若いうちから、ひどく貯金をしている人がいます。
これは、受け身の姿勢の表れです。
もちろん将来の病気や入院のために、ある程度の貯金をするならわかります。
そういう不測の事態はあります。
また、大きな夢があり、そのためにお金を貯める必要もあるでしょう。
やることが明確になっているため、意味のある貯金です。
「100万円くらいは必要になるだろう」と、具体的な金額がわかるはずです。
しかし「何かがあったときのため」に貯金をするなら、話は一転します。
「何かがあったときのため」というのは、曖昧です。
具体的な貯金理由が明確になっていない。
「何かがあったとき」を考え始めると、妄想が膨らみすぎて、際限がありません。
いくら貯金をしても足りないように思えてくるからです。
すると、どのような性格になるでしょうか。
貯金ばかりになる一方、行動をしない性格になってしまうのです。
自然と、あらゆることに受け身で消極的になります。
お金を使わない方法は、何もしないに限ります。
買い物もしない、服も買わない、飲みにも行かない、本も読まない、家から出ない、何もしない。
これほど早くお金を貯める方法はありません。
ですが一方で、魅力を磨く多くの機会を失っているとも言えます。
女性から見て、貯金ばかりをしている男性は、保守的に映ります。
貯金で頭がいっぱいになっていると、行動が控えめになり、付き合いも悪くなります。
何かを一生懸命に打ち込んでいる男性の姿に女性は惚れる一方で、何もしていない男性ほど魅力を感じることはありません。
貯金は、しすぎてもよくないのです。
お金を使って楽しむ多くの機会を失うことになるからです。
若い時期に限定していえば、貯金より自己投資を重視しましょう。
特に若い時期は、どんどんとお金を使って、自己成長に変える時期です。
10代や20代では、貯金を考える必要はありません。
健康は十二分であり、もしものときを考えるには、あまりに早すぎる時期です。
それより、自分にお金を使って本を読んだり、映画を見たり、旅行をしたりと、人生を楽しんで豊かにしなければなりません。
それが、その人の豊かさになり、成長になり、魅力へとつながるからです。
浪費と思えるような使い方も、本人が楽しんでいる使い方なら、何か得られるものがあることでしょう。
自由に行動できる時間とお金があるのは、若いうちだけです。
その時期に自己投資をして自分磨きをしておくからこそ、女性に振り向いてもらえる男性になれるのです。