履歴書を書いた後「これでいいのだろうか」と不安になります。
未熟な自分では、履歴書の善しあしを客観的に判断するのは難しいでしょう。
あなたなら、履歴書の相談を誰にしますか。
おそらく、親・先輩・先生などに相談するのではないでしょうか。
もちろん人生の先輩ですから、適切にアドバイスしてもらえるでしょう。
しかし、もっと頼りになる先輩がいるのです。
職業安定所にいる職員です。
職業安定所といえば「仕事を探す場所」と思いがちですが、それだけではありません。
履歴書の相談も受け付けています。
職業安定所の職員は、これまで見てきた履歴書の数が違います。
1日だけで、さまざまなタイプの求職者や採用担当者と接しています。
経験量が、圧倒的に違うのです。
書き終わった履歴書は、職業安定所の職員に見てもらい、善しあしの意見を求めるといいでしょう。
「履歴書を書いたのですが、直したほうがいい点があれば、遠慮せず、何でも教えてください」
熱意を見せながら、相談しましょう。
「誤字脱字がある」
「志望動機の説得力が弱い」
「こういう表現は、ふさわしくないね」
「こういう書き方をすれば、見栄えがよくなるよ」
具体的に改善案をアドバイスしてくれるでしょう。
これまで数多くの採用担当者と接しているため、どんな履歴書がよくて悪いのか、直感的に理解しているのです。
職員にもさまざまな性格の人がいますから、できるだけ熱心で丁寧な人を選んで、相談するといいでしょう。
ベテランからのアドバイスを、無料で何度でも受けられるのですから、得だと思いませんか。
頼りになる人には、素直に頼っておきましょう。
防げる失敗は、未然に防ぐことです。
得られる協力を得ておくことが、採用への近道です。