執筆者:水口貴博

生活の質を向上させる30のマナー

15

ボタンがなかなか留められないのは、実は危険な未来の前兆。

ボタンがなかなか留められないのは、実は危険な未来の前兆。 | 生活の質を向上させる30のマナー

急いでいるときにかぎって、ボタンが留められない。

いつもなら簡単に留められるボタンが、急いでいるときにかぎって、妙に難しく感じられます。

手元が震え、うまく指が動かなくなります。

ボタンを全部留めたと思えば、最後にボタンの掛け違いをしていることに気づき、最初からやり直すおちが待っています。

「こんな状況なら、いつもどおりゆっくり留めたほうがまだ早かった」と思うのです。

さて、よくありがちな状況ですが、実は危険な未来の前兆です。

その焦った状態のまま外出すれば、どうなるでしょうか。

不注意のため、事故に遭いやすくなるのです。

最悪、命の危険にさらされる可能性もあります。

ボタンがなかなか留められないときは、焦りすぎている自分に気づき、すぐ落ち着きを取り戻しましょう。

遅刻をしそうな状況かもしれませんが、命には代えられません。

わずかな時間短縮のために、命を危険にさらすほうが愚かです。

「落ち着け、落ち着け。深呼吸をしよう」

自分に言い聞かせ、ゆっくりとした動作を心がけましょう。

深呼吸をすれば、脳に酸素が行き渡り、余裕が生まれます。

落ち着きが戻れば、いつもどおりスムーズにボタンが留められます。

外に出ても、安心なのです。

生活の質を向上させるマナー(15)
  • ボタンがなかなか留められないときは、過剰に焦っている自分に気づき、すぐ落ち着きを取り戻す。
部屋のカーテンを最後に洗濯したのは、いつですか。

生活の質を向上させる30のマナー

  1. 始業時間を厳守するように、就寝時間も厳守しよう。
  2. 自分一人でも「いってきます」「ただいま」は、きちんと言う言葉。
  3. お金の無駄遣いより時間の無駄遣いのほうがもったいない。
  4. 面識ができれば、勇気を出して、挨拶をしてみる。
  5. 親友には本音で話すのがマナー。
    本音を話して離れたなら、そもそも親友ではなかったということ。
  6. 人の品性が表れるのは、何かを終えたとき。
  7. 今持っているハンカチとティッシュは、人にすぐ差し出せますか。
  8. ハンカチの質を上げるだけで、生活全体の質が向上する。
  9. 初対面は、自己紹介のベストタイミング。
  10. 品性が表れるのは、ドアを開けるときより閉めるとき。
  11. 最初の一口目は、もっともっと大事にしたほうがいい。
  12. 料理をお金で味わっていないか。
    きちんと自分の舌で味わおう。
  13. 「形だけの拍手」では意味がない。
    「リスペクトを込めた拍手」をしよう。
  14. 探し物の時間が目立ったら、身の回りの整理整頓がイエローカードと考える。
  15. ボタンがなかなか留められないのは、実は危険な未来の前兆。
  16. 部屋のカーテンを最後に洗濯したのは、いつですか。
  17. 部屋の中で、最も掃除を忘れがちな場所とは。
  18. 利用していない定額制サービスはありませんか。
  19. 使い終わった傘には、あなたの内面と未来が表れている。
  20. 買ってすぐ不要になったビニール傘は、捨てるのではなく、プレゼントする。
  21. 美術館で、いきなりタイトルや解説から読み始めていないか。
  22. 使い終わった物を捨てるときにも、ねぎらいの言葉はあっていい。
  23. 自然に出るあくびは、体からの大切なメッセージ。
  24. タクシーの指示を出すタイミングに、あなたの優しさが表れる。
  25. ぎりぎり電車に乗れても、ドア付近で立ち止まらない。
  26. 宅配の人に、どんな対応をしていますか。
  27. 探し物がすぐ見つからないのは、整理整頓がおろそかになっている証拠。
  28. バナナの皮を踏んで転ぶのは、実は運のいい出来事。
  29. アンケートを書くのも、舞台観劇の一部。
  30. 親におごってもらったときも「ごちそうさま」。

同じカテゴリーの作品

1:57

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION