舞台を見に行くときに最も心がけるべきマナーと言えば、やはり時間厳守です。
もちろん1分でも遅刻すれば、入場が不可能になるわけではありません。
ほとんどの舞台では、わずかな遅刻なら、入場が許容されています。
開演後に入場する場合、劇場が薄暗くなって足元が見えにくくなるため、劇場スタッフが席まで案内してくれるでしょう。
許可されているなら、少しくらい遅刻しても大丈夫と思いますが、そういう問題ではありません。
遅刻してきた人が目の前を横切る様子は、事情はあるにせよ、いい気持ちはしません。
舞台は生ものです。
わずかではありますが、舞台の雰囲気が乱れます。
つまり、たった1人の遅刻が、観客全員の迷惑になります。
また途中から舞台を見始めると、物語のあらすじを把握するのも難しくなります。
冒頭を見逃したため、全体がわからなくなることも珍しくありません。
せっかく支払ったお金の一部を、無駄にするようなものなのです。
舞台を見に行くときは、必ず開演前の到着を心がけましょう。
ただし、時間厳守と言っても、ぎりぎりに到着するのもよくありません。
開演直前に息を切らしながら座席に滑り込むのは、間に合っているとはいえ、スマートとは言えません。
仕方ない場合もありますが、できるだけ早めに家を出て、余裕を持った到着を心がけましょう。
一般的には、15分前に到着すれば十分でしょう。
早めに到着すれば、劇場のお手洗いで暇をつぶせばいいことです。