試合に負けて悔しいときは、悔し涙が流れます。
悲しい気持ちで流れるときもあれば、腹立たしい気持ちで流れるときもあります。
悔しくてたまらないときは、自然と涙があふれます。
悔し涙を流せるときは、流せるだけ流しておきましょう。
思い切り泣いてもいいし、むしろ思い切り泣いたほうがいいのです。
悔し涙ほど、美しい涙はありません。
自分では恥ずかしく感じるかもしれませんが、端から見ると、実に美しく感じられます。
悔し涙が流れるくらい、本気だったということです。
一生懸命頑張ったということです。
だから悔し涙が流れるのです。
悔し涙は、いつでも流せるものではありません。
悔し涙を流せるのは「直後のみ」です。
しばらくたてば、落ち着きを取り戻します。
時間は心の万能薬です。
どんなに感情が荒れ狂っていても、時間が経てば、安定してきます。
悔し涙を流した後は不思議と気持ちがすっきりしています。
すると今度は悔し涙を流そうと思っても、流せないのです。
長い人生を見ても、悔し涙を流す機会はなかなかありません。
意外と少なく、ほんの数える程度しかありません。
あなたの人生を振り返っても、今まで悔し涙を流した経験は数える程度しかないはずです。
悔し涙を流せるのは貴重な機会といえるのです。
しっかり悔し涙を流しておくことは「成長の原動力になる」という意味もあります。
悔し涙は「力」になります。
悔し涙をバネに変えてください。
悔し涙をたっぷり流すと、流した涙の量だけ強いバネに変わります。
「ここで終わってなるものか! 次こそは結果を出す!」という気持ちが湧いてきて、成長の原動力になるのです。
「あのときの悔し涙が私を成長させてくれた」という日がやってくるのです。