急いでいるときにかぎって、ボタンが留められない。
いつもなら簡単に留められるボタンが、急いでいるときにかぎって、妙に難しく感じられます。
手元が震え、うまく指が動かなくなります。
ボタンを全部留めたと思えば、最後にボタンの掛け違いをしていることに気づき、最初からやり直すおちが待っています。
「こんな状況なら、いつもどおりゆっくり留めたほうがまだ早かった」と思うのです。
さて、よくありがちな状況ですが、実は危険な未来の前兆です。
その焦った状態のまま外出すれば、どうなるでしょうか。
不注意のため、事故に遭いやすくなるのです。
最悪、命の危険にさらされる可能性もあります。
ボタンがなかなか留められないときは、焦りすぎている自分に気づき、すぐ落ち着きを取り戻しましょう。
遅刻をしそうな状況かもしれませんが、命には代えられません。
わずかな時間短縮のために、命を危険にさらすほうが愚かです。
「落ち着け、落ち着け。深呼吸をしよう」
自分に言い聞かせ、ゆっくりとした動作を心がけましょう。
深呼吸をすれば、脳に酸素が行き渡り、余裕が生まれます。
落ち着きが戻れば、いつもどおりスムーズにボタンが留められます。
外に出ても、安心なのです。