美術館に行くと、不思議な人たちを見かけることがあります。
作品を見ている時間より、タイトルや解説を読んでいる時間のほうが長い人たちです。
タイトルと解説をじっくり読んだ後、作品をちらっと見て、次に移ります。
作品を見ているだけでは意味がわからないので、タイトルと解説を読んで、意味を理解したいのでしょう。
結果として、作品を見ている時間より、文字を読んでいる時間のほうが長くなっています。
これでは、作品を見に来ているのではなく、文字を読みに来ている状態です。
もちろんそういう見方もありますが、美術鑑賞の本質が欠けています。
美術鑑賞の主役は、あくまで作品です。
美術鑑賞は、文字を読んでばかりではなく、あくまで作品の鑑賞を重視しましょう。
おすすめなのは、次の3ステップです。
それぞれのステップを、時間をかけて楽しむといいでしょう。
この3ステップで美術を鑑賞していけば、作品・タイトル・解説がうまく融合して、より深く作品を楽しめます。