執筆者:水口貴博

生活の質を向上させる30のマナー

10

品性が表れるのは、ドアを開けるときより閉めるとき。

品性が表れるのは、ドアを開けるときより閉めるとき。 | 生活の質を向上させる30のマナー

ドアを閉める瞬間は、品性の表れやすい瞬間です。

ドアを開けるときではありません。

閉めるときも、開けるときと同じくらい重要です。

ドアを閉めるときを思い出してください。

スプリングがついたドアは、開けてから手を離しても、自動的に閉まります。

急いでいるときでも、ドアの半開きを防げるため安心です。

しかし、これは上品なドアの閉め方とは言えません。

ドアが閉まるとき「ばたん」と音がします。

ドアのタイプによっては、大きな音が響くこともあります。

スプリングの調子が悪いと、ドアが半開きのままになるでしょう。

上品にドアを閉めるなら、きちんと閉めきるところまで手を使いましょう。

ゆっくりドアを閉めれば、大きな音は響きません。

ちょっとした違いですが、これを心がけるだけで、あなたの動作はずいぶん上品になります。

片手でもいいのですが、両手を使えば、いっそう上品です。

「時間がかかる」と思うかもしれませんが、ほんの2、3秒です。

たった数秒をたいせつにするだけで、ドアを閉めた後の余韻がずいぶんよくなります。

1つ1つの動作を落ち着いて心がけたほうが、生活に上品な雰囲気が漂うのです。

生活の質を向上させるマナー(10)
  • ドアを開けたら、閉めきるところまで手を使う。
最初の一口目は、もっともっと大事にしたほうがいい。

生活の質を向上させる30のマナー

  1. 始業時間を厳守するように、就寝時間も厳守しよう。
  2. 自分一人でも「いってきます」「ただいま」は、きちんと言う言葉。
  3. お金の無駄遣いより時間の無駄遣いのほうがもったいない。
  4. 面識ができれば、勇気を出して、挨拶をしてみる。
  5. 親友には本音で話すのがマナー。
    本音を話して離れたなら、そもそも親友ではなかったということ。
  6. 人の品性が表れるのは、何かを終えたとき。
  7. 今持っているハンカチとティッシュは、人にすぐ差し出せますか。
  8. ハンカチの質を上げるだけで、生活全体の質が向上する。
  9. 初対面は、自己紹介のベストタイミング。
  10. 品性が表れるのは、ドアを開けるときより閉めるとき。
  11. 最初の一口目は、もっともっと大事にしたほうがいい。
  12. 料理をお金で味わっていないか。
    きちんと自分の舌で味わおう。
  13. 「形だけの拍手」では意味がない。
    「リスペクトを込めた拍手」をしよう。
  14. 探し物の時間が目立ったら、身の回りの整理整頓がイエローカードと考える。
  15. ボタンがなかなか留められないのは、実は危険な未来の前兆。
  16. 部屋のカーテンを最後に洗濯したのは、いつですか。
  17. 部屋の中で、最も掃除を忘れがちな場所とは。
  18. 利用していない定額制サービスはありませんか。
  19. 使い終わった傘には、あなたの内面と未来が表れている。
  20. 買ってすぐ不要になったビニール傘は、捨てるのではなく、プレゼントする。
  21. 美術館で、いきなりタイトルや解説から読み始めていないか。
  22. 使い終わった物を捨てるときにも、ねぎらいの言葉はあっていい。
  23. 自然に出るあくびは、体からの大切なメッセージ。
  24. タクシーの指示を出すタイミングに、あなたの優しさが表れる。
  25. ぎりぎり電車に乗れても、ドア付近で立ち止まらない。
  26. 宅配の人に、どんな対応をしていますか。
  27. 探し物がすぐ見つからないのは、整理整頓がおろそかになっている証拠。
  28. バナナの皮を踏んで転ぶのは、実は運のいい出来事。
  29. アンケートを書くのも、舞台観劇の一部。
  30. 親におごってもらったときも「ごちそうさま」。

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