稼ぐためにギャンブルをするのはよくありません。
ギャンブルの仕組みは、いびつです。
必ず胴元が儲かる仕組みになっている一方、参加者は負ける仕組みになっています。
まずこの事実を、しっかり頭に入れておくことが大切です。
稼ぐためにギャンブルをするのは愚の骨頂です。
お金を稼ぐどころか、捨てにいくようなものです。
稼ごうとしても、もともと参加者が負けるようにできているのですから、勝てません。
やればやるほど、どんどんお金を失っていきます。
勝ったり負けたりを繰り返すものの、最終的には必ず負けるようになっています。
射幸心があおられると、ヒートアップします。
理性と自制心が効かなくなり、有り金を使い果たすまでギャンブルを続けてしまいます。
負けた分を取り返そうなんて思わないことです。
負けた分を取り返そうとすると、軽いやけどでは済まなくなります。
ますます負けて損失が大きくなり、大やけどになるでしょう。
短時間で一気に大金を失います。
お金は、稼ぐのに時間はかかっても、なくなるときはあっという間です。
これほど恐ろしいことはありません。
手持ちのお金をすべて失い、無一文の状態になるのです。
ギャンブルにのめり込んだ結果、人生を狂わしてしまう人もいます。
稼ぐためにギャンブルをすると、間違いなく後悔します。
稼ぐためにギャンブルをするくらいなら、最初からしないほうがましです。
稼ぐためにギャンブルをしないことです。
では、ギャンブルのすべてが悪いかというと、それは違います。
気晴らし程度のギャンブルならいいのです。
「収入」ではなく「気晴らし」を目的としたギャンブルなら悪くありません。
ギャンブルには、独特の刺激と高揚感があります。
はらはらどきどきした時間を過ごすことで、いい気晴らしになるでしょう。
「スリリングな体験を買っている」と思えば、無駄とは言えません。
気晴らしを前提にしていれば、ギャンブルと適度な距離を保てるため、健全な付き合い方ができるでしょう。
たとえ負けたとしても「いい気晴らしになった」と思えれば、納得できます。
気晴らしの時間をお金で買ったことになるので、無駄とは言えません。
勝ったら勝ったで「ラッキー」と喜べます。
気晴らし程度のギャンブルなら後悔しないのです。