執筆者:水口貴博

30代がしておきたい30のこと

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30代は、親と対等に会話できる最初で最後の10年間。

30代は、親と対等に会話できる最初で最後の10年間。 | 30代がしておきたい30のこと

30代は、親と対等に会話ができるようになる、最初の10年間です。

自分が仕事・結婚・子育てなど、ひととおりの社会経験を積むことで、親の気持ちがよくわかるようになるからです。

お互いに経験者であるため、話も合いやすくなります。

めでたいことですね。

ただし、残念なこともあります。

30代は、親と対等に会話できる最初の10年間であると同時に、最後の10年間でもあるのです。

ようやく対等に会話ができますが、そう長くは持ちません。

個人差はありますが、あなたが40代を迎えるころには、親はかなりの高齢になっているはずです。

70代、あるいは80代あたりではないでしょうか。

誰でも年を取れば、衰えます。

聴力が弱くなったり、物忘れもひどくなったりします。

歩くのがとぼとぼしたり、杖が必要になったりします。

すると今度は、対等に会話をしようと思っても、できなくなるのです。

親と子が対等に会話できる時期は、本当に短い。

人生で、ほんの10年くらいしかありません。

それが30代です。

大切なことは、親が元気であるうちに、会話や旅行を楽しむことです。

今しかできない、親との会話があります。

親の意識がはっきりしているうちに、しっかり会話を楽しみましょう。

今までしていなかった深い会話も、たくさんしておきましょう。

今しかできない、親との旅行もあります。

親の体力があるうちに、旅行を楽しみ、思い出を作っておきましょう。

お互いにまだ体力がありますから、今なら大きな旅行もできるはずです。

30代がしておきたいこと(6)
  • 親が元気なうちにできる会話や旅行を、存分に楽しむ。
親とのわだかまりは、30代のうちに解消する。

30代がしておきたい30のこと

  1. 30代は、自分の人生を振り返る、最初のタイミング。
  2. 当初の計画からずれていたときの、2つのパターン。
  3. 30代は、必ず一度は、焦りを経験する。
  4. 素晴らしい40代を想像しないと、素晴らしい40代はやってこない。
  5. 30代になると、ようやく親と対等に話ができるようになる。
  6. 30代は、親と対等に会話できる最初で最後の10年間。
  7. 親とのわだかまりは、30代のうちに解消する。
  8. 仕事が本当に楽しくなるのは、30代から。
  9. 20代の失敗体験から、教訓を作る。
  10. 自己投資の勢いを、緩めない。
  11. 30代から言い訳が、通用しなくなる。
  12. 素直に過ちを認め、謝り、改善する姿勢を持つ。
  13. 30代らしい風格は、責任から発生する。
  14. 自分を否定するのは、悪いことではない。
  15. これからは「やらないこと」も大切になる。
  16. 部下への教育は、自分への教育でもある。
  17. わかってほしいばかりでは、年を取った子どものまま。
  18. 自社の経営に関心を持つと、仕事のセンスが向上する。
  19. 重荷が増え始める30代。
    大切なことは、不要な荷物を下ろすこと。
  20. 仕事の可能性に行き詰まったときは、転職という道もある。
  21. 「もう年だから」と言うから、余計に老け込む。
  22. 30代に求められる、出会いに行く姿勢。
  23. 「35歳」というキーワードに、振り回されない。
  24. 30代の生活が、繰り返しになっていませんか。
  25. 週に1冊の本、1本の映画、1回の外食。
  26. 「今さら習い事なんて恥ずかしい」と思わない。
  27. 子どもと過ごす時間を逃した後悔をする親は、意外に多い。
  28. 健康診断で気をつけたいのは、基準値からわずかに外れている項目。
  29. あなたは今、国を動かす力を持っている。
  30. 結婚しないことで、得られる幸せもある。

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