執筆者:水口貴博

生活を豊かにする30のマナー

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腕組みをやめるだけで、あなたの印象がよくなる。

腕組みをやめるだけで、あなたの印象がよくなる。 | 生活を豊かにする30のマナー

大変ささいなマナーですが、知らず知らずに人間関係に影響を及ぼしてしまうことの1つとして、ご紹介します。

もしかしたら、これを直せば、あなたの人間関係は向上するきっかけになるかもしれません。

それが「腕組みをしない」というマナーです。

「え? 腕組みだって?」

そう思われることでしょうが、ちょっと話を聞いていただきたい。

腕組みは深く考えているときや、慣れていない人の前で話すときに、いつの間にかしてしまう自然なしぐさです。

自然なしぐさだからこそ、要チェックです。

腕組みをしている姿は、心理学的にいえば「注意」「警戒」「拒否」のサインです。

相手に対して不信感を抱いているときに、自分の中に受け入れたくないと自分で自分をかばいます。

それが「腕組み」という、自分で自分を抱きしめ、守るような姿として表れます。

難しく考えているときに腕組みをしてしまうことは「今、私は集中しています。話しかけないでください」という意味です。

腕組みをして難しい顔をしている人には、話しかけづらいですよね。

腕組みをしていると、自然と話しかけにくく、人を寄せ付けない雰囲気を作ってしまいます。

だから友人ができにくく、出会った人ともなかなか打ち解けにくくなります。

私が昔、出会った人に、いつも腕組みをしている男性がいました。

話をするときには、いつも腕組みです。

その姿が何だか偉そうに見えてしまい、なかなか親しくなることができませんでした。

警戒している姿に見え、私を突き放そうとする姿にも見え、なんとなく近づきにくいのです。

彼を見て「私は腕組みをしないように気をつけよう」と思ったものです。

大変ささいなことではありますが、とはいえ「注意」「警戒」「拒否」の雰囲気が出てしまうことは、たしかです。

腕組みをしていると、雰囲気が硬くなってしまうのです。

生活を豊かにするマナー(8)
  • 腕組みをやめる。
両腕を広げて話をしている姿は「肯定」「受け入れ」のサイン。

生活を豊かにする30のマナー

  1. マナーは、自分のため、相手のため、文化を楽しむためにある。
  2. 洗面台を濡らしたままで、トイレから出ない。
  3. 偉そうな人は、エレベーターのボタンを押さない。
  4. 平気で人の服の上に、座らないよう気をつけよう。
  5. 足を組むとだらけてしまう。
    食事中の足組みはしない。
  6. 年齢を聞くと、せっかくの出会いが台無しになる。
  7. 靴下は、穴が開いてからでは遅い。
    あく前に、取り換えること。
  8. 腕組みをやめるだけで、あなたの印象がよくなる。
  9. 両腕を広げて話をしている姿は「肯定」「受け入れ」のサイン。
  10. 名残惜しさは、振り返ることで表現できる。
  11. 靴下が下がっている人は、品も下がる。
  12. 後ろにも注意できる人は、素晴らしい。
  13. ガムを噛むときは、くちゃくちゃではなく、もぐもぐ。
  14. ズボンのポケット、はみ出ているとかっこ悪い。
  15. あなたの口元「へ」の字になっていませんか。
  16. 騒ぎやすくなる団体のときは、声の大きさに注意。
  17. 挨拶は、テンションを上げるための準備体操。
  18. 「要するに」ではなく「たとえば」を使って、話をしよう。
  19. 「実は私も、こういう経験がある」
  20. 他人に言いたい言葉は、まず自分に言い聞かせよう。
  21. 相手の荷物から先に運ぼう。
  22. 食事中は、お手洗いにいかない。
  23. 食事の取り分けをしない人は、実は甘えん坊だった。
  24. 相手のために行動することを、難しく考えすぎない。
  25. 明るい表情は、お守りの役目を果たす。
  26. 長話をして、できたての料理を冷まさせていませんか。
  27. ネクタイを緩めて、かっこいいと勘違いしない。
  28. 言葉を曖昧にする癖をやめよう。
  29. 知ったかぶりをやめると、友人が増える。
  30. 逆から見る習慣は、あなたに大きな恩恵をもたらす。

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