一人で、ぶつぶつ話をすることといえば、独り言です。
誰に話しかけるわけでもなく、無意識に口から出る言葉です。
独り言を言っても意味がないと思いますが、違います。
独り言は、自分に話しかけているのです。
自分が思ったことを自分に話しかけて、自分が反応しています。
会話は、複数人でなければ成立しないとは限りません。
会話は、一人でも成立します。
意識的であろうと無意識であろうと、独り言を言うとき、会話が成立しているのです。
話し相手がいないときは、独り言です。
育てている植物があれば「早く大きくなってね」と話しかけます。
美しい大空を見上げて「いい天気だ」と、大きく息を吸います。
独り言を言えば、自分の気持ちが、よりはっきり感じられます。
友人と話をすればするほど、相手のことがよくわかるように、自分と話をすればするほど、自分のことがよくわかります。
人がいないときは、自分にたくさん話しかけて、楽しさを倍増させましょう。
独り言も、立派な会話なのです。