公開日:2024年12月14日
執筆者:水口貴博

怒らない人になる30の方法

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子どもの悩みを聞くとき、軽い聞き方になっていませんか。

子どもの悩みを聞くとき、軽い聞き方になっていませんか。 | 怒らない人になる30の方法

大人が大人の悩みを聞くときは、真剣に聞きます。

顔と体を相手のほうに向け、真剣な表情と態度を見せます。

うなずきながら聞き、話の腰を折らず、傾聴に集中します。

真剣に聞く姿を見せることで、相手も心を開きやすくなります。

大人の悩みは深刻で複雑なものが多いので、聞くほうもおのずと真剣になるものです。

大人同士だと「私も同じことに悩んでいて」「私の知り合いにも同じことに悩んでいる人がいて」となりやすい。

人ごととは思えず、相手の悩みが身近に感じられます。

相手と立場や年齢が近いと、共感しやすいケースも多くなり、おのずと真剣な聞き方になるものです。

ところが、大人が子どもの悩みと聞くときになると、様子が変わります。

往々にして軽い聞き方になりがちです。

大人から見ると、子どもの悩みは小さなことに思えます。

子ども時代の経験は、良いことも悪いことも、一度自分が通ってきた道です。

「私も昔同じことを経験した。今思えばたいしたことに悩んでいた」となります。

自分も子どものころ同じことを悩んでいて、大人になった今なら大したことではないとわかります。

そのため子どもが悩みを打ち明けたとき「なんだ、そんなことか」と言わんばかりの態度を見せやすいのです。

鼻で笑ったり、話の腰を折ったり「大したことではない」と言い放ったり。

心当たりがあれば要注意です。

いい加減な聞き方をしていると、子どもは不信感を覚えます。

自分の悩みが真剣に聞いてもらえていないと感じて、心が傷付きます。

そして、思い切って悩みを打ち明けたことを後悔するのです。

子どもの悩みとはいえ、子どもなりに真剣です。

大人にはささいなことに思えても、子どもには深刻で複雑な問題です。

人生を左右するほど重大なことだと感じています。

子どもの悩みを聞くときは、大人の悩みと聞くのと同じように、真剣に聞くことです。

顔と体を相手に向けます。

話の腰を折らず、傾聴に集中します。

うなずきながら聞き、共感の姿勢や、相手に寄り添う姿勢を見せます。

相手が子どもであっても、誠実に聞くこと。

大人が真剣な聞き方をすれば、子どもは心を開きやすくなります。

子どもの悩みを聞くときは、大人の悩みを聞くときと同様、真剣になりましょう。

真剣に悩みを聞いてくれる親を、子どもは嬉しく感じます。

親子関係にもプラスに働くのです。

そして親なりに、本気で子どもの悩みに回答します。

その真剣な姿勢は必ず子どもに伝わります。

悩みを打ち明けて良かったと思うのです。

怒らない人になる方法(7)
  • 子どもの悩みと聞くときは、大人の悩みを聞くのと同じく、真剣になる。
親に勝手に大事なものを処分されても、恨まない、腹を立てない。

怒らない人になる30の方法

  1. あらゆる感情の中で最も大切なコントロールは、怒り。
  2. 「いらいらしない、腹を立てない」という目標を立てるだけで、感情のコントロールがうまくなる。
  3. 喧嘩の原因のほとんどは、ささいなことにすぎない。
  4. 気持ちの切り替え=動きの切り替え。
  5. 敬称が漏れているだけで、腹を立てない。
  6. 頭に血が上ったときは、いったん会話を中断するのがベスト。
  7. 子どもの悩みを聞くとき、軽い聞き方になっていませんか。
  8. 親に勝手に大事なものを処分されても、恨まない、腹を立てない。
  9. キャンセルの連絡があっても、腹を立てない。
    お礼の言葉を伝えるのがスマート。
  10. 怒りを感じるのはいい。
    怒りを爆発させるのがいけない。
  11. ストレスを感じる人とは、距離を置いていい。
  12. 動きが遅い人にいらいらしてはいけない。
    その人にとって普通のペースなのだ。
  13. 仕事ができる人は「条件付きのYES」を身につけている。
  14. 調子が出なくても、しばらく続ける。
    苦しくなっても、しばらく続ける。
  15. 注意されて逆ギレすることほど、見苦しいことはない。
  16. せっかちなのはいい。
    ぴりぴりした雰囲気を出すのがいけないのだ。
  17. 悔し涙を流せるときは、流せるだけ流しておこう。
  18. 旅行中は、できるだけニュースのチェックは控えよう。
  19. いらいらしたときは、蒸しタオルを顔の上に置くだけでいい。
  20. 人のお節介にいらいらしたら「でも、ありがたいことだよね」を続けよう。
  21. せっかく棚からぼた餅が落ちてきても、つかみ取らなければ意味がない。
  22. サボることは、本来の姿に戻ること。
    自然体を回復させる行為。
  23. 「読むための本」にとらわれない。
    「飾るための本」もあっていい。
  24. 「それ、前にも聞いたよ」の一言が、相手を落ち込ませる。
  25. 相手が電話に出てくれなくても、腹を立てない、文句を言わない。
  26. お店を入ってNGを感じたら、すぐ退店してもいい。
  27. 崖だからといって、道が途切れているとは限らない。
  28. おみくじで凶が出たら、喜んでいい。
  29. 列を並んでいて、急いでいる人がいたら、どうするか。
  30. 生産者の顔が見えなくても、イメージすることは大切。

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