精神疾患が原因でニートになっている場合、まず治療が優先です。
統合失調症、気分障害、不安障害などです。
精神疾患の治療の特徴は、治療に時間がかかることです。
風邪の治療のように、数日で完治することはまれです。
心が影響しているため、回復にも時間がかかる場合が多いのです。
3カ月、半年、1年など、長期にわたる治療になるでしょう。
病状によっては、数年かかる場合もあります。
「早く働かなければ」という気持ちもあるでしょうが、焦りは禁物です。
精神疾患を抱えたまま、無理をして働きに行こうとすると、病の回復を妨げるでしょう。
「気合で直そう」と思いますが、気合で治れば苦労しないのです。
精神疾患が原因とわかれば、まず治療を優先しましょう。
焦っていると治療の妨げになり、余計に治療が長引きます。
「休むことが治療」と思い、無理な行動は避けましょう。
主治医の指示に従って、必要な薬をきちんと飲みましょう。
就職活動は、体調が回復してからでも間に合います。
気持ちが前を向いているかぎり、手遅れはありません。
急がないのも、治療の1つです。