世の中の実情がわかってくると、すさんだ現実に気づくことがあります。
「世の中の社長たちは、金儲けしか考えていない」
「仕事をしても、こき使われるだけ」
「政治家は、保身しか考えていない」
幼いころ、社会に大きな期待を抱いていた分、気づいたときの絶望感も大きくなりがちです。
最終的には、こんな言葉を口にするようになります。
「世の中はおかしい。間違っている」と。
世の中に絶望して、ニートになる人も多いでしょう。
ニートをしていれば、少なくとも、おかしな世の中に振り回されずに済むように思えます。
世の中と隔離された生活を送れば、おかしな世の中から被害を受けることもありません。
しかし、ここなのです。
「世の中はおかしい。間違っている」と嘆いたところで、何の役に立つのでしょうか。
おかしな世の中を改善するために、何か行動しているなら意味もあるでしょうが、嘆くだけでは無意味です。
むしろ、マイナスです。
仕事もせず、将来に希望も持たず、親の援助ばかりで生きています。
話すことといえば「もう手遅れ。何をやっても無駄。未来はない」という愚痴ばかり。
国の税収を下げ、国力を下げ、未来を奪っています。
嘆くだけでは、始まらないのです。
おかしな世の中を改善したければ、部屋から出て、社会で働くことです。
それだけで、世の中が、少し改善されます。
嘆くよりは、はるかに有益です。
つらいことや大変なこともありますが、楽しいことも嬉しいこともあるのです。