とことん相手の話を聞きましょう。
相手が話している最中、相手の話を折ってしまうことがあります。
途中で自分の話を始めてしまい、いつの間にか話の流れを変えてしまう。
相手の意見を否定してしまい、テンションを下げてしまう。
着信や訪問客など、途中で用事が発生して、話が中途半端に終了することもあります。
相手の話がだらだら長いと「話はいつ終わるの?」と不満を漏らしたくなることもあるでしょう。
自分の聞き方・話し方を振り返ると、相手の話を最後まで聞くことが少ないのではないでしょうか。
しかし、途中で話を折ってしまうと、会話の流れが乱れ、雰囲気も悪くなります。
相手は「話しきれなかった」と不満を感じて、もやもやした気持ちになるでしょう。
お互いのテンションが下がるため、盛り上がる話も盛り上がらなくなります。
会話にしこりを残してしまうのです。
面白い人になるために、高度な話術が必要とは限りません。
とことん相手の話を聞くだけでいいのです。
一見すると、とことん話を聞くことは、面白い人とは無関係に思えますが、誤解です。
話を聞くのは、コミュニケーションの基本。
とことん話を聞くことは、面白い話をしたことと同じくらい、相手を満足させます。
とことん話を聞くだけで、相手に満足してもらえるので、自然と面白い人になれます。
「これでもか」というくらい、相手の話を聞きましょう。
相手が長話をしようと、最後まで付き合う。
愚痴を言おうと何を話そうと、話を途中で折らない。
相手が泣こうとわめこうと、慰めながら最後まで聞く。
時間が許すかぎり、相手の話をたっぷり聞きます。
聞いて、聞いて、聞きまくる。
たとえ同意できない話があっても、むやみに否定しません。
同意や肯定ができなくても、受け入れることならできるはずです。
「なるほど」「そうなのだね」という言葉で受け入れます。
最後まで話を聞くと、相手は満足できます。
「話したいことを全部話せた!」とすっきりして、心が軽くなるでしょう。
自然とあなたの関係もよくなります。
会話の最後には「話を聞いてくれてありがとう」と感謝されるでしょう。
自分にも予定があって余裕のないときもあるでしょうが、時間の許すかぎり相手の話を聞くことが大切です。