執筆者:水口貴博

生活を豊かにする30のマナー

25

明るい表情は、お守りの役目を果たす。

明るい表情は、お守りの役目を果たす。 | 生活を豊かにする30のマナー

明るい表情は、明るいことを考えているときに自然とそうなってしまうものです。

好きな人のことを考えていたり、好きな趣味を楽しんでいたりすると、にこやかな表情に変わります。

明るい人は、いつも暗いことでも明るく考え直しているから、明るくなっているのです。

私が中学生だったころ、同級生に、とてもかわいい女の子がいました。

彼女はなにより、いつも明るかった。

明るいがゆえに、男の子からとても人気がありました。

学年で、最もモテた女の子でした。

ある日、彼女に気になる質問をしてみたことがあります。

今でも忘れない、中学2年の放課後のことです。

「なぜいつもそんなに明るいのか」と、思い切って聞いてみたことがありました。

「暗くなっても、いいことないからね。暗くなったら、もっと嫌なことが増えそうだしね。だからわざと明るく振る舞っている」

なんと、彼女は意識的に明るく振る舞っているというのです。

彼女の明るい表情は、明るく考えていることで、出てきた表情でした。

たしかに嫌なことが1つもない人はいません。

つらいとき、苦しいときは、誰にでもあることです。

しかし、暗い表情になったからとはいえ、いいことがやってくるわけではありません。

暗い表情をしていると、暗い出来事がもっと引き寄せられてきます。

明るいことを考え、明るい表情になり、暗い出来事を寄せ付けないようにするのです。

明るい表情は、お守りの役目を果たします。

暗い出来事を取り払ってしまい、明るい出来事をさらに引き寄せる力を持ちます。

彼女が明るい表情によって男の子からモテたように、明るい表情は「いいこと」をたくさん引き寄せてくれる磁石の力を持つのです。

生活を豊かにするマナー(25)
  • 明るいことを考えて、明るい表情になる。
長話をして、できたての料理を冷まさせていませんか。

生活を豊かにする30のマナー

  1. マナーは、自分のため、相手のため、文化を楽しむためにある。
  2. 洗面台を濡らしたままで、トイレから出ない。
  3. 偉そうな人は、エレベーターのボタンを押さない。
  4. 平気で人の服の上に、座らないよう気をつけよう。
  5. 足を組むとだらけてしまう。
    食事中の足組みはしない。
  6. 年齢を聞くと、せっかくの出会いが台無しになる。
  7. 靴下は、穴が開いてからでは遅い。
    あく前に、取り換えること。
  8. 腕組みをやめるだけで、あなたの印象がよくなる。
  9. 両腕を広げて話をしている姿は「肯定」「受け入れ」のサイン。
  10. 名残惜しさは、振り返ることで表現できる。
  11. 靴下が下がっている人は、品も下がる。
  12. 後ろにも注意できる人は、素晴らしい。
  13. ガムを噛むときは、くちゃくちゃではなく、もぐもぐ。
  14. ズボンのポケット、はみ出ているとかっこ悪い。
  15. あなたの口元「へ」の字になっていませんか。
  16. 騒ぎやすくなる団体のときは、声の大きさに注意。
  17. 挨拶は、テンションを上げるための準備体操。
  18. 「要するに」ではなく「たとえば」を使って、話をしよう。
  19. 「実は私も、こういう経験がある」
  20. 他人に言いたい言葉は、まず自分に言い聞かせよう。
  21. 相手の荷物から先に運ぼう。
  22. 食事中は、お手洗いにいかない。
  23. 食事の取り分けをしない人は、実は甘えん坊だった。
  24. 相手のために行動することを、難しく考えすぎない。
  25. 明るい表情は、お守りの役目を果たす。
  26. 長話をして、できたての料理を冷まさせていませんか。
  27. ネクタイを緩めて、かっこいいと勘違いしない。
  28. 言葉を曖昧にする癖をやめよう。
  29. 知ったかぶりをやめると、友人が増える。
  30. 逆から見る習慣は、あなたに大きな恩恵をもたらす。

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