさないことです。

もし、自分で長所がわからなければ、あなたをよく知る人に聞いてみればいいのです。

親・先生・友人などです。

自分でも気づかなかった長所を、ずばり教えてくれるでしょう。

どんな人にも長所があるのですから、探せばきっと見つかります。

「自分には長所がある」と信じることが、長所を見つけるコツなのです。

就職活動で自己分析をする方法(16)
  • 「自分には長所がある」と、信じる。
17

褒められたことを、徹底的に思い出す。

褒められたことを、徹底的に思い出す。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

過去を振り返り、自分が褒められたことを思い出してください。

「○○が上手ですね」

「○○がうまいですね」

自分では普通と思うことかもしれませんが、必ずしも普通とは限りません。

褒められたことは、他人から見て、素晴らしい魅力と感じている証拠です。

幼少期から現在まで、どんなことを褒められたでしょうか。

とにかく褒められたことを、素直にノートに書き出してみましょう。

大げさに褒められたことだけでなく、友人が「すごいね」とぼそりと言ったことも含めます。

褒められた時期や度合いに関係なく、とにかく褒められたことのすべてです。

すると、ぼんやりですが、自分の特徴が見えてくるはずです。

同じようなことを、繰り返し褒められたことはないでしょうか。

いろいろな人から何度も褒められるなら、それだけ特徴が目立っているということです。

繰り返しますが、思い出すだけではいけません。

思い出した後は、自己分析用ノートに書き出してください。

書くから文字として残り、自覚が促されます。

就職活動で自己分析をする方法(17)
  • 褒められたことをすべて思い出して、ノートに書き出す。
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長所も短所も見つかれば、そのままにしない。

長所も短所も見つかれば、そのままにしない。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析で長所が見つかれば、それをどうするかです。

もちろんそのまま長所として生かすこともできますが、それで終わらせるのはもったいない。

長所は、もっと伸ばしましょう。

たとえば、英語が得意なら、もっと英語の勉強をします。

もともと相性の良いことを真剣に集中すれば、短時間で、さらに伸びる可能性があります。

長所である英語がさらに強くなれば、さらに強いアピールポイントになるため、就職活動が有利になるでしょう。

逆に、短所がわかれば「克服できないか」と考えてみてください。

たとえば、話すのが苦手でも、きちんと練習を繰り返せば、少しはうまくなるかもしれません。

完全に克服できなくても、苦手意識が小さくなるだけでも、意味はあるでしょう。

「長所はもっと伸ばす。短所はできるだけ克服する」

この2つの相乗効果によって、就職活動がより有利に進められるはずです。

長所を伸ばすにせよ、短所を克服するにせよ、時間があるからこそできることです。

自己分析は、できるだけ早い段階で行い、長所と短所の改善に取り組みましょう。

就職活動で自己分析をする方法(18)
  • 時間がある学生時代のうちに、長所はもっと伸ばし、短所はできるだけ克服する。
19

あなたの短所は、本当に短所?

あなたの短所は、本当に短所? | 就職活動で自己分析をする30の方法

性格とは面白い。

性格の善しあしは、実に曖昧です。

表現の仕方を工夫するだけで、長所にも短所にもなるからです。

たとえば「頑固な性格」があるとします。

頑固と聞けば、ネガティブな印象があるでしょう。

しかし「頑固な性格」を「妥協しない性格」と言い換えると、印象はがらりと変わります。

とてもポジティブな印象になり、長所になります。

どちらも同じ性格ですが、表現の仕方によって、短所が長所に変わります。

「神経質」という性格も「細かい配慮ができる性格」といえば、長所になります。

「潔癖症」を「清潔感を大切にする性格」と表現すれば、やはり長所になります。

「人の話を聞かない性格」は「自主性の強い性格」と言い換えられます。

「変わった性格」は「独自性の高い性格」と言い換えられます。

「無口な性格」は「おとなしい性格」と言い換えられます。

「お節介な性格」は「面倒見のいい性格」と言い換えられます。

「良い性格」「悪い性格」という定義は、あってないようなものです。

性格を改善する必要はありません。

そもそも性格は、簡単に変えられるものではありません。

性格を変えるのではなく、表現を変えればいいのです。

「自分にいいところはない」と思いますが、実際は「いいところばかり」と気づくはずです。

就職活動で自己分析をする方法(19)
  • 短所を、長所に変える。
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自分の最大の特徴に気づく質問。

自分の最大の特徴に気づく質問。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自分の最大の特徴を見つける簡単な方法があります。

ある質問を、自分に問いかけるだけでいいのです。

その質問とは「自分を一言で言うと」です。

自分の特徴はたくさんあるかもしれませんが、細かい点はいいのです。

まず、最も大きなところに注目することが大切です。

「自分を一言で言うのは難しい」と思うかもしれませんが、あえて強引に一言でまとめます。

一言でまとめようとすると、頭の中が整理され、最大の特徴に注目せざるを得なくなります。

その結果、自分の最大の特徴に気づきやすくなるのです。

ではさっそく、自分に問いかけてみてください。

「自分を一言で言うと」

しばらく考えると、ふわっと思い浮かぶ何かがあるはずです。

それが、あなたの最大の特徴です。

どんな特徴でも、あなたの素晴らしい個性です。

自分の大切な宝物ですから、大事にしましょう。

就職活動で自己分析をする方法(20)
  • 「自分を一言で言うと」で、自分の最大の特徴に気づく。
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人生のターニングポイントは、何ですか。

人生のターニングポイントは、何ですか。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

人生のターニングポイントとは何か。

人生のターニングポイントとは、自分の考え方や価値観を大きく変える出来事のことです。

人生では、ある出来事によって、自分ががらりと変わることがあります。

「20年程度の人生で、人生のターニングポイントなんてない」と思うかもしれません。

しかし、過去をしっかり振り返ってみましょう。

大きな変化をもたらした出来事が、1つや2つ、あるはずです。

引っ越しによって生活環境ががらりと変わり、生き方まで変わった。

先生から何時間も叱られて、大事なことに気づかされた。

ある本との出会いが、自分の人生観を変えた。

友人を病気で失って、生と死に対する見方が変わった。

大きな失恋をして、恋愛観が変わった。

ボランティアで素晴らしい体験をして、夢ができた。

海外旅行で信じがたい光景を目にして、一気に見識の幅が広がった。

衝撃的な出来事を思い出してください。

必ず、あるはずです。

体の変化は、一晩で変化することはありませんが、心の変化は違います。

考え方や価値観などは、ある衝撃的な出来事によって、一気に変化する場合があります。

大切なのは、変化の前と後です。

どんな状態が、どう変化したのかを、書いてみましょう。

成長の前と後は、ギャップがあります。

人生のターニングポイントに注目することで、自分の変化に気づきやすくなり、自己分析の手がかりになるでしょう。

就職活動で自己分析をする方法(21)
  • 人生のターニングポイントを、振り返る。
22

ジョハリの窓を使って、自己分析。

ジョハリの窓を使って、自己分析。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

「自分の特徴」と一言で言っても、実にさまざまです。

目立つ特徴もあれば、隠れた特徴もあります。

その分析に役立つのが「ジョハリの窓」です。

ジョハリの窓とは、対人関係における気づきのグラフモデルの通称です。

「解放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」の4つの窓を通して、自分の特徴を分類するというものです。

対人関係に活用されることが多いのですが、自己分析にも役立てることができます。

あなたの数多くの性格を、次の4つに分類してみてください。

  • 解放の窓(自分も他人も知っている自分)
  • 盲点の窓(自分が知らないで、他人が知っている自分)
  • 秘密の窓(自分が知っていて、他人が知らない自分)
  • 未知の窓(自分も他人も知らない自分)

さて、数多くある自分の特徴を、この4つのカテゴリーに当てはめて考えます。

自分の特徴への理解が、さらに深まるはずです。

  • 解放の窓(自分も他人も知っている自分)

→「身長が高い」「はきはきした性格」「考え方が変わっている」

  • 盲点の窓(自分が知らないで、他人が知っている自分)

→「天然ぼけ」「車のハンドルを握ると、人が変わる」

  • 秘密の窓(自分が知っていて、他人が知らない自分)

→「高校時代の失恋を引きずっている」

  • 未知の窓(自分も他人も知らない自分)

→「実は、いい人を演じている」

こうしてみると、自分とはいえ、実にさまざまな一面があることに気づくでしょう。

特に難しい分析は「自分も他人も知らない自分」です。

これを発見するには、自分史が役立ちます。

作成した自分史を眺めながら、何か傾向があることに気づいてください。

長期で見ると、自分の偏った性格に気づける場合があります。

就職活動で自己分析をする方法(22)
  • 「ジョハリの窓」を使って、自分の特徴を把握する。
23

自分のことは、他人に聞こう。

自分のことは、他人に聞こう。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自分のことだから、自分が詳しいとは限りません。

自分で考える自分は、あくまで主観的な自分です。

自分のことは自分で考えるのが基本ですが、それだけでは不十分です。

自分に詳しいのは自分と思いがちですが、主観的すぎるため、客観的な視点が抜けていることがあります。

そこで必要なのが、他人からの視点です。

自分をよく知る人から、自分のことを聞いてみましょう。

家族・恩師・友人などです。

「私は、どんな性格に見えるか。どんな特徴があるか。どんな癖があるか」

そうしたことを、あえて他人に聞いてみるのです。

これを「他己分析」と言います。

できるだけ幅広い人から聞けば、自分の客観的な様子を具体的に知ることができます。

自分では気づかなかった一面に気づける可能性があります。

往々にして「自分から見た自分」と「他人から見た自分」は、一致しないものです。

自分では「だらしない性格」のつもりでも、他人からは「律義な性格」と思われていることもあるでしょう。

自分では「律義な性格」のつもりでも、他人からは「だらしない性格」と思われていることもあるでしょう。

逆の意見が聞けることも、珍しくありません。

意外な返事を聞いたときに動揺するかもしれませんが、貴重な意見として、落ち着いて受け止めることが大切です。

就職活動で自己分析をする方法(23)
  • 自分のことを、他人に聞く。
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他人の意見が納得できなくても、すぐ否定しない。

他人の意見が納得できなくても、すぐ否定しない。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自分を知るためには、他人の意見も必要です。

親しい人に、自分の印象を聞くことで、意外な自分の一面を知ることができます。

自分では気づかなかった自分の特徴に気づくことで、自己分析の材料になるのです。

さて、このとき、よくある失敗があります。

他人から聞いた意見が違うと思ったとき、すぐ否定するケースです。

たとえば、自分では「暗い性格」と思っているとき、親しい人から「あなたは明るい性格だね」と言われたとします。

「それは違う」と否定したくなるでしょう。

イメージする自分とは逆のことを言われると、やはり受け入れがたい意見に聞こえます。

しかし、否定すると、意見を聞いた意味がありません。

結局、自分の気に入った意見しか受け入れなくなるため、自己分析につながらないのです。

他人がそう感じたなら、正解です。

どんな意見であれ、ひとまず素直に受け止めましょう。

「貴重な意見をありがとうございます」と、お礼を言います。

素直な意見には、素直に感謝です。

納得できない意見もあるかもしれませんが、わざわざ自分の印象を考えてくれただけでも、ありがたいことです。

大切なことは、受け止めた後です。

一度呼吸を整え「実際はどうだろうか」と、落ち着いて考える余裕を持ってください。

よく考えても「やはり違う」と思うままかもしれません。

逆に「たしかにそうかもしれない」と思える発見も、あるかもしれません。

まず受け止めて、冷静に落ち着いて考えれば、より正確な自己分析につながるでしょう。

就職活動で自己分析をする方法(24)
  • 他人の意見が気に入らなくても、否定せず、まず素直に受け止める。
25

見落としがちな、初対面の印象。

見落としがちな、初対面の印象。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自分のことは他人に聞くのも、1つの方法です。

自分で自分のことを考えるのも大切ですが、主観的であるため、わかりにくい場合があります。

他人の客観的な視点で見ると、自分の意外な一面を気づけるでしょう。

さて、このとき、見落としがちな点があります。

初対面の印象です。

他人に自分の印象を聞くのはいいのですが、現在の印象だけ聞いていないでしょうか。

他人に自分の印象を聞くなら「現在の印象」だけでなく「初対面の印象」も聞いてください。

なぜ、初対面の印象を知る必要があるのか。

面接官とは、初対面だからです。

初対面のときに与えた印象は、やはり面接でも、面接官に与える可能性が高い。

「初めて私と会ったとき、どんな印象を受けましたか」と聞くだけです。

もちろん状況によって、初対面の印象は異なるでしょうが、多くの人から聞いていると、一定の傾向が見られるはずです。

「偉そうに感じた」

「無口な印象があった」

「礼儀正しくて、好印象だった」

初対面で与えやすい印象がわかると、自己分析でも役立つでしょう。

就職活動で自己分析をする方法(25)
  • 初対面の印象を、把握する。
26

予定のない日曜日。あなたは何をしますか。

予定のない日曜日。あなたは何をしますか。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

特徴といえば、強調した印象を持つ人が多いでしょう。

目立つから特徴ですが、目立つ部分だけが特徴とは、限りません。

特徴は、何気ない部分です。

特に、自分の根底から根付いている本性は、日常の何気ないところで表れるものです。

たとえば、予定のない日曜日、あなたは何をしますか。

予定がある日曜日ではなく、予定のない日曜日で考えてみてください。

予定がなければ、きっと何かをしようとするはずです。

「暇だな。○○でもしようかな」と思うでしょう。

そこなのです。

その行動こそ、あなたらしい特徴が表れます。

音楽鑑賞・映画鑑賞・読書。

昼寝・買い物・料理・釣り・ドライブ。

予定のない日曜日、何をしようとするか、考えてみてください。

次に、それをするのは、なぜでしょうか。

特に理由もなく、しようと思うはずがありません。

無意識かもしれませんが、何か理由があって、それをしようとするはずです。

読書をしたければ、向上心の表れかもしれません。

人と会いたければ、人と接するのが好きなのかもしれません。

昼寝をしたければ、怠けやすい性格なのかもしれません。

予定のない日曜日に、あなたらしい特徴が表れるのです。

就職活動で自己分析をする方法(26)
  • 予定のない日曜日、自分なら何をするか、想像する。
27

自分が望まないことを知るのも、自己分析。

自分が望まないことを知るのも、自己分析。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

適性を調べるには、消去法も有効です。

「望む」ではなく「望まない」で考えていく方法です。

なかでも、特に強く望まないことを考えてみましょう。

次の3つの質問を、あなたならどう答えますか。

(質問1)
こんな人間だけはなりたくない

(質問2)
こんな仕事だけはしたくない

(質問3)
こんな企業だけは勤めたくない

「これだけは嫌だ」という選択肢を見つけるのです。

自分が望まないことを知るのも、自己分析です。

自分が望まない選択肢から消していくことで、自分が望む選択肢がだんだん浮き彫りになります。

たとえば「夜勤の仕事だけは嫌だ」とわかれば、日勤の仕事がふさわしいとわかります。

「ITのことは全然わからない。ITの仕事だけは就きたくない」とわかれば、IT以外の仕事がふさわしいとわかります。

「通勤に時間のかかる企業だけは嫌だ」とわかれば、近場の企業がふさわしいとわかります。

体質や性格の都合上、強く反発を感じることがあるはずです。

望まないことを条件にして、仕事や企業を探すのも、いい方法です。

就職活動で自己分析をする方法(27)
  • 自分が望まないことを、知る。
28

あなたの潜在的魅力は、どこにあるのか。

あなたの潜在的魅力は、どこにあるのか。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析で考えてほしいのは、こだわりです。

「こだわりが強い」と聞けば、どことなく悪い印象を持つ人が多いのではないでしょうか。

癖が強く、頑固で、しつこいなどのイメージがあるでしょう。

しかし、悪いと思うのは誤解です。

こだわりとは、言い換えれば、価値の追求です。

自分のこだわりに気づくことで、何に価値を感じ、追究しようとしているのか、気づけます。

往々にして、こだわりとは無意識です。

自分でも気づかないうちに、追究してしまう特徴があります。

ジャンルは何でもかまいません。

自分がこだわっていることを、思い付くまま、ノートに書いてみましょう。

ファッションでは、下着にこだわってしまう。

料理をするときには、盛り付けに時間をかけてしまう。

話すときは、表現に注意が向く。

人と待ち合わせをするときは、時間より場所を重視する。

くだらないこだわりから、真面目なこだわりまで、思い付くまま書いてみます。

こだわりは、仕事に生かせる可能性があります。

たとえば、細かい数字にこだわるなら、経理が適している可能性があるでしょう。

料理の盛り付けにこだわるなら、美意識が高い可能性があります。

表現にこだわるなら、文章能力が高い可能性もあり得ます。

あなたのこだわりは、何ですか。

こだわりこそ、あなたの潜在的魅力なのです。

就職活動で自己分析をする方法(28)
  • こだわりに隠れた、自分の潜在的魅力に気づく。
29

職業や職種に結びつけるまでが、自己分析。

職業や職種に結びつけるまでが、自己分析。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析は、自分の特徴がわかって終わりではありません。

自分の特徴がわかって満足するなら、単なる心理テストです。

自分の特徴がわかれば、どんな職種に、どう生かすことができるかを考えることが必要です。

つまり、自己分析の結果を、職業や職種に結びつける作業です。

おしゃれや洋服に興味があるなら、ファッション業界が適しているかもしれません。

健康や食事などに興味があるなら、食品業界が向いているのかもしれません。

人をまとめることに喜びを感じるなら、リーダーや司会者としての素質があるのかもしれません。

人の話を何時間も聞けるなら、カウンセラーが向いている可能性があります。

人にわかりやすく教えるのが得意なら、教師としての道がふさわしいでしょう。

「能力を発揮しやすい仕事は何か」「どんな職業で生かせそうか」などを、しっかり考えるのです。

自己分析がしっかりしていれば、面接でも、自己PRや志望動機も言いやすくなります。

「自分はなぜ、その仕事に向いているのか」「自分の長所をどう生かせそうか」などを、うまく説明できるようになります。

自分の特徴を理解したうえで志望したとわかれば、採用担当者もあなたの説明にうなずいてくれるでしょう。

職業や職種に結びつけるまでが、自己分析なのです。

就職活動で自己分析をする方法(29)
  • 自分を分析して終わりにするのではなく、職業や職種に結びつける。
エピローグ
30

自己分析に区切りがついても、課題意識は持ち続けたい。

自己分析に区切りがついても、課題意識は持ち続けたい。 | 就職活動で自己分析をする30の方法

自己分析に区切りがついても、就職活動中、課題意識は持ち続けたいところです。

就職活動を進めていくうちに、ふと気づく一面があるからです。

自己分析とは、アイデアを思いつく瞬間に似ています。

「思い浮かべよう」と思っているときには、なかなか思い浮かばない。

頑張っても頑張っても、思い浮かばない。

その一方で、何でもないときに、ふと思い浮かぶことがあります。

自己分析も同じです。

就職活動を進めていく中で、何らかの出来事がきっかけで、自分の新たな一面に気づくことがあります。

採用担当者と話をしているうちに、自分は聞き上手であることに気づくかもしれません。

面接官からの圧迫面接がきっかけで、自分は打たれ強い性格であることに気づくこともあるでしょう。

最初は卸売りに興味があっても、あらためて自分の特徴を考えると、実は小売りのほうが合っていると気づくかもしれません。

自己分析の課題を意識し続けていると、思わぬところで、自分の意外な特徴を発見しやすくなるのです。

自己分析に区切りがついても、課題意識は持ち続けましょう。

どこで何を発見するか、わかりません。

「自分にはまだ、自分でも知らない一面があるのではないか」

自己分析を意識しているからこそ、発見もしやすくなります。

就職活動で自己分析をする方法(30)
  • 自己分析に区切りがついても、課題意識だけは持ち続ける。

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