本や新聞では、知らない言葉と出会うことがあります。
専門用語、四字熟語、古い言葉、人名、外来語。
大人になっても、知らない言葉と出会うことはよくありますね。
意味も気になるし、そのままスルーするのも良くないと思い、辞書で調べて意味を確認します。
「なるほど、こういう意味なのか!」
意味がわかった瞬間は、すかっとして気持ちがいいものですね。
曇り空から青空になったような爽快感を覚えます。
小まめに意味を調べるのは素晴らしい習慣です。
さて、大切なのはここからです。
ここで一件落着と言いたいところですが、心がけておきたい「もう一手間」があります。
調べて意味がわかったら、その言葉をノートに書き留めてください。
人間は忘れる生き物です。
そのときは頭に入って覚えたと思っても、しばらくすれば忘れます。
たった1回で完全に覚えられるなら誰も苦労しません。
エビングハウスの忘却曲線によれば、1時間後には約50パーセントを忘れ、1日後には約75パーセントを忘れるとあります。
そのときは覚えてつもりでも、油断すると、すぐ失念します。
辞書で調べた言葉は忘れにくいものですが、それでもやはり時間がたつと忘れるのです。
だから書き留めるのです。
紙のノートでも、デジタルのノートでもかまいません。
後から復習できるよう、きちんとノートに書き留めておくことが大事です。
文字として残れば、消さないかぎり消えることはありません。
専用ノートを1冊作っておくと、後から復習しやすくなるのでおすすめです。
折に触れて見直せば、きちんと記憶に定着します。
ノートに書き留めておけば「そういえばこんな言葉があったな」とスムーズに復習できます。
これを地道に続けていくことで、語彙力が豊富になっています。
勉強では復習が大事というのはよく耳にする話です。
知らない言葉と出会ったときも、ノートに書き留め、復習することが大事なのです。