執筆者:水口貴博

整理整頓で心まで豊かにする30の方法

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捨てることは、物質的に限った話ではない。精神的なことにも当てはまる。

捨てることは、物質的に限った話ではない。精神的なことにも当てはまる。 | 整理整頓で心まで豊かにする30の方法

余裕がないとは、いっぱいになっている状態のことを指します。

「気持ちに余裕がない」というのは、何かに忙しくて、考える時間も気持ちもなく、目の前のことで頭がいっぱいのことをいいます。

余裕がない状態は、すでにレッドゾーンに差し掛かっている状態です。

余裕がないことで自分が忙しいことを演出でき、かっこいいと思われるに違いないと考えていれば、誤解です。

余裕がないために頭の中が整理できず、的が外れた発言や、自分らしくない態度や動きになります。

余裕がないときは、自分が自分ではないときです。

本棚の本を整理するとき、本がぎっしり詰まっている状態で、どう整理するのでしょうか。

いくぶん本棚に余裕があれば、本を並び替えるときに、その空いた余裕を使って整理ができます。

しかし、隙間なく詰まった状態では、整理整頓は難しいです。

では、余裕のない状態になったときには解決策はないのでしょうか。

いいえ、1つだけあります。

物を手放すことです。

本棚にぎっしり詰まった本を、きれいに並び替えるためには、どれかを捨てるしかありません。

捨てて手放すことで、余裕を作れます。

余裕がない人は、たくさんのことを背負いすぎている人です。

仕事を抱えすぎている人。

自分の器以上に大きな責任を背負っている人。

時間に入りきらないスケジュールを詰め込んでいる人。

こうした人が、本来の余裕のある状態に戻るためには、何かを手放すことです。

捨てることです。

スケジュールを上手にこなす自己管理や、大きな責任も背負える器を手に入れることではありません。

まず何かを諦めて手放すことで余裕ができ、いつもの自分に戻ることができます。

整理整頓の基本は「捨てること」です。

捨てることは、物質的に限った話ではなく、精神的な話にも共通したことなのです。

気持ちに余裕を持つためには、何かを手放し、余白を作ることなのです。

整理整頓で心まで豊かにする方法(4)
  • 精神的余裕のために、何かを手放す。
部屋にたくさんの物が置かれているのは、心の穴を埋めている姿。

整理整頓で心まで豊かにする30の方法

  1. 「部屋の整理整頓=心の整理整頓」
  2. 整理をするとは、捨てること。
  3. いらない物は片付けるより、捨てるのが一番。
  4. 捨てることは、物質的に限った話ではない。
    精神的なことにも当てはまる。
  5. 部屋にたくさんの物が置かれているのは、心の穴を埋めている姿。
  6. コンプレックスを埋めるために、物を持とうとしてしまう。
  7. 過去→心→言葉→行動。
  8. 捨てることは、手に入れること。
  9. 心がすっきりしている人は、メモが習慣になっている。
  10. いろいろな物を中途半端にもたない。
    一点豪華主義になる。
  11. 整理整頓するから心がすっきりするのではない。
    心がすっきりしているから部屋も整理整頓されていく。
  12. 手放すから余裕ができる。
    整理整頓は、手放したときに実現する。
  13. 「高い安い」で整理整頓しない。
    「好き嫌い」で整理整頓する。
  14. おしゃれな入れ物を捨ててしまう。
  15. レンタルできるものは、徹底的にレンタルに頼る。
  16. 整理整頓は、生活しやすく住みやすくするための手段である。
  17. 整理整頓の第一歩は、軽い気持ちで始める。
  18. 整理をするとは、統一させること。
  19. テーマを決めると、整理整頓ができる。
  20. 人の本性は「言葉」ではなく「行動」に表れる。
  21. 部屋がすっきりしていない人は、人間関係もすっきりしていない。
  22. 大きな模様替えの前には、大破壊が必要。
  23. 元気の出る部屋にしよう。
  24. やる気は今が一番の旬。
    後回しにすると、やる気がなくなってしまう。
  25. 自分を偽る人は、本当の改善がいつまで経ってもできない人。
  26. 整理整頓が習慣になっている人は、すべてにおいて整理整頓ができるようになる。
  27. もらうより、買うほうがいい。
  28. 整理整頓で、仕事も恋も友人関係もうまくいく。
  29. 手に入れる豊かさより、手放すことによる豊かさのほうが上回っている。
  30. この世には、全体として宇宙という「1つ」しかない。

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