執筆者:水口貴博

生活を豊かにする30のマナー

29

知ったかぶりをやめると、友人が増える。

知ったかぶりをやめると、友人が増える。 | 生活を豊かにする30のマナー

頭がよくなると、幸せになれる考えは、よくありがちが勘違いです。

知識を詰め込み、物知りになれば、幸せになれる妄想を抱いています。

「頭がよくなると、モテるに違いない」

「頭がよくなると、頼られるから友人が増えるだろう」

「頭がよくなると、自分の価値が上がる」

つい、知ったかぶりをしてしまうのです。

「知らない」と答えてしまうと、頭が悪いと思われてしまうため、知ったかぶりをします。

次のような言葉が、口癖になってしまうのです。

「あれね」

「それなら知っているよ」

「それくらい常識」

「それくらい誰でも知っていることだよ」

「知っていて当たり前」

「そんなことも知らないの?」

本当はよく知らないにもかかわらず、無理をして知っているようなそぶりをみせます。

本当は知らないけれど「知らない」という一言が恥ずかしくて言えず、知っているふりをしてしまいます。

気づいていない人が意外に多いのですが、知ったかぶりは感じが悪い。

せっかく盛り上がった話も「なんだ。それなら知っているよ」と言われてしまうと、急に話を折られたような感じになります。

「それなら知っている。これくらい当たり前」と、知ったかぶりをしていると、侮辱されたように聞こえてしまうのです。

言っている側は「物知りだと思われている。すごいと思われているに違いない。これで私は人気者だ!」と期待しています。

しかし「あの人は、何でも知っているから話が盛り上がらない。こちらが侮辱されているような感じがする」と思います。

知ったかぶりをしていると、友人が増えません。

増えても、すぐ消えます。

感じが悪いからです。

本当に賢い人は、知ったかぶりをしません。

賢いようにはみせません。

賢くみせると、人から距離を置かれてしまうため、自分の賢さを出さないといいます。

日本のことわざ「能あるタカは爪を隠す」の言葉のとおり、知っている人ほど、知らないふりをするのです。

生活を豊かにするマナー(29)
  • 知ったかぶりを、やめる。
逆から見る習慣は、あなたに大きな恩恵をもたらす。

生活を豊かにする30のマナー

  1. マナーは、自分のため、相手のため、文化を楽しむためにある。
  2. 洗面台を濡らしたままで、トイレから出ない。
  3. 偉そうな人は、エレベーターのボタンを押さない。
  4. 平気で人の服の上に、座らないよう気をつけよう。
  5. 足を組むとだらけてしまう。
    食事中の足組みはしない。
  6. 年齢を聞くと、せっかくの出会いが台無しになる。
  7. 靴下は、穴が開いてからでは遅い。
    あく前に、取り換えること。
  8. 腕組みをやめるだけで、あなたの印象がよくなる。
  9. 両腕を広げて話をしている姿は「肯定」「受け入れ」のサイン。
  10. 名残惜しさは、振り返ることで表現できる。
  11. 靴下が下がっている人は、品も下がる。
  12. 後ろにも注意できる人は、素晴らしい。
  13. ガムを噛むときは、くちゃくちゃではなく、もぐもぐ。
  14. ズボンのポケット、はみ出ているとかっこ悪い。
  15. あなたの口元「へ」の字になっていませんか。
  16. 騒ぎやすくなる団体のときは、声の大きさに注意。
  17. 挨拶は、テンションを上げるための準備体操。
  18. 「要するに」ではなく「たとえば」を使って、話をしよう。
  19. 「実は私も、こういう経験がある」
  20. 他人に言いたい言葉は、まず自分に言い聞かせよう。
  21. 相手の荷物から先に運ぼう。
  22. 食事中は、お手洗いにいかない。
  23. 食事の取り分けをしない人は、実は甘えん坊だった。
  24. 相手のために行動することを、難しく考えすぎない。
  25. 明るい表情は、お守りの役目を果たす。
  26. 長話をして、できたての料理を冷まさせていませんか。
  27. ネクタイを緩めて、かっこいいと勘違いしない。
  28. 言葉を曖昧にする癖をやめよう。
  29. 知ったかぶりをやめると、友人が増える。
  30. 逆から見る習慣は、あなたに大きな恩恵をもたらす。

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