公開日:2024年10月7日
執筆者:水口貴博

仕事と趣味を両立させる30の方法

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素晴らしい仕事ができるから、趣味があるのではない。趣味があるから、素晴らしい仕事ができるのだ。

素晴らしい仕事ができるから、趣味があるのではない。趣味があるから、素晴らしい仕事ができるのだ。 | 仕事と趣味を両立させる30の方法

歴史を振り返ると、天才と言われる偉人には、何らかの趣味を持っていることに気づかされます。

天才物理学者アインシュタインには、バイオリンの趣味がありました。

5歳ごろからバイオリンを始め、バッハ・モーツァルト・シューベルトなど、いわゆるクラシック音楽を好みました。

演奏の腕前も、プロ並みに高かったと言われています。

彼にとってバイオリンはなくてはならない趣味でした。

仕事で行き詰まったとき、バイオリンを手に取り、自由気ままに弾いていたといわれています。

バイオリンでリフレッシュしたり、頭を柔らかくさせたりすることに役立っていました。

モーツァルトは、ビリヤードが趣味でした。

自宅には装飾が施された立派なビリヤード台があり、日頃からよく楽しんでいました。

作曲の合間にはビリヤード台に向かい、キューで玉を突いては喜んだり悔しがったりしていました。

彼は浪費癖があり、たびたび借金を重ねています。

晩年は経済的な困窮に陥り、所有物を売って生活費にあてる暮らしをしていました。

それでもビリヤード台だけは、最後まで売りに出すことはありませんでした。

葛飾北斎の趣味は、引っ越しでした。

生涯で93回も引っ越しをしたと言われています。

1日に3回も引っ越しをしたこともありました。

掃除や片付けが苦手だからという理由もあるそうです。

そうだとしても、なかなか簡単にできることではありません。

引っ越しをするより、掃除や片付けをするほうが楽なはずですが、あえて引っ越しを選ぶところが彼のユニークなところです。

北斎は環境を変えることで、人生のリフレッシュを実現していました。

彼の数々の名作は、引っ越しのおかげと言っても過言ではありません。

新鮮な刺激が得られ、斬新な着想を得ていました。

どれも仕事とはまったく関係のない趣味です。

仕事と無関係の趣味だからいいのです。

もし彼らに趣味がなければ、どうなっていたでしょうか。

アインシュタインは、特殊相対性理論を生み出すことはなかったかもしれません。

モーツァルトは、名曲『フィガロの結婚』を作曲できていなかったかもしれません。

葛飾北斎は、名画『富岳三十六景』を描いていなかったかもしれません。

素晴らしい仕事があるから、趣味があるのではありません。

趣味があるから、素晴らしい仕事ができるのです。

彼らの名作や偉業の数々は、趣味のおかげといえます。

趣味によって、心身のリフレッシュしていただけではありません。

斬新な着想や豊かな発想を得ることにも役立っていたのです。

仕事とは関係していなくても、実は深いところでは関係しています。

趣味には、潜在能力を引き出し、才能を発揮させる力があるのです。

仕事と趣味を両立させる方法(8)
  • 仕事とは関係ない趣味で、素晴らしい能力の発揮に役立てる。
仕事と趣味の両立を実現するポイントは「休日の朝」にある。

仕事と趣味を両立させる30の方法

  1. なぜ仕事と趣味の両立を目指すのか。
  2. 仕事と趣味の両立を願うだけでは、実現しない。
  3. 仕事と趣味の両立は、オンとオフのメリハリにある。
  4. 仕事と趣味を両立させるのは、徹底した時間管理。
  5. 仕事の時間になったら、仕事をする。
  6. 仕事と趣味の両立を、半々にすることだと誤解していないか。
  7. 仕事の休憩時間は、気晴らしの趣味を楽しむ絶好のチャンス。
  8. 素晴らしい仕事ができるから、趣味があるのではない。
    趣味があるから、素晴らしい仕事ができるのだ。
  9. 仕事と趣味の両立を実現するポイントは「休日の朝」にある。
  10. 仕事と趣味の両立のために睡眠を削る人は、仕事も趣味もダメになる。
  11. 趣味を絞ることで、仕事と趣味の両立する。
  12. モチベーションが上がらないときは、趣味に打ち込んでいる自分をイメージしよう。
  13. 「趣味は仕事の後にするもの」という固定観念はありませんか。
  14. 趣味の時間を確保するために、残業や休日出勤はできるだけ断ろう。
  15. 家事の負担が減ってこそ、趣味の時間を作れる。
  16. 業務中に趣味をするのはNG。
  17. なぜあの人は、多趣味なのか。
  18. 「あの人は趣味をする暇があっていいな」と思ったときに気づいてほしいこと。
  19. 興味のない誘い・行きたくない飲み会は、きっぱり断って趣味を楽しむのがいい。
  20. お金のかかる趣味だからといって諦めるのは惜しい。
    予算を設けて、無理のない頻度で楽しめばいい。
  21. 趣味ができない時間は「エネルギーをためている時間」と考える。
  22. 急な仕事が入って趣味ができなくなっても、くよくよしない。
    穴埋めのチャンスが必ず巡ってくる。
  23. 仕事に行き詰まったときこそ、趣味に打ち込むのが良い。
  24. 「趣味やプライベートも大切にしたい」と上司に伝えておくことは大事。
  25. 上司の良しあしは、趣味で有給休暇を取るときにわかる。
  26. 趣味でギャンブルを楽しむなら、使える金額を決めておくこと。
  27. そもそもブラック企業に勤めているなら、どれだけ頑張っても、仕事と趣味を両立は困難。
  28. 仕事と趣味の両立ができなくても、自分を責めない。
  29. 休日に遊ぶのはいいが、週明けに体調不良を起こさないよう注意する。
  30. あなたが楽しんでいる趣味は、仕事にできませんか。

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