執筆者:水口貴博

物を持たない30のシンプル生活

18

1つが捨てられなくても、まとめてなら捨てることができる。

1つが捨てられなくても、まとめてなら捨てることができる。 | 物を持たない30のシンプル生活

私は以前に500冊もの本を一気に捨てた経験があります。

物に対する執着が強かったころは、たかだか1冊の本を捨てることにも大きな勇気が必要でした。

しかし、本を取っておいてももう一度読み返すことはなく、部屋のスペースを取っている邪魔者になっていることに気づきました。

部屋をきれいにしたいことと、ごみになってしまっていた本を何とかしたい気持ちがあり、思い切って捨てることにしました。

まず始めにほしいと言う人には事前にプレゼントをして、それでも残った本たちとの最後のお別れを心に決めました。

初めは、少しずつ捨てようと思っていました。

一気に捨てるのは何だか気が重く、少しずつのほうがいいかと思っていたのです。

しかし、面白いことに10冊くらいまとめて捨ててしまうと「ついでに」という気持ちが湧いてきます。

「たかだか10冊捨てるのにこれだけ心が痛むのに、これを何度も繰り返すのはつらいな」

そう思い、痛い経験は1回にまとめてしまおうと考え、500冊の本をまとめてごみ場へ持っていってしまっていました。

本人である私が、驚きです。

捨てるとなると、捨てる前は大変ですが、捨てている最中は、意外にあっさり行動できてしまいます。

1つだけ捨てようとすると大変ですが、まとめて捨ててしまおうとするとあっさりできるのです。

物を持たないシンプル生活(18)
  • 捨てるときは、まとめて捨ててしまう。
記念品は、心にしまう。
わざわざ部屋に残さない。

物を持たない30のシンプル生活

  1. ごみを捨てると、生活が向上する。
  2. 本人がごみだと気づいていないごみがある。
  3. 「誰かにあげることができないか」と、考えてみる。
  4. 「いつか使うかもしれない物」に限って、一生使うことはない。
  5. ほとんどの物はレンタルできる。
    個人があえて持つ必要はない。
  6. ブランドばかりをたくさん持とうとするのは、自信のなさの表れ。
  7. 物に囲まれすぎてしまうと、人間ではなくなってしまう。
  8. 一番の物だけを持てばいい。
  9. 一番の物だけは、複数持つことが許される。
  10. 整理整頓の基本は、机の上から。
  11. 「使うか使わないか」を基準に考えよう。
  12. 友人が持っている物を、わざわざ持つ必要はない。
  13. 100パーセントの収納が、100点の収納ではない。
  14. 手紙や年賀状は、捨ててもいい。
  15. 捨てるときの心の痛みは、勉強代だと考えよう。
  16. 中途半端な物は、出番も中途半端。
  17. 物を捨てないと、集中ができない。
  18. 1つが捨てられなくても、まとめてなら捨てることができる。
  19. 記念品は、心にしまう。
    わざわざ部屋に残さない。
  20. ごみ捨てをしないと、ごみが部屋の住人になってしまう。
  21. 自分らしい部屋にするなら、模様替えや装飾よりごみ捨て。
  22. 他人に捨ててもらうと、捨てられる。
  23. 自分が必要だと思い込んでいるだけ。
    なくなっても困らない。
  24. 「借りること」を前提に生活すれば、必ず部屋はすっきりする。
  25. 旅先で買えるものを、わざわざ持たない。
  26. 使わないのにもらうことは、ごみをもらっているということ。
  27. 貧乏性は、病気と言ってもいい。
  28. 新しい物を買ったら、古い物は捨てよう。
  29. 捨てる力を身につけると、置く場所と捜す時間を節約できる。
  30. 最後に残った物が、本当に必要な物。

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