執筆者:水口貴博

就職活動の失敗を防ぐ30の対策

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見学の態度も、選考に影響することがある。

見学の態度も、選考に影響することがある。 | 就職活動の失敗を防ぐ30の対策

就職活動のイベントの1つに、企業見学や工場見学があります。

実際に職場の中に入り、職場の雰囲気や働く様子などを見させてもらいます。

社員の人に、各部署・各部門の案内をしてもらいながら、詳しい話が聞けます。

本やインターネットだけの情報とは違い、やはり直接目で見て確かめる経験は貴重です。

今まで抽象的だった職場の様子が、具体的に把握できるようになります。

ただし、ただ話をぼんやり聞いているだけではいけません。

このときに意識しておきたいのは「見学の態度も、選考に影響することがある」という点です。

話を聞くときには、立ったまま、じっとしている時間が多くなるでしょう。

このとき、あくびや手遊びをしていれば、就業意欲を疑われます。

小さな動きですが、意外に目立ち、社員に誤解されることがあるでしょう。

見学の態度が悪ければ「あの学生は感じが悪い」と思われ、裏で評価を落とされている可能性があります。

見学中は「見られている」と思い、油断しないことです。

社員の話を聞いて理解したときは、じっとしてばかりではなく、うなずくくらいはしたほうがいいでしょう。

積極的に話を聞いている様子を見せたほうが、社員の印象にも残ります。

わからないところは、積極的に質問しましょう。

社員に直接質問できる、数少ないチャンスです。

学生たちの聞く態度がよければ、参考情報を余分に聞かせてもらえることもあります。

学生にとって見学は、企業を評価する立場ですが、実際は評価されている立場でもあるのです。

就職活動の失敗を防ぐ対策(8)
  • 見学は「見ている」だけでなく「見られている」という意識も持つ。
就職活動は、運よく進めるものではない。
自分の努力で進めるもの。

就職活動の失敗を防ぐ30の対策

  1. 有能な人材とは。
  2. 自己分析は、遠回りに思えて、実は近道。
  3. 企業名で選ぶか。
    職種名で選ぶか。
  4. 就職情報サイトの誘惑に振り回されない。
  5. 親を頼るのは大切。
    ただし、何もかも頼るのはよくない。
  6. コネに頼りすぎる就職活動は、難航する。
  7. 時事問題の対策として、必要なことは何か。
  8. 見学の態度も、選考に影響することがある。
  9. 就職活動は、運よく進めるものではない。
    自分の努力で進めるもの。
  10. こだわる理由が見当たらなければ、こだわらない理由を考えてみる。
  11. 総合職と一般職で迷う場合、どうすればいいのか。
  12. 自信を持っても、謙虚は忘れないこと。
  13. 男性でも、一般職に就くことはできるのか。
  14. 外資系企業は、堅い企業しかないのか。
  15. 応募企業に曖昧な点があれば、手間でもきちんと確認。
  16. 興味を持った企業が社員を募集していない場合、諦めるしかないのか。
  17. 募集条件を満たしていない場合、諦めるしかないのか。
  18. 複数の土地で就職活動する場合は、中途半端に注意。
  19. Uターン就職を考える学生が狙いたいイベントとは。
  20. 教育実習と面接日程が重なった場合、どちらを優先すべきか。
  21. 大学の試験日と面接日程が重なったとき、どちらを優先すべきか。
  22. 選考が立て込む時期に体調を崩してしまうと、本当に痛い。
  23. 大切な面接がある日は、ほかに大きな予定を入れない。
  24. 雪が多い日は、長靴を履いて就職活動をしてもいいのか。
  25. 就職対策本は、面接に持参しない。
  26. 面接時間の長さは、どのくらいか。
  27. 傘袋も傘立てもないときのマナー。
  28. 自己PRと志望動機は、念のため、2種類準備しておくと安心。
  29. 面接官を挑発するだけでは、選考を通過できない。
  30. 就職活動がきっかけで、友人関係が悪くなることがある。

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