執筆者:水口貴博

物を持たない30のシンプル生活

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使わないのにもらうことは、ごみをもらっているということ。

使わないのにもらうことは、ごみをもらっているということ。 | 物を持たない30のシンプル生活

「うちで、キッチン用品があまっているんだけど、いりますか」

「使わないかもしれないけど、とりあえずもらっておくね。ありがとう」

ご近所付き合いや友人との付き合いをしていると、時にこんなやりとりがあるものです。

個人で不要になった物をいらないからとはいえあげると言われ、もらえる物ならとりあえずもらっておこうと思います。

ただでもらえる物は、何でももらっておきたい気持ちもわかります。

お金を払わないと手に入らない物だけに、ただでもらえるならと甘えます。

しかし「使わないけど、とりあえずもらっておこう」とすると、ごみを自分でもらうようなものなのです。

とりあえずもらっておいても、ほとんどの場合まず使うことはありません。

もらうときの前提は「使わないけどとりあえず」となっている物ほど、案の定やっぱり使わないのです。

必要ないのにとりあえずもらっておこうとすることは、貧乏性の人に多く見られる癖です。

お金がなくて貧乏ですから、いる物だけでなくいらない物までとにかく何でももらいたがります。

その分、部屋が散らかり、使わない物が部屋に散乱してしまうありさまとなってしまうのです。

使うことが前提なら、もちろんもらってもかまいません。

自分が必要としていて、なおかつそれがただで手に入るなら「棚からぼた餅」です。

しかし、もらう時点で使う用事のない物は当然使うことなどなく、ごみをもらっていると考えることです。

貧乏性を引きずったままだと、一歩間違えれば、自分でごみを増やす習慣を身につけてしまいます。

私は物をもらうときには、自分にとって本当に必要かどうかを考えます。

もし自分が使う予定があるなら喜んでいただきます。

しかし、どう考えても使う用事のない物は、きっぱり断ってもらわないようにしています。

せっかくの親切を断るのは申し訳ないですが、とはいえ何でももらってばかりでは自分でごみを集めているようなものなのです。

ごみが増えるだけで、捨てるときの手間暇が増えてしまうのです。

物を持たないシンプル生活(26)
  • 使わない物をとりあえずもらっておくのは、やめる。
貧乏性は、病気と言ってもいい。

物を持たない30のシンプル生活

  1. ごみを捨てると、生活が向上する。
  2. 本人がごみだと気づいていないごみがある。
  3. 「誰かにあげることができないか」と、考えてみる。
  4. 「いつか使うかもしれない物」に限って、一生使うことはない。
  5. ほとんどの物はレンタルできる。
    個人があえて持つ必要はない。
  6. ブランドばかりをたくさん持とうとするのは、自信のなさの表れ。
  7. 物に囲まれすぎてしまうと、人間ではなくなってしまう。
  8. 一番の物だけを持てばいい。
  9. 一番の物だけは、複数持つことが許される。
  10. 整理整頓の基本は、机の上から。
  11. 「使うか使わないか」を基準に考えよう。
  12. 友人が持っている物を、わざわざ持つ必要はない。
  13. 100パーセントの収納が、100点の収納ではない。
  14. 手紙や年賀状は、捨ててもいい。
  15. 捨てるときの心の痛みは、勉強代だと考えよう。
  16. 中途半端な物は、出番も中途半端。
  17. 物を捨てないと、集中ができない。
  18. 1つが捨てられなくても、まとめてなら捨てることができる。
  19. 記念品は、心にしまう。
    わざわざ部屋に残さない。
  20. ごみ捨てをしないと、ごみが部屋の住人になってしまう。
  21. 自分らしい部屋にするなら、模様替えや装飾よりごみ捨て。
  22. 他人に捨ててもらうと、捨てられる。
  23. 自分が必要だと思い込んでいるだけ。
    なくなっても困らない。
  24. 「借りること」を前提に生活すれば、必ず部屋はすっきりする。
  25. 旅先で買えるものを、わざわざ持たない。
  26. 使わないのにもらうことは、ごみをもらっているということ。
  27. 貧乏性は、病気と言ってもいい。
  28. 新しい物を買ったら、古い物は捨てよう。
  29. 捨てる力を身につけると、置く場所と捜す時間を節約できる。
  30. 最後に残った物が、本当に必要な物。

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