執筆者:水口貴博

30代がしておきたい30のこと

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20代の失敗体験から、教訓を作る。

20代の失敗体験から、教訓を作る。 | 30代がしておきたい30のこと

30代になれば、20代の失敗体験をあらためて整理しましょう。

もちろんただ思い出すのではありません。

失敗体験から学んだ教訓を、明文化するのです。

文章として、はっきり書き表す作業です。

たとえば、20代、上司から簡単な仕事を頼まれたことがあったとします。

そのときは、すでに手をつけている仕事があったため、後回しにしました。

「後でやろう。小さな仕事だからすぐ終わる」と思ったのです。

ところが、後回しにしたばかりにうっかり忘れてしまい、上司に叱られてしまいました。

「こんなことなら、頼まれた瞬間に片付けておくべきだった」と後悔するのです。

あなたにも似た経験があるのではないでしょうか。

このことで得られる教訓があります。

「10分以内で終わる仕事は、その場ですぐ片付けたほうがいい」という教訓です。

こうした20代の失敗体験を思い出し、同じことが再びないよう、行動パターンとして明文化するのです。

明文化された行動パターンは、成功するための行動パターンにもなります。

同じ失敗を繰り返せるのは、20代までです。

30代からは、20代の失敗を生かし、同じ失敗がないようにしなければいけません。

そのためにも、20代に経験した失敗を思い出し、教訓として文章に書き表しましょう。

文章に書き表したとき、あなたの中に法則として叩き込まれ、身につきます。

20代の失敗は、財産です。

20代の失敗を思い出し、30代の成功につながる足がかりにしましょう。

30代がしておきたいこと(9)
  • 20代で失敗を思い出し、教訓として明文化する。
自己投資の勢いを、緩めない。

30代がしておきたい30のこと

  1. 30代は、自分の人生を振り返る、最初のタイミング。
  2. 当初の計画からずれていたときの、2つのパターン。
  3. 30代は、必ず一度は、焦りを経験する。
  4. 素晴らしい40代を想像しないと、素晴らしい40代はやってこない。
  5. 30代になると、ようやく親と対等に話ができるようになる。
  6. 30代は、親と対等に会話できる最初で最後の10年間。
  7. 親とのわだかまりは、30代のうちに解消する。
  8. 仕事が本当に楽しくなるのは、30代から。
  9. 20代の失敗体験から、教訓を作る。
  10. 自己投資の勢いを、緩めない。
  11. 30代から言い訳が、通用しなくなる。
  12. 素直に過ちを認め、謝り、改善する姿勢を持つ。
  13. 30代らしい風格は、責任から発生する。
  14. 自分を否定するのは、悪いことではない。
  15. これからは「やらないこと」も大切になる。
  16. 部下への教育は、自分への教育でもある。
  17. わかってほしいばかりでは、年を取った子どものまま。
  18. 自社の経営に関心を持つと、仕事のセンスが向上する。
  19. 重荷が増え始める30代。
    大切なことは、不要な荷物を下ろすこと。
  20. 仕事の可能性に行き詰まったときは、転職という道もある。
  21. 「もう年だから」と言うから、余計に老け込む。
  22. 30代に求められる、出会いに行く姿勢。
  23. 「35歳」というキーワードに、振り回されない。
  24. 30代の生活が、繰り返しになっていませんか。
  25. 週に1冊の本、1本の映画、1回の外食。
  26. 「今さら習い事なんて恥ずかしい」と思わない。
  27. 子どもと過ごす時間を逃した後悔をする親は、意外に多い。
  28. 健康診断で気をつけたいのは、基準値からわずかに外れている項目。
  29. あなたは今、国を動かす力を持っている。
  30. 結婚しないことで、得られる幸せもある。

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