執筆者:水口貴博

生活の質を向上させる30のマナー

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人の品性が表れるのは、何かを終えたとき。

人の品性が表れるのは、何かを終えたとき。 | 生活の質を向上させる30のマナー

人の品性が表れるのは、どんなときでしょうか。

普段私たちは、何かを始める前や最中は、しっかり注意するものです。

しかし、注意したいのは、何かを終えた後です。

何かに取り組んでいる最中は、その作業で頭がいっぱいです。

その作業が終わって、ほっと一息ついたとき、その人の品性が表れやすくなります。

たとえば、飲み終わった後の空き缶。

空き缶を、道にポイ捨てするか、きちんとごみ箱に捨てるかです。

用を済ませた後の便座。

便座のふたを、開けたままにするか、きちんと閉めるかです。

食卓で食事を終えた後の食器。

食器を、そのまま放置するのか、台所まで持っていくかです。

使い終わった文房具。

鉛筆や消しゴムを、出しっ放しにするか、きちんと筆箱に戻すかです。

仕事を終えて帰るときの机。

机の上を、資料で散らかしたまま帰宅するのか、片付けてから帰宅するのかです。

緊張が緩み、つい楽なほうを選んでいないでしょうか。

「終わったからどうでもいい」と考えるのでは、紳士淑女のマナーではありません。

細かな配慮までできる人になり、最後の最後まで引き締めましょう。

終わり際が美しい人は、人としての内面も美しいのです。

生活の質を向上させるマナー(6)
  • 始める前や最中だけでなく、終えた後も大切にする。
今持っているハンカチとティッシュは、人にすぐ差し出せますか。

生活の質を向上させる30のマナー

  1. 始業時間を厳守するように、就寝時間も厳守しよう。
  2. 自分一人でも「いってきます」「ただいま」は、きちんと言う言葉。
  3. お金の無駄遣いより時間の無駄遣いのほうがもったいない。
  4. 面識ができれば、勇気を出して、挨拶をしてみる。
  5. 親友には本音で話すのがマナー。
    本音を話して離れたなら、そもそも親友ではなかったということ。
  6. 人の品性が表れるのは、何かを終えたとき。
  7. 今持っているハンカチとティッシュは、人にすぐ差し出せますか。
  8. ハンカチの質を上げるだけで、生活全体の質が向上する。
  9. 初対面は、自己紹介のベストタイミング。
  10. 品性が表れるのは、ドアを開けるときより閉めるとき。
  11. 最初の一口目は、もっともっと大事にしたほうがいい。
  12. 料理をお金で味わっていないか。
    きちんと自分の舌で味わおう。
  13. 「形だけの拍手」では意味がない。
    「リスペクトを込めた拍手」をしよう。
  14. 探し物の時間が目立ったら、身の回りの整理整頓がイエローカードと考える。
  15. ボタンがなかなか留められないのは、実は危険な未来の前兆。
  16. 部屋のカーテンを最後に洗濯したのは、いつですか。
  17. 部屋の中で、最も掃除を忘れがちな場所とは。
  18. 利用していない定額制サービスはありませんか。
  19. 使い終わった傘には、あなたの内面と未来が表れている。
  20. 買ってすぐ不要になったビニール傘は、捨てるのではなく、プレゼントする。
  21. 美術館で、いきなりタイトルや解説から読み始めていないか。
  22. 使い終わった物を捨てるときにも、ねぎらいの言葉はあっていい。
  23. 自然に出るあくびは、体からの大切なメッセージ。
  24. タクシーの指示を出すタイミングに、あなたの優しさが表れる。
  25. ぎりぎり電車に乗れても、ドア付近で立ち止まらない。
  26. 宅配の人に、どんな対応をしていますか。
  27. 探し物がすぐ見つからないのは、整理整頓がおろそかになっている証拠。
  28. バナナの皮を踏んで転ぶのは、実は運のいい出来事。
  29. アンケートを書くのも、舞台観劇の一部。
  30. 親におごってもらったときも「ごちそうさま」。

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