執筆者:水口貴博

物を持たない30のシンプル生活

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中途半端な物は、出番も中途半端。

中途半端な物は、出番も中途半端。 | 物を持たない30のシンプル生活

物を買うときには一番いい物を買うか、一番安い物を買うかのどちらかです。

お金の余裕がないときは、やはりとにかく安い物を選びます。

しかし、お金に余裕があるなら、必ず一番いい物を選ぶことです。

これが上手な買い物の仕方です。

物を買うときの選択肢は、究極にはこの2つに限定されます。

一番安いならお金を大切にしているので無駄がありません。

しかし、一番自分にとっていい物なら値段は関係なく価値があります。

値段が高かろうが、本当に自分にとって一番なら長く使うことができて思い入れも強いのです。

一番危ないのは「中途半端な物」です。

一番安いわけでもなく、だからとはいえ一番いい物でもありません。

適当に中途半端な物を買ったときは、扱いも中途半端になります。

そのうえ、物としての価値も中途半端です。

自分にとってぴったり合っていると言うわけではなく、ですから扱いも乱暴になります。

消耗品なら中途半端な物でも最後にはなくなり、いつの間にか捨てることができます。

しかし、長く使おうと思う物ほど、中途半端な物だと自分に対しても中途半端にしてしまうことになるのです。

こうした中途半端なものは、最後にはいらなくなります。

テレビの人気タレントベスト10でも「一番モテるタレント」と「一番モテないタレント」の2枠で大きく分けられています。

一番上と一番下は常に人気がありますが、危ないのが中途半端なところにいるタレントたちです。

テレビからいち早く消えてしまうタレントは、こうした中途半端なタレントたちだからです。

一番かっこいいわけでもなく、一番かっこ悪いわけでもない。

だからとはいえ何か輝く特技や才能があるわけでもなく、すべてが中途半端。

こういうタレントが、まずテレビから消えてしまうのです。

出番がないからです。

中途半端は常に出番がなく、活躍の場も少なくなってしまうのです。

あなたの部屋にも同じことが言えます。

中途半端な物は結局使いません。

商品として購入するときには、常に一番いい物か一番安い物のどちらかです。

値段も価値も中途半端は、一番必要とされないことなのです。

買い物の際は、中途半端な物を買うのは避けましょう。

自分にとって一番いいものだけを買うようにしましょう。

そうでなければ一番安い物を買うことです。

それが結局は一番の節約でもあり、上手な買い物の仕方でもあるのです。

物を持たないシンプル生活(16)
  • 中途半端な物を持たず、買わないようにする。
物を捨てないと、集中ができない。

物を持たない30のシンプル生活

  1. ごみを捨てると、生活が向上する。
  2. 本人がごみだと気づいていないごみがある。
  3. 「誰かにあげることができないか」と、考えてみる。
  4. 「いつか使うかもしれない物」に限って、一生使うことはない。
  5. ほとんどの物はレンタルできる。
    個人があえて持つ必要はない。
  6. ブランドばかりをたくさん持とうとするのは、自信のなさの表れ。
  7. 物に囲まれすぎてしまうと、人間ではなくなってしまう。
  8. 一番の物だけを持てばいい。
  9. 一番の物だけは、複数持つことが許される。
  10. 整理整頓の基本は、机の上から。
  11. 「使うか使わないか」を基準に考えよう。
  12. 友人が持っている物を、わざわざ持つ必要はない。
  13. 100パーセントの収納が、100点の収納ではない。
  14. 手紙や年賀状は、捨ててもいい。
  15. 捨てるときの心の痛みは、勉強代だと考えよう。
  16. 中途半端な物は、出番も中途半端。
  17. 物を捨てないと、集中ができない。
  18. 1つが捨てられなくても、まとめてなら捨てることができる。
  19. 記念品は、心にしまう。
    わざわざ部屋に残さない。
  20. ごみ捨てをしないと、ごみが部屋の住人になってしまう。
  21. 自分らしい部屋にするなら、模様替えや装飾よりごみ捨て。
  22. 他人に捨ててもらうと、捨てられる。
  23. 自分が必要だと思い込んでいるだけ。
    なくなっても困らない。
  24. 「借りること」を前提に生活すれば、必ず部屋はすっきりする。
  25. 旅先で買えるものを、わざわざ持たない。
  26. 使わないのにもらうことは、ごみをもらっているということ。
  27. 貧乏性は、病気と言ってもいい。
  28. 新しい物を買ったら、古い物は捨てよう。
  29. 捨てる力を身につけると、置く場所と捜す時間を節約できる。
  30. 最後に残った物が、本当に必要な物。

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