貯金ばかりしていると、後悔するので注意してください。
貯金には「将来の備え」という役割があります。
「こつこつ貯金をしています」と言えば、周りから「偉いね」「堅実だね」「いいことだね」と褒められるでしょう。
街頭インタビューで宝くじの使い道を聞かれる場面でも「とりあえず貯金します」という回答が目立ちます。
たしかに将来の備えとして、貯金は有効です。
お金は、何でも叶えてくれる道具です。
不便を解消させる道具としては、最強かつ最高です。
不測の事態が起こっても、お金があれば、9割は解決できるでしょう。
けがや病気になったときも、貯金があれば対処の範囲が広がります。
急な出費が必要になったときも、貯金があれば、何とかなることが多い。
貯金は、ないよりあったほうがいいのは間違いありません。
だからといって、貯金ばかりしているのはよくありません。
貯金をするなら「何も行動しないのが一番」ということになるからです。
貯金は心の安定には役立ちますが、それだけです。
お金を持っているだけでは、お金の効力を発揮できません。
心のお守りとしては有効ですが、それ以上がありません。
貯金ばかりしていると何もできません。
買いたいものがあっても、我慢しなければいけません。
遊びもレジャーも控えなければいけません。
習いたいことがあっても「諦めるしかないね」となります。
あらゆる贅沢を禁止しなければいけません。
お祝いのプレゼントを贈ることすらためらいます。
貯金をするなら「何もしないのが一番」です。
何もしないだけとはいえ、実際は我慢の連続です。
ひたすら欲に耐える修行そのもの。
ストレスに耐えるだけでなく、成長の機会や楽しむチャンスまで失ってしまいます。
お金の貯まった預金通帳を眺めたとき、嬉しい気持ちはあるものの、不足感を覚えます。
「お金は貯まったけど、だから何?」と、むなしく思う自分に気づく。
「貯金ばかりの人生だったね」
「何もしていない人生だったね」
満たされない気持ちがあってため息が出ます。
行動不足の生き方を悔やむことになるのです。
貯金ばかりしないことです。
貯金ではなく、自分に投資していきましょう。
本を買って知識を身につけます。
教室に通ってスキルを身につけます。
旅行に行っていろんな世界を見て回り、見識を広げます。
お金をお金のままで貯めるのではありません。
「いかにお金を成長に変えていくか」です。
どんどん自分に投資して、教養・スキル・経験として身につけていきましょう。
そうすれば、成長ができるだけでなく、人生もエンジョイできます。
投資をすれば、回収できるのかと心配するところでしょう。
自分への投資は、きちんと回収できます。
お金を成長に変えれば、それだけ仕事がスムーズに進むようになり、結果を出せるようになります。
手当が付いたり、昇給・昇進の機会に恵まれたりして、投資分のお金を回収できます。
また、実績とキャリアがあれば、転職においても有利に働きます。
転職によって年収アップが実現すれば、投資分のお金を回収できるでしょう。
ゆくゆくは投資した以上のお金を回収できるに違いありません。
自分に投資すれば後悔しないのです。