執筆者:水口貴博

器の大きい人になる30の方法

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器の大きい人は、どんな言葉でも一度は受け入れる。

器の大きい人は、どんな言葉でも一度は受け入れる。 | 器の大きい人になる30の方法

人間は、年を取るにつれて、すでにある知識で考えるようになります。

知っていることが多くなるからです。

相手の話を最後まで聞かなくても、話の途中から展開が見えてくるようになる。

すると、ろくに人の話を最後まで聞かずに口を挟んだり、先入観で考えてしまったりします。

話を最後まで聞かない人は嫌われます。

頑固な人に共通するのは「人の話を最後まで聞かない」ということです。

人の話を聞かない政治家によく見られる話し方です。

何を言っても否定から始まり、実りがありません。

人の話を聞けなくなったら「頑固」の始まりです。

頑固は、人の話を聞かなくなるから、そうなります。

では、いつから人の話を最後まで聞かなくなるのかというと、実は早い時期から始まります。

学生時代からです。

「でも」という口癖がある人は要注意です。

相手の話に賛成できないとき、普通は「でも」と言って言い返しますね。

いくら賛成できないと言っても、いきなり否定から始まるのはよくありません。

いきなり否定するから相手は不機嫌になり、会話が弾みません。

人間関係が悪くなるばかりか、相手の話を拒否するから、頭も固くなってしまう。

これでは自分の都合のいい情報しか入ってこなくなります。

「でも」という口癖があるなら、気をつけましょう。

では、相手の話に賛成できないときには、どう言えばいいのでしょうか。

あなたの器を大きくする魔法の言葉があります。

今日から会話をするとき「でも」の前に「そうだね」を追加するようにしてみましょう。

追加するだけでOKです。

「そうだね。でも~」となるだけで、堅苦しい会話の雰囲気が柔らかくなります。

相手の言葉を最後まで聞き入れてから、会話を始めているからです。

たしかに否定には変わりありませんが、器の大きさを感じる言い方です。

会話を最後まで聞き、一度受け入れてから答えている。

どんなに否定的な考えも、一度受け入れることです。

受け入れてみると、初めは否定していた内容も、納得できる意見かもしれません。

もしかしたら、あなたが毛嫌いしているだけかもしれません。

先入観だけで判断しているのかもしれませんね。

まずは「そうだね」と言って、一度受け入れることです。

すると、あなたの頭が柔らかくなるのです。

器の大きい人になる方法(11)
  • 「でも」の前に「そうだね」と言って、一度受け入れてから答える。
つまらない冗談に笑おうとしない人こそ、つまらない人間だ。

器の大きい人になる30の方法

器の大きい人になる30の方法
  1. 器の大きい人は、怒りを優しさで表現する。
    器の大きい人は、怒りを優しさで表現する。
  2. いらいらして言い返すと、相手と同じレベルになる。
    いらいらして言い返すと、相手と同じレベルになる。
  3. 脳が酸欠状態になると、落ち着いて考える余裕もなくなる。
    脳が酸欠状態になると、落ち着いて考える余裕もなくなる。
  4. 口にする前に深く考え、一度口にした言葉には責任を持つ癖。
    口にする前に深く考え、一度口にした言葉には責任を持つ癖。
  5. 器の大きい人は「笑顔」と「怒り」の両方を自在に操る。
    器の大きい人は「笑顔」と「怒り」の両方を自在に操る。
  6. 器の大きい人は、余裕を味わう。<br>器の小さい人は、ぎりぎりを味わう。
    器の大きい人は、余裕を味わう。
    器の小さい人は、ぎりぎりを味わう。
  7. ささいなことにとらわれすぎず、重大なことに焦点を合わせる。
    ささいなことにとらわれすぎず、重大なことに焦点を合わせる。
  8. 対応に慌てたときこそ、器の大きな理想の人物を思い浮かべる。
    対応に慌てたときこそ、器の大きな理想の人物を思い浮かべる。
  9. いらいらするはずの瞬間に笑顔になると、器の大きさを感じる。
    いらいらするはずの瞬間に笑顔になると、器の大きさを感じる。
  10. どんなに知識や知恵があっても、臨機応変がないと、うまく生きていけない。
    どんなに知識や知恵があっても、臨機応変がないと、うまく生きていけない。
  11. 器の大きい人は、どんな言葉でも一度は受け入れる。
    器の大きい人は、どんな言葉でも一度は受け入れる。
  12. つまらない冗談に笑おうとしない人こそ、つまらない人間だ。
    つまらない冗談に笑おうとしない人こそ、つまらない人間だ。
  13. ユーモアは、楽しく、脳を活性化させる。
    ユーモアは、楽しく、脳を活性化させる。
  14. 私の人生を変えてくれた中国人講師。
    私の人生を変えてくれた中国人講師。
  15. 海外旅行に行くことほど、許容範囲を広げるいい勉強はない。
    海外旅行に行くことほど、許容範囲を広げるいい勉強はない。
  16. 短所は長所として活用し、長所はさらに伸ばせば、最高の自分を発揮できる。
    短所は長所として活用し、長所はさらに伸ばせば、最高の自分を発揮できる。
  17. 痛みを味わうことで、見えてくる解決策がある。
    痛みを味わうことで、見えてくる解決策がある。
  18. 成長とは、背伸びの繰り返しだ。
    成長とは、背伸びの繰り返しだ。
  19. なぜ、大人になるにつれて、涙もろくなるのか。
    なぜ、大人になるにつれて、涙もろくなるのか。
  20. 厳しいコメントを言ってくれる友人を、大事にする。
    厳しいコメントを言ってくれる友人を、大事にする。
  21. 理解できない考え方こそ、興味や好奇心を持って歓迎する。
    理解できない考え方こそ、興味や好奇心を持って歓迎する。
  22. 器の大きい人は、インプットの限界を知っている。
    器の大きい人は、インプットの限界を知っている。
  23. 本当のボランティアは、愛がないとできない。
    本当のボランティアは、愛がないとできない。
  24. 言い訳しながら謝ると、気持ちが半減する。
    言い訳しながら謝ると、気持ちが半減する。
  25. 許せば許すほど、表情は柔らかくなる。
    許せば許すほど、表情は柔らかくなる。
  26. 失敗してもいい。<br>大切なことは前向きに行動すること。
    失敗してもいい。
    大切なことは前向きに行動すること。
  27. 器の小さい人は、人の失敗を笑いの材料にする。<br>器の大きい人は、人の失敗を反省の材料にする。
    器の小さい人は、人の失敗を笑いの材料にする。
    器の大きい人は、人の失敗を反省の材料にする。
  28. 貯金の量は、器の大きさへと変わる。
    貯金の量は、器の大きさへと変わる。
  29. 直線コースより回り道コースのほうが、人生は豊かになる。
    直線コースより回り道コースのほうが、人生は豊かになる。
  30. いらいらしているときこそ、忘れがちな作法を忘れない。
    いらいらしているときこそ、忘れがちな作法を忘れない。

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