執筆者:水口貴博

生活を豊かにする30のマナー

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年齢を聞くと、せっかくの出会いが台無しになる。

年齢を聞くと、せっかくの出会いが台無しになる。 | 生活を豊かにする30のマナー

年齢は、さまざまな固定観念がくっついている数字です。

年齢という数字には、つまらない先入観がたくさんくっついています。

ときとしてそのつまらない先入観が、あなたが経験する新しい出会いを台無しにしてしまうことがあります。

1歳と聞くと「生まれたばかりか」。

14歳と聞くと「まだ子どもか」。

17歳と聞くと「学生か」。

25歳と聞くと「社会人か」。

45歳と聞くと「生活習慣病、大丈夫かな」。

80歳と聞くと「おじいさん」。

100歳と聞くと「長生き」。

ここに挙げた例は、ごく一部です。

人によっては、14歳だと「思春期か」と思う人もいれば、25歳の女性と聞いて「若い女性」を想像する人もいるでしょう。

年齢には、数字そのものにさまざまな固定観念があります。

固定観念のせいで、目の前の真実を見えにくくさせることがあります。

あなたが初めて人に会ったときに、いきなり相手の年齢を聞いてはいけないことは、言うまでもありません。

それは相手に失礼という意味だけでなく、もう1つ大切な意味があります。

年齢を聞くことで、あなたが固定したイメージを持つことを避けるためなのです。

うっかり年齢を聞いてしまい「45歳です」とわかれば、あなたなりに何か先入観がふわりと出てくるはずです。

その先入観によって今、目の前で出会ったばかりの人に、つまらないイメージを持ってしまうことになるのです。

45歳でも子どもっぽい人かもしれませんし、あるいは年齢以上に落ち着いた人かもしれません。

その人のそのものの性格や態度を、ありのまま知るためには、年齢を抜きにしてお話をすることが大切なのです。

ありのままの状態を吸収できるのですから、最もよい出会い方です。

年齢を聞いた瞬間から目の前にある真実が見えにくくなり、誤解を招きやすくなります。

せっかくの大切な出会いを、年齢を聞くことで台無しにしてしまうのはもったいない。

年齢は、あなたと相手のすてきな出会いのために、最初は知らないほうがいい。

ある程度相手と仲良くなってから聞くことができる数字です。

生活を豊かにするマナー(6)
  • 初対面で年齢を聞くのは、やめる。
靴下は、穴が開いてからでは遅い。
あく前に、取り換えること。

生活を豊かにする30のマナー

  1. マナーは、自分のため、相手のため、文化を楽しむためにある。
  2. 洗面台を濡らしたままで、トイレから出ない。
  3. 偉そうな人は、エレベーターのボタンを押さない。
  4. 平気で人の服の上に、座らないよう気をつけよう。
  5. 足を組むとだらけてしまう。
    食事中の足組みはしない。
  6. 年齢を聞くと、せっかくの出会いが台無しになる。
  7. 靴下は、穴が開いてからでは遅い。
    あく前に、取り換えること。
  8. 腕組みをやめるだけで、あなたの印象がよくなる。
  9. 両腕を広げて話をしている姿は「肯定」「受け入れ」のサイン。
  10. 名残惜しさは、振り返ることで表現できる。
  11. 靴下が下がっている人は、品も下がる。
  12. 後ろにも注意できる人は、素晴らしい。
  13. ガムを噛むときは、くちゃくちゃではなく、もぐもぐ。
  14. ズボンのポケット、はみ出ているとかっこ悪い。
  15. あなたの口元「へ」の字になっていませんか。
  16. 騒ぎやすくなる団体のときは、声の大きさに注意。
  17. 挨拶は、テンションを上げるための準備体操。
  18. 「要するに」ではなく「たとえば」を使って、話をしよう。
  19. 「実は私も、こういう経験がある」
  20. 他人に言いたい言葉は、まず自分に言い聞かせよう。
  21. 相手の荷物から先に運ぼう。
  22. 食事中は、お手洗いにいかない。
  23. 食事の取り分けをしない人は、実は甘えん坊だった。
  24. 相手のために行動することを、難しく考えすぎない。
  25. 明るい表情は、お守りの役目を果たす。
  26. 長話をして、できたての料理を冷まさせていませんか。
  27. ネクタイを緩めて、かっこいいと勘違いしない。
  28. 言葉を曖昧にする癖をやめよう。
  29. 知ったかぶりをやめると、友人が増える。
  30. 逆から見る習慣は、あなたに大きな恩恵をもたらす。

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