執筆者:水口貴博

30代がしておきたい30のこと

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部下への教育は、自分への教育でもある。

部下への教育は、自分への教育でもある。 | 30代がしておきたい30のこと

30代になると、ポジションが高くなると同時に、部下を持つことにもなります。

部下を持つと、部下への教育も必要です。

これが意外に、時間と手間を取られます。

教育だけで、一仕事です。

自分の仕事をする余裕がなくなってしまうのです。

「人に教えるばかりでは、自分が成長できない。教育のために仕事をしているわけではない」

気持ちはわかりますが、誤解です。

30代になれば、次のステップです。

「教えることで学ぶ」というステップです。

知識を本当に身につけるには、インプットするだけでは不十分です。

アウトプットが必要なのです。

インプットには、身についているかどうかの確認がありません。

もしかしたら「身についているつもり」になっているかもしれません。

身についているかを確認するには、アウトプットです。

部下への教育というアウトプットをしながら、身についているかどうかを確認します。

知っていることだから、うまく教えられるとは限りません。

自分は知っていることでも、うまく教えられない自分に気づくはずです。

説明の仕方を考えることで、自分の知識を再確認したり整理したりできます。

時には説明の言葉に詰まり、自分の知識の穴を見つけることもあるでしょう。

部下への教育に苦労しながら、自分が磨かれます。

結果として、本当に身につくのです。

部下への教育といいますが、自分への教育でもあります。

「部下の教育が大変だ」と思う分だけ、よい経験ができているといえるのです。

30代がしておきたいこと(16)
  • 部下への教育を通して、自分を高める。
わかってほしいばかりでは、年を取った子どものまま。

30代がしておきたい30のこと

  1. 30代は、自分の人生を振り返る、最初のタイミング。
  2. 当初の計画からずれていたときの、2つのパターン。
  3. 30代は、必ず一度は、焦りを経験する。
  4. 素晴らしい40代を想像しないと、素晴らしい40代はやってこない。
  5. 30代になると、ようやく親と対等に話ができるようになる。
  6. 30代は、親と対等に会話できる最初で最後の10年間。
  7. 親とのわだかまりは、30代のうちに解消する。
  8. 仕事が本当に楽しくなるのは、30代から。
  9. 20代の失敗体験から、教訓を作る。
  10. 自己投資の勢いを、緩めない。
  11. 30代から言い訳が、通用しなくなる。
  12. 素直に過ちを認め、謝り、改善する姿勢を持つ。
  13. 30代らしい風格は、責任から発生する。
  14. 自分を否定するのは、悪いことではない。
  15. これからは「やらないこと」も大切になる。
  16. 部下への教育は、自分への教育でもある。
  17. わかってほしいばかりでは、年を取った子どものまま。
  18. 自社の経営に関心を持つと、仕事のセンスが向上する。
  19. 重荷が増え始める30代。
    大切なことは、不要な荷物を下ろすこと。
  20. 仕事の可能性に行き詰まったときは、転職という道もある。
  21. 「もう年だから」と言うから、余計に老け込む。
  22. 30代に求められる、出会いに行く姿勢。
  23. 「35歳」というキーワードに、振り回されない。
  24. 30代の生活が、繰り返しになっていませんか。
  25. 週に1冊の本、1本の映画、1回の外食。
  26. 「今さら習い事なんて恥ずかしい」と思わない。
  27. 子どもと過ごす時間を逃した後悔をする親は、意外に多い。
  28. 健康診断で気をつけたいのは、基準値からわずかに外れている項目。
  29. あなたは今、国を動かす力を持っている。
  30. 結婚しないことで、得られる幸せもある。

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