「わざわざ遊びに来てくれて、ありがとう」
「またいつでも遊びにきてね」
「またね、バイバイ」
友人の家に遊びに行ったときには、見送ってくれることがあります。
わざわざ玄関まで足を運んでくれ、最後まで見送ってくれると、嬉しいものです。
見送る側はいいのですが、見送られる側には、こんなときにもちょっとしたマナーがあります。
「一度は振り返る」というマナーです。
これがあるかないかによって、印象が大きく変わります。
振り返ることは「名残惜しさ」を具体的に表現するしぐさです。
「本当はもっと一緒にいたい」
「もう少しお話をしたい」
言葉には出して言えない名残惜しさは、見送りに一度振り返ることで表現できます。
「バイバイ」と言って、一度も振り返らずにそそくさと行ってしまうと、不安になります。
「一度も振り返ってくれないなんて、本当は早く帰りたかったのかな」
「疲れているのかな」
「なんかおかしなことしたかな」
「嫌われたかな」
何だか後味が悪くなりますよね。
いろいろと考えてしまいますが、どれもあまりよいことではありません。
一度も振り返らずに帰ってしまうと、後味が悪くなってしまうのです。
振り返るマナーを大切にすると、別れの後味がよくなるのです。