執筆者:水口貴博

ニートが社会復帰する30の方法

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「世の中はおかしい」と嘆いたところで、何の解決にもならない。

「世の中はおかしい」と嘆いたところで、何の解決にもならない。 | ニートが社会復帰する30の方法

世の中の実情がわかってくると、すさんだ現実に気づくことがあります。

「世の中の社長たちは、金儲けしか考えていない」

「仕事をしても、こき使われるだけ」

「政治家は、保身しか考えていない」

幼いころ、社会に大きな期待を抱いていた分、気づいたときの絶望感も大きくなりがちです。

最終的には、こんな言葉を口にするようになります。

「世の中はおかしい。間違っている」と。

世の中に絶望して、ニートになる人も多いでしょう。

ニートをしていれば、少なくとも、おかしな世の中に振り回されずに済むように思えます。

世の中と隔離された生活を送れば、おかしな世の中から被害を受けることもありません。

しかし、ここなのです。

「世の中はおかしい。間違っている」と嘆いたところで、何の役に立つのでしょうか。

おかしな世の中を改善するために、何か行動しているなら意味もあるでしょうが、嘆くだけでは無意味です。

むしろ、マイナスです。

仕事もせず、将来に希望も持たず、親の援助ばかりで生きています。

話すことといえば「もう手遅れ。何をやっても無駄。未来はない」という愚痴ばかり。

国の税収を下げ、国力を下げ、未来を奪っています。

嘆くだけでは、始まらないのです。

おかしな世の中を改善したければ、部屋から出て、社会で働くことです。

それだけで、世の中が、少し改善されます。

嘆くよりは、はるかに有益です。

つらいことや大変なこともありますが、楽しいことも嬉しいこともあるのです。

ニートが社会復帰する方法(19)
  • おかしい世の中を嘆くより、外に出て働く。
精神疾患の治療は急がない。
急がないのも、治療の1つ。

ニートが社会復帰する30の方法

  1. ニートとは何か。
  2. ニートが直面しているのは、学習性無力感。
  3. すべてを自分のせいにしない。
  4. あなたはもっと行動できる。
    見栄のために、行動力を犠牲にしているだけ。
  5. ニートが「このままでいい」と思うのは、いいことなのか。
  6. 窓を開けると、未来も開ける。
    窓と未来は、つながっている。
  7. 着心地はよくても、ジャージには注意。
  8. 妄想しやすい人は、悪化する前に行動。
  9. ニートの問題は、自然に解決するものではなく、自分から解決させるもの。
  10. なぜ、楽ばかりを求めてはいけないのか。
  11. デジタルに触れる時間を減らす。
    アナログに触れる時間を増やす。
  12. 「就職難の時代」という言葉を、気にするな。
  13. 植物を、就職活動の励みにする。
  14. できないことは考えない。
    できることを考える。
  15. 親や社会に申し訳ないので仕事を始める。
    そんな理由もあっていい。
  16. 悩みは、ため込むのではなく、吐き出すもの。
  17. 仲間外れにされているのではない。
    そういう状況を自分から作っているのだ。
  18. 体調が悪いときは、少し頑張るだけで十分。
  19. 「世の中はおかしい」と嘆いたところで、何の解決にもならない。
  20. 精神疾患の治療は急がない。
    急がないのも、治療の1つ。
  21. 職業安定所に到着するだけでいい。
    後は流れに身を任せる。
  22. 職業安定所に向かうなら、ビジネススーツ。
  23. 仕事ができるかどうかは、仕事を始めてみないとわからない。
  24. 職業安定所で、簡単に意欲を出す方法。
  25. 混み合う職業安定所の待ち時間を、減らす方法。
  26. 履歴書の善しあしは、誰に相談するのがいいか。
  27. すべての相談員が、頼りになるとは限らない。
  28. ニートは、虚勢でいいから、面接でやる気を見せなければいけない。
  29. メモを取る姿が、採用担当者の心を動かす。
  30. 「よろしくお願いします」と頭を下げた人がいた。
    彼は、50代の新人だった。

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