中学を卒業した私は、高校生活が楽しみでした。
高校には、中学のころから強い憧れがありました。
テレビや雑誌などで、楽しく過ごす高校生を見ていた影響を受け、高校が待ち遠しくてたまりませんでした。
高校生は、いつも何かに焦る時期です。
何に焦りを感じるのかというと、あらゆることです。
勉強をいくらしても、勉強量が足りない気がします。
高校の勉強になると、さすがに日常では使わない知識もたくさん出てきます。
そんなとき、ふと思います。
「こんなことを勉強しても、役立たないだろうな」と。
毎日学校へ通うときの通学路を、思い出してみましょう。
通い慣れた通学路。
平凡に見える通学路ですが、実はあなたを支える一部です。
あなたの学校では、どのような学生服ですか。
学生服のない学校も一部にはありますが、やはり学生服の着用を義務づけた学校が多いのではないでしょうか。
学生服を着ている学生は、私服の学生を、うらやましく思うものです。
高校生は、本格的に進路を考える時期です。
小学生は中学に行くのが当たり前であり、中学になると高校に行くのが当たり前でした。
進路とはいえ、決まっているようなものです。
あなたの学校では、学生服が必要な学校ですか。
もし、学生服が必要な学校なら、ラッキーです。
堅苦しいと感じる学生服ですが、1つのファッションです。
学校では、勉強ばかりの毎日です。
問題には、必ず答えがあります。
正しければ丸がもらえ、間違っていればぺけです。
高校時代のあらゆる学校行事は、すべて出席です。
始業式、修学旅行、運動会、学園祭、終業式、卒業式は、もちろんです。
芸術鑑賞会、音楽演奏会、講演会、創立記念式典、防災訓練なども含めます。
運動会は、どのような姿勢ですか。
「自分はどうせ最下位だから、手を抜いてしまえ」と思うのは良くありません。
一生懸命でビリになっても、本気になったのですから、いい結果です。
まったくわからない問題は、先生のところへ聞きに行きやすいです。
難しい問題は「まったくわからない」という理由があるため、堂々と聞きに行けます。
まったくわからなければ、ほうっておくわけにもいかず、先生のところへ聞きに行くしかありません。
「はあ(ため息)」
ため息は、うっかり出てしまうものです。
元気がなかったり、つらいことを思い出したりすると、自然とため息が出てしまいますね。
高校生は、夏休みの過ごし方が重要です。
およそ1カ月間ある、1年で最も大きな休暇です。
何をするのも自由です。
友情は、いつからできるのでしょうか。
友人との関係は、目に見える物ではありません。
どのくらい仲良くなれば友情と呼べるのか、はっきりしませんね。
幼いころは、やれば何でもできるような気がするものです。
時間が無限にあるような気がしました。
まだ現実や自分のことをよくわかっていなかった時期です。
「度胸試しに、万引をしよう」
友人からそう言われたとき、あなたならどう答えますか。
やんちゃなタイプの友人がいると、そういう場面に出くわすことがあります。
高校時代にアルバイトは、不要です。
してはいけないとは言いませんが、おすすめはできません。
大学生になれば、社会経験としてアルバイト経験も必要ですが、高校生には少し早すぎます。
朝起きると、ひどい大雨のときがあります。
バケツがひっくり返ったかのような大雨。
吹き飛ばされそうな風。
友人が誕生日のとき、どうしていますか。
大切な友人のために、プレゼントを準備していることでしょう。
誕生日を迎える友人は、幸せです。
高校時代は、あらゆることに頑張ることが大切です。
勉強や部活動では全力を出したり、恋愛を存分に楽しんだりなどです。
全力を尽くすことは、素晴らしいことです。
高校時代は、何か検定を取っておきましょう。
勉強するついでです。
勉強に専念できる高校時代ですから、検定や資格にも取り組みやすいはずです。
高校時代には、何か検定試験を取っておくことをおすすめします。
高校は、勉強への勢いがある時期です。
勉強の勢いに乗って検定の勉強もすれば、はかどります。
裁判所の傍聴をしたことはありますか。
傍聴とは、当事者以外が、発言権なしにその場に行き、やりとりを見聞きしに行くことです。
他人が裁かれる様子を、関係ない人が見るのは変な感じがしますが、裁判の公正を保つ意味から、一般にも公開されているのです。
勉強は基本的に、1人でするものです。
いくら親や先生が応援しても、本人が勉強しないことには、成績も上がりません。
勉強するのは、本人です。
「勉強のやる気が出ないなあ」
学生なら、一度は抱える悩みです。
もはや勉強の悩みの大半は「やる気が出ないこと」と言ってもいいでしょう。
高校3年のとき、ある有名アーティストのライブコンサートに行ったことがあります。
全国ツアーで各地を回り、たまたま地元にもやってくるようでした。
友人の一人が大ファンで、私に「一緒に見に行こう」と誘ってきたのが、きっかけでした。
受験期は、ナイーブです。
受験は、人生を決める一大イベントです。
受験勉強では、勉強にも気合が入ります。
高校時代、楽しいと思うことは何でもやっておきましょう。
スポーツ、遊び、学校行事もすべて自分のためになります。
もちろん恋愛も、大切な経験です。
高校生は、情緒が不安定になる時期です。
嬉しいことがあったかと思えば、ささいなことでいらいらします。
昼間は楽しくて大笑いする一方、夜になると急に悲しい気分になり、胸が苦しくなります。
清少納言の『枕草子』に、ユニークな場面が登場します。
若者の言葉の乱れを嘆く場面です。
笑ってしまいませんか。
中学を卒業した私は、高校生活が楽しみでした。
高校には、中学のころから強い憧れがありました。
テレビや雑誌などで、楽しく過ごす高校生を見ていた影響を受け、高校が待ち遠しくてたまりませんでした。
特に大きかったのは「高校で自分を変えてやる」という意気込みです。
中学までの私は引っ込み思案でした。
勉強嫌いで、消極的で、マイナス思考でした。
高校生になったのを機に、絶対に自分を変える決意をしていました。
今でも覚えている、印象的な出来事があります。
高校生活、初日のことです。
クラスの担任する先生は、簡単な挨拶をした後、さっそくクラスの係を決めようとしました。
先生も生徒も、お互いのことをよく知らない状態です。
どうやって決めるのかと思っていると、先生は、うまいアイデアで決めようとしました。
黒板に係の名前だけを書き、みんなに希望する係のところに名前を書いてもらおうとしたのです。
私は「ここだ」と思ったのです。
学級委員の欄に、自分で自分の名前を書いたのです。
あえて大変なことに、自分から飛び込んでみました。
「そのくらいやらないと、自分は変われない」と思ったのです。
高校初日で、テンションが上がっていたので、勢いもありました。
学級委員を立候補したのは、私だけでした。
その日から「委員長」というあだ名で呼ばれ、高校生活がスタートしたのです。
委員長と呼ばれる立場上、しっかりしなければなりません。
そのプレッシャーがちょうどよく、いい高校生活がスタートできたのです。
高校生は、いつも何かに焦る時期です。
何に焦りを感じるのかというと、あらゆることです。
勉強をいくらしても、勉強量が足りない気がします。
部活動にいくら打ち込んでも、練習量が足りないような気がします。
恋愛がきちんとできない自分に、もどかしさを感じます。
これからどんどん老けていくことに、恐怖を感じます。
年齢と比べて、心が成長していないことに悲しくなります。
将来の夢も進路もはっきりしていないことに、情けなくなります。
高校時代は、人生で最も学生生活が楽しい時期です。
その楽しい時間がどんどん減っていくことにも、焦りを感じます。
不安、危機感、憂うつの連続です。
すべてが足りないような気がして「このままではいけない」と、はらはらどきどきする時期なのです。
焦っている自分は変ではないかと思いますが、そうではありません。
焦りを感じていない高校生なんていません。
私も高校時代は、焦ってばかりでした。
大切なことは、焦ったときこそ行動です。
焦りを感じる状態とは、言い換えれば、モチベーションが高い状態です。
心のエンジンに火がついています。
焦りは、消すのではなく、モチベーションに変えるものです。
「このままではいけない」と思ったときこそ、行動力に変えましょう。
焦っている分、勢いよく行動できるはずです。
「このままではいけない」と思っているから、いい高校生活が送れるのです。
高校の勉強になると、さすがに日常では使わない知識もたくさん出てきます。
そんなとき、ふと思います。
「こんなことを勉強しても、役立たないだろうな」と。
たしかに高校の勉強は、専門的な内容が目立ち始めます。
しかし、役立たないとはいえ、勉強から逃げるのは良くありません。
大切なことは、役立つかどうかではありません。
自分の世界観が広がるかどうかです。
勉強すればするほど、わからないことがわかるようになる快感を得ることができます。
理解力や想像力の強化です。
難しい化学や物理の勉強をすることで、宇宙の果てまで想像力を広げることができます。
日常では使わない漢文や古文を勉強することで、昔の人の心情や生活に、思いをはせることができます。
日常ではあまり縁のない地学も「地球はこうなっているのか」という理解が進みます。
「自分の世界観を広げるために、勉強している」
そう考えながら、勉強しましょう。
知識そのものは役立たなくても、知識を得ることで広がる世界観は、大いに役立ちます。
想像力が豊かになったり、器が大きくなったり、話の幅も広がったりします。
役立たないと思える知識をたくさん詰め込むから、できることです。
そういう意味で、世の中に役立たない勉強は、一切ありません。
すべての勉強が、自分の世界観を広げる手助けになります。
あなたは今、世界観を広げるために勉強しているのです。
毎日学校へ通うときの通学路を、思い出してみましょう。
通い慣れた通学路。
平凡に見える通学路ですが、実はあなたを支える一部です。
あなたの通学路は、夢に向かう道です。
道があるから、学校へ通えます。
学校に通うから勉強が進み、夢に近づけます。
平凡に見える通学路ですが、あなたの高校生活を支える土台の1つになっているのです。
いま一度、通学路を見てください。
「高校を卒業すれば、もうこの道は通らなくなる」と。
毎日通る道のため、意識しにくいかもしれませんが、高校を卒業すれば通らなくなるでしょう。
大学に通い始めると、縁がなくなる道です。
今だけの付き合いです。
そう考えると、切なくなりませんか。
平凡に見える道ですが、平凡に見えるくらい、頻繁にお世話になっているということです。
1日1日、大事な親友に接するつもりで、通らせていただきましょう。
通学路があるおかげで、あなたの未来も開けています。
平凡な通学路も、大事な高校生活の一部なのです。
あなたの学校では、どのような学生服ですか。
学生服のない学校も一部にはありますが、やはり学生服の着用を義務づけた学校が多いのではないでしょうか。
学生服を着ている学生は、私服の学生を、うらやましく思うものです。
楽かどうかで考えると、やはり私服がいちばんですね。
私服は、自由な雰囲気もあります。
「学生服なんて嫌だ。堅苦しいだけ。意味がない」と思いますが、そうではありません。
学生服が必要とされるのは、きちんと意味があります。
学生らしい気持ちを引き締める効果です。
服には、人の気持ちに影響を与える効果があります。
警察官の服を着ると、正義感が強くなります。
看護服を着ると、人を助ける気持ちが強くなります。
パジャマを着ると、自然とリラックスして、眠気が出てきます。
そして学生服を着ると、規律を守る気持ちと勉強に向かう意気込みが、強くなります。
堅苦しいと思える学生服ですが、きちんと効果があるのです。
学生服が必要な学校は、むしろラッキーです。
「学生服なんて意味がない」と思うのは、効果に気づいていないだけです。
学生服は、勉強するために最もふさわしい服装です。
学生服のおかげで、今、学生らしい生活を楽しむことができているのです。
高校生は、本格的に進路を考える時期です。
小学生は中学に行くのが当たり前であり、中学になると高校に行くのが当たり前でした。
進路とはいえ、決まっているようなものです。
しかし、高校は違います。
高校の進路は、自分が考えて決めることが必要です。
就職するのか、進学するのか。
進学するなら、どの大学に行くのか。
大学にも、私立と国立があります。
学部によって難易度も違います。
大きな決断を迫られます。
逃げることができません。
この答えは、学校では決めてくれませんし、教えてもくれません。
親も希望は言いますが、参考程度です。
あなたの意思が頼りです。
自分は将来、何をしたいのかです。
はっきり言えるようにならないと、困るのは自分です。
高校生は、自分の進路をじっくり考えなければいけない時期です。
早く進路が決まるほど、早く手を打てます。
逆に進路の決定が遅れるほど、対策が遅れる可能性が出てきます。
個人差はありますが、高校1年が終わる段階までに、何らかの進路を決めることです。
早すぎるのではないかと思いますが、まったく早くありません。
進路の希望に、早すぎることはないのです。
「これからも成績は変化するから、今は具体的に決められない」ではありません。
大まかでいいですから、進路を決める段階に来ています。
高校生活が残り2年ですから、一定の方向性が必要です。
もし、具体的な進路が決められなければ、せめて大まかな進路だけでも決めましょう。
進路の決断からは、逃げられないのです。
あなたの学校では、学生服が必要な学校ですか。
もし、学生服が必要な学校なら、ラッキーです。
堅苦しいと感じる学生服ですが、1つのファッションです。
特に気づいてほしいのは、学生服は学生時代しか、着られないということです。
学校を卒業すると、もう学生服を着ることはありません。
大人が学生服を着るのは、不自然です。
無理に着ることもできますが、周りの人から不自然に見られてしまいます。
役者のような仕事でもないかぎり、学生服を着ることはないのです。
学生服が自然に着られるのは、学生だけの特権です。
だからこそ、学生服を着たままできることをしましょう。
ずばり、制服デートです。
高校では、恋愛経験も必要です。
学校の帰り、学生服を着たまま映画に行ったりカフェに行ったりなどです。
大人から見れば、これほどおしゃれでうらやましいカップルはいません。
学業と恋愛の両立ができているからです。
今は普通に着ている学生服かもしれませんが、貴重な経験です。
学生服が着られる今の時間に、感謝しましょう。
制服デートは、学生のうちしかできないのです。
学校では、勉強ばかりの毎日です。
問題には、必ず答えがあります。
正しければ丸がもらえ、間違っていればぺけです。
ところがある程度、学生生活を送っていると、異質の問題もあることに気づきます。
正解のない問題です。
世の中には、正解のない問題もあります。
たとえば「人が死ぬのは悪いことか」という問題です。
難しい問題です。
一見すると「死ぬのはよくない」と思います。
長生きができれば、人生でたくさんの経験ができますし、楽しいと思うでしょう。
子どもの顔や孫の顔も、見られることでしょう。
死の恐怖もありません。
しかし、その一方で、問題もあります。
もし人が死ななくなれば、地球の人口は増える一方になります。
人でいっぱいあふれると、住む土地も食料も足りなくなり、大変なことになります。
奪い合いになり、戦争になるでしょう。
そんな劣悪な環境では「死んだほうがましだ」という人も出てくるはずです。
「人が死ぬのは悪いことか」という問題に、はっきりした答えはありません。
大人でも、答えるのが難しい問題です。
大切なことは、ここからです。
正解がない問題に触れたとき、どうするかです。
多くの人が「正解がないのだからほうっておけばいい」と思ってしまいます。
腫れ物に触るかのように、答えを出そうとしないのです。
そう思ってしまうから、よくないのです。
問題に取りかかっていないからです。
問題から逃げています。
難しい問題から逃げると、考えることができない人間になってしまいます。
では、どうすればいいのかというと、自分なりの答えを持つのです。
あくまで、自分の考えでかまいません。
「死にたい意志のある人には、死ぬ権利もあると思う」
「医療が発達して人が死ななくなったとき、寿命に上限を設けるといい」
さまざまな意見があるでしょう。
「私はこう思います」と言えるようになることです。
自分でそう思うなら、正解です。
自分の考えを持つことで、思考力が養われるのです。
高校時代のあらゆる学校行事は、すべて出席です。
始業式、修学旅行、運動会、学園祭、終業式、卒業式は、もちろんです。
芸術鑑賞会、音楽演奏会、講演会、創立記念式典、防災訓練なども含めます。
行事の規模も関係ありません。
出席できる学校行事は、すべて出席が理想です。
そのときは「面倒だな。サボりたいな」と思うでしょう。
つまらない学校行事より、学業やスポーツを優先させたほうが、有意義に感じるものです。
しかし、欠席してしまうと、大人になってから「あのとき出席しておくんだった」と後悔します。
学校行事は、無駄にあるわけではありません。
生徒のためにあるのです。
きちんと参加しておけば、面倒や大変なこともありますが、必ず自分のためになります。
なにより、いい思い出になります。
学校行事の欠席は、貴重な高校生活の思い出を捨てているのと同じです。
面倒や大変である分、印象に深く残り、いい思い出になります。
参加しなければ、思い出もできません。
学校行事も、貴重な高校生活の一部なのです。
運動会は、どのような姿勢ですか。
「自分はどうせ最下位だから、手を抜いてしまえ」と思うのは良くありません。
一生懸命でビリになっても、本気になったのですから、いい結果です。
運動会では、参加する種目はすべて、本気になって取り組みましょう。
学園祭は、どのような姿勢ですか。
「ほかの人が準備しているから、自分一人くらいサボっても大丈夫」と思うのは、良くありません。
学園祭は、多くの人が参加するから、盛り上がります。
できれば、実行委員に立候補しましょう。
自分ができることをやり、本気になって参加することが大切です。
修学旅行は、どのような姿勢ですか。
「適当に準備すれば、後は先生がなんとかしてくれるだろう」と思うのは良くありません。
見て回りたいところはしっかり見て回り、存分に楽しみます。
高校時代の学校行事は、すべて出席です。
いい思い出をつくるには、どうすればいいのか。
本気になることです。
運動会も学園祭も修学旅行も、手を抜いていると、記憶に残りません。
思いきり楽しむこともなければ、思いきり落ち込むこともありません。
手を抜いていると、あとから「あのときもっと頑張れば良かった」という後悔ができ、将来あなたを苦しめます。
だからこそ、本気になるのです。
本気になるから、深く楽しんだり落ち込んだりできます。
忘れられない青春の思い出になるのです。
誰より一生懸命になる人になりましょう。
そのくらい本気になれば、必ずいい思い出になります。
いい思い出は、自然にできるものではなく、自分でつくるものなのです。
まったくわからない問題は、先生のところへ聞きに行きやすいです。
難しい問題は「まったくわからない」という理由があるため、堂々と聞きに行けます。
まったくわからなければ、ほうっておくわけにもいかず、先生のところへ聞きに行くしかありません。
先生も生徒のためを思い、本腰を入れて答えてくれることでしょう。
迷いが生じるのは、ささいなことです。
「ある程度はわかるが、はっきりはわからない」
「理解できないところが、一部ある」
「解説文の中で、引っかかるところがある」
こうした微妙な状態です。
わざわざ先生のところへ、聞きに行きにくいです。
「先生は忙しいから、ささいなことで質問すると、迷惑になるのではないか」と思うからです。
そう思うあなたは、優しすぎます。
たしかに先生も忙しいですが、困っている生徒を助けたいと思っています。
ささいなことで質問してくれるから、喜んでくれます。
勉強に対する熱意が、先生によく伝わるからです。
勉強でつまずくのは、引っかかる問題をほうっておいたところからです。
勉強ですっきりしないところは、放置しないことです。
気になったところは、ささいなことでも聞きに行きましょう。
気になるところが複数あれば、まとめてから聞きに行くと、先生も助かります。
「はあ(ため息)」
ため息は、うっかり出てしまうものです。
元気がなかったり、つらいことを思い出したりすると、自然とため息が出てしまいますね。
1日に何回ため息をついているか、数えてみてください。
ため息を3回以上ついているなら、赤信号です。
かなり疲れがたまっている証拠です。
ため息は、後味が悪い。
ため息が出た後、どんよりした暗い雰囲気が、しばらく続きます。
これが地味につらいのです。
「あなたの人生は、これからもっと暗くなります」と、誰かに言われているような気がしてきます。
落ち込みが、あとからじわりじわりとやってくるのです。
そこで、いい方法があります。
ため息が出れば、褒められたことを思い出しましょう。
何でもいいです。
過去に褒められたことを、何か1つ、鮮明に思い出します。
すると、ため息が出た後の暗い雰囲気が、ぱっと明るくなります。
悪い後味を引きずらなくて、済みます。
「自分はまだ捨てたものではない」というやる気が出てくるのです。
「ため息が出れば、褒められたことを思い出す」と覚えましょう。
高校生は、夏休みの過ごし方が重要です。
およそ1カ月間ある、1年で最も大きな休暇です。
何をするのも自由です。
だからこそ、いろいろな過ごし方ができます。
人それぞれ、過ごし方の差がはっきりわかれやすいのです。
夏休みは、いちばん大切なことに使いましょう。
大学に進学するなら、夏休みは徹底的に勉強すれば、一気に進めることができます。
部活動で大切な体育大会を控えているなら、徹底して練習に励むのもいいでしょう。
友人関係を優先させたければ、旅行をしたり海に泳ぎに行ったりして思い出をつくるのも、いいアイデアです。
夏休みは、集中しやすく、何かを一気に進められる期間です。
何に集中するかは、あなたしだいです。
どういう過ごし方でも自由ですが、何かに集中することです。
貴重な夏休みを、目的もなくぼうっと過ごすのは、もったいないです。
1つ、アドバイスがあります。
ぜひ、夏休みに、何か名前をつけましょう。
「勉強に集中する夏休み」「スポーツに励む夏休み」「遊びに明け暮れる夏休み」などです。
名前をつけると、夏休みがかっこよくなります。
すべきことがはっきりして、集中しやすくなるのです。
高校は、3年間です。
つまり、高校時代の夏休みは、3カ月しかないということです。
この3カ月間をどう使うかで、あなたの高校生活が決まります。
夏休みに名前をつけて、何かに徹底集中しましょう。
友情は、いつからできるのでしょうか。
友人との関係は、目に見える物ではありません。
どのくらい仲良くなれば友情と呼べるのか、はっきりしませんね。
実は、友情ができる瞬間は、単純です。
相手と仲良くなったときから、友情なのです。
相手と仲良く話をしたのですから、少なからず親しい感情が発生しています。
一緒にランチを食べに行ったり、一緒に学校から帰ったりする仲になれば、立派な友情が成立しています。
まだ小さな友情ですが、友情であることには変わりありません。
つまり、あなたと仲のいい友人との間には、すべて友情が成立しているのです。
そう考えながら、あなたの友人関係を見直してみてください。
仲の良さに違いはあれ、立派な友情です。
あなたは今、たくさんの友情に囲まれています。
友情は、一人ではつくれません。
友人がいるからこそ、友情がつくれます。
このことを意識しながら、もっと仲良く接しましょう。
友人1人1人を大切にすれば、もっと深い友情が築けます。
学生時代の友人とは、一生涯の関係になりやすいです。
今、仲良くすればするほど、一生涯の宝も大きくなるのです。
幼いころは、やれば何でもできるような気がするものです。
時間が無限にあるような気がしました。
まだ現実や自分のことをよくわかっていなかった時期です。
無知であるゆえに、大きな考えを持っているのです。
しかし、高校生になったくらいから、感じ方が変わり始めます。
万能人間にはなれないことに気づくのです。
人生は有限です。
すべてを完全にしたくても、時間が足りません。
現実的に、自分の性格や能力に気づき、適正と不適正が見えてきます。
受験もスポーツも人間関係も、すべてを完全にしたいが、難しいとわかり始めます。
万能人間になれないとわかったとき、どうするかです。
落ち込むのではありません。
「気づけて良かった」と思うことです。
万能人間になれないと気づけるのは、成長しているからです。
自分をよく見つめ、現実をより深く知ることができた意味で、前に進んでいます。
大切なことは、気づいた現実にきちんと立ち向かうことです。
適正と不適正がわかれば、対策も立てやすいはずです。
どうしてもできないことがあれば、避けて進む方法もあります。
ダメだと思うことは、早々に見切るのも、1つの手です。
人生の無駄遣いをせずに済みます。
それでいいのかと思いますが、万能人間にはなれないのですから。
できないことに執着し続けるのは、賢くありません。
その代わり、余った体力や時間は、できることに回しましょう。
適正がわかれば、専念して得意に仕上げます。
人生には限りがあるのですから、やるべきことを絞ることが大切です。
万能人間になれないとわかったとき、自分の集中を絞るときです。
狭く深くです。
万能になれないと気づいたときこそ、一歩成長できるのです。
「度胸試しに、万引をしよう」
友人からそう言われたとき、あなたならどう答えますか。
やんちゃなタイプの友人がいると、そういう場面に出くわすことがあります。
仲のいい友人ほど、断りづらいです。
断ると、度胸がないと思われ、侮辱されます。
友人から仲間外れにされるかもしれません。
しかし、いくら度胸がなくて友人を失ったとしても、万引は絶対に良くありません。
悪いものは、悪いのです。
学生でも、逮捕されます。
そういうときは「度胸がない」と言って断りましょう。
友人から「度胸がない」と侮辱されても、いいのです。
そもそも度胸試しに万引をするような友人とは、縁を切ったほうが、あなたのためです。
自然な形で縁を切れるチャンスに恵まれたのですから、そのまま距離を置きましょう。
世の中には、付き合わないほうがいい友人もいます。
本当のことを言うと、友人から嫌われるのが怖くて万引をさせられる人こそ、度胸がありません。
嫌われるのが怖いのです。
振り切る勇気がないのは、度胸なしです。
本当に度胸がある人は、悪いことをきちんと振り切れます。
悪いことは悪いとしっかり区別でき、友人からの誘いを断れます。
あなたに、断る勇気があるかどうかです。
友人から「度胸試しに万引をしよう」と言われたとき、きちんと断ることです。
度胸試しの万引は絶対にしないと、誓いましょう。
高校時代にアルバイトは、不要です。
してはいけないとは言いませんが、おすすめはできません。
大学生になれば、社会経験としてアルバイト経験も必要ですが、高校生には少し早すぎます。
もちろんアルバイトが悪いわけではありません。
社会経験になったりお小遣いがもらえたりなど、メリットもあります。
出会いがあり、友人も増えたりすることでしょう。
しかし、仕事は、社会人になれば、いくらでもできることです。
定年を迎えるまで、逃げようにも逃げられないくらい、仕事ができます。
高校時代は、学生時代の中でも、最も楽しみにあふれる時期です。
勉強なら勉強に専念でき、スポーツならスポーツに専念できます。
その大事な時期を、アルバイトで過ごしてしまうと、貴重な思い出をつくる機会を逃してしまいます。
高校の3年間は、あっという間に過ぎていきます。
1日1日より、1分1秒が貴重です。
アルバイトより、勉強やスポーツなどに専念したほうが、有意義な高校生活を送りやすくなります。
どうしてもアルバイトをしたければ、最小限に抑えましょう。
高校生のアルバイトは、少なければ少ないほどいいです。
貯金の必要もありません。
お金がなくても、親から支えてもらっている時期ですから、死ぬことはありません。
どうしても欲しい物があるなら、親から借金したほうがましです。
若い時期は、限られます。
一度過ぎた時間は、二度と戻りません。
貴重な高校3年間だからこそ、高校時代しかできないことに専念してほしいのです。
朝起きると、ひどい大雨のときがあります。
バケツがひっくり返ったかのような大雨。
吹き飛ばされそうな風。
外に出る前から「傘は役立たないだろうな」とわかります。
そういう日は、学校を休みたくなります。
「1日くらい学校に行かなくてもいいのではないか」と、甘えた気持ちが出そうになるのです。
差ができるのは、ここです。
大雨くらいで学校を休むようでは、受験にも失敗します。
受験日に大雨だったら、精神的に落ち込み、休むことになるからです。
大雨くらいで気持ちがめげるようでは、受験を乗り越えられません。
むしろ大雨は、受験への精神力を養うチャンスと考えます。
修行僧が、滝に打たれる姿と同じです。
滝の寒さや痛みに耐えるから、精神力が鍛えられます。
あなたも、大雨の中を学校に通うから、精神力が鍛えられます。
びしょびしょになるのは、かっこ悪いことではありません。
かっこいいことです。
強い雨や風の中をめげずに学校へ向かう姿は、映画の主人公のようです。
「学校で勉強してやる」という気持ちがよく表れています。
それだけの精神力があれば、受験もうまくいくに違いありません。
大雨だから、学校へ行くのです。
友人が誕生日のとき、どうしていますか。
大切な友人のために、プレゼントを準備していることでしょう。
誕生日を迎える友人は、幸せです。
祝ってもらえたりプレゼントをもらえたりして、恵まれます。
しかし、人ごとと思うのは、勘違いです。
友人の誕生日は、あなたにも、大いに関係するからです。
「プレゼントを買うのが面倒。祝うのが面倒」と思うのではありません。
自分も楽しめるイベントと考えるのです。
プレゼントを買いに行くのも、イベントです。
プレゼントを手渡すのも、イベントです。
「おめでとう」と言ってプレゼントを手渡し、友人を大喜びさせる喜びが味わえる日です。
友人の誕生日を通して、友人だけでなく、自分も幸せになれます。
自分にも関係することですから、友人の誕生日は一生懸命に祝いましょう。
おすすめは、手書きの手紙です。
手書きの手紙があれば、喜びも幸せも、2倍になります。
友人の誕生日が近ければ、さっそく準備を始めましょう。
高校時代は、あらゆることに頑張ることが大切です。
勉強や部活動では全力を出したり、恋愛を存分に楽しんだりなどです。
全力を尽くすことは、素晴らしいことです。
全力を尽くすから、いい結果が残せます。
たとえ結果が悪くても、全力を尽くしたなら、後悔もありません。
全力を出したことは、すべていい思い出になります。
しかし、ここで注意したいことがあります。
頑張るのはいいのですが、頑張りすぎるのは良くありません。
「頑張る」と「頑張りすぎる」は、響きが似ていますが、違います。
頑張るとは「全力を尽くすこと」です。
頑張りすぎるとは「自分の限界を超えてしまうこと」です。
ただ、やみくもに頑張ればいいわけではありません。
車のエンジンも、無理をすればエンストを起こすように、高校生活も無理をすれば、悪化の原因になります。
勉強を頑張りすぎると、風邪や胃潰瘍などの体調不良につながります。
部活動を頑張りすぎると、大けがや骨折などの事故につながります。
一度過労で倒れると、療養生活がしばらく必要になり、時間のロスが発生します。
ペースを上げた結果、ペースが遅くなるのでは、意味がありません。
恋愛も頑張りすぎれば、かえって勉強や部活動がおろそかになってしまいます。
高校生活を満喫するとは言いますが「頑張りすぎない程度の頑張り」が大切です。
あなたの生活は、頑張りすぎていませんか。
高校生活を振り返るなら、お風呂の時間がおすすめです。
お風呂に入っているときは、リラックスしていますから、客観的に自分とよく向き合えます。
お風呂で体を洗いながら、自分の頑張り方を確認しましょう。
高校時代は、何か検定を取っておきましょう。
勉強するついでです。
勉強に専念できる高校時代ですから、検定や資格にも取り組みやすいはずです。
検定の試験範囲を見ると、受験の試験範囲とかなり重なっている部分があります。
普段の勉強を延長するつもりで、挑戦すればいいのです。
できれば、大学受験にも役立つものがおすすめです。
英語の検定、簿記の検定などです。
漢字の検定、数学の検定、歴史の検定、理科の検定などもいいでしょう。
もし合格できれば、大学受験も有利になります。
ゆくゆくは就職活動にも役立つのですから、取得して損はありません。
勉強の勢いがあるうちに取っておくほうが、合格率も上がります。
検定を受検するいちばんの効果は、勉強に活力と緊張感があふれることです。
検定の試験日がはっきりしていると、集中しやすくなり、勉強にも身が入ります。
検定の勉強になると同時に、大学受験の準備にもなります。
たとえ不合格になっても、勉強したことには変わりありませんから、無駄にはなりません。
勉強の勢いに乗っている今が、チャンスです。
勉強の延長として、ついでに検定や資格を取っておきましょう。
今取っておくから、受験や就職で、最大限に生かせます。
高校時代には、何か検定試験を取っておくことをおすすめします。
高校は、勉強への勢いがある時期です。
勉強の勢いに乗って検定の勉強もすれば、はかどります。
勢いに乗ることは大切です。
勢いは、自分の限界を超えた力を発揮するからです。
検定試験には、学校の勉強を延長した内容のものがあります。
英語の検定、数学の検定、歴史の検定、理科の検定などです。
学校の勉強範囲と検定の試験範囲は、重なっている部分が目立ちます。
重なる試験範囲を生かして勉強すれば、一石二鳥です。
ただし、1つ気をつけておきたい検定があります。
高校の勉強に関係のない検定です。
たとえば、鉄道ファン向けの検定や、アニメファン向けの検定などです。
無駄な検定ではありませんが、少なくとも高校時代に専念すべき検定ではありません。
高校時代は限られています。
限られた時間を有効に活用するためにも、受検する検定も、高校の勉強に関係するものに専念すべきです。
今取り組まなくても、大学に入ってから十分に間に合います。
優先順位をしっかり定め、優先順位に従って行動していくことです。
選択と集中をはっきりさせなければ、最大限の結果も得られません。
後回しにできるものは後回しにして、今は今しておくべきことに専念しましょう。
裁判所の傍聴をしたことはありますか。
傍聴とは、当事者以外が、発言権なしにその場に行き、やりとりを見聞きしに行くことです。
他人が裁かれる様子を、関係ない人が見るのは変な感じがしますが、裁判の公正を保つ意味から、一般にも公開されているのです。
誰でも自由に、傍聴できます。
服装も自由で、年齢制限もなく、お金さえ不要です。
私が初めて裁判所の傍聴をしたのは、社会人になってからでした。
普段から読書をしているのですが、本の中で傍聴の話がよく出てくるため、関心が出て、見に行くことにしたのです。
やはり本物のやりとりは、緊張感が違います。
裁判の流れを実際に体験すると、よくわかります。
そして、深く考えさせられます。
被告人が、なぜ罪を犯したのか。
罪を犯すと、どれだけ迷惑がかかるのか。
執行猶予は、何のためにあるのか。
罪や法律について、深く考えるきっかけになりました。
「自分も決して罪を犯してはいけない」と、強く再認識もできました。
それは良かったのですが、驚いたのは、傍聴する人の年齢層でした。
被告人の関係者、司法を目指す人などがいるのはわかるのですが、以外に目立っていたのが、学生でした。
大学生、高校生、中学生などです。
おそらく学校の帰りに、裁判所に立ち寄っているのでしょう。
学生服のまま、傍聴席に座っているのです。
私は「素晴らしい」と思ったのです。
社会人でさえいい勉強になるのですから、学生なら、もっと勉強になるはずです。
早いうちから政治や法律に関心を持てば、より良い正義感も磨かれることでしょう。
きっと彼らは、若いうちから社会を見る目を磨くことができているはずです。
「こんなことなら、自分ももっと若いうちから傍聴を経験しておくべきだった」と思ったのです。
皆さん、傍聴を大げさに考えているのではないでしょうか。
思ったより、気軽に見に行けます。
できることなら、学生のうちに裁判所の傍聴を経験しておきましょう。
社会を見る目が、必ず変わります。
勉強は基本的に、1人でするものです。
いくら親や先生が応援しても、本人が勉強しないことには、成績も上がりません。
勉強するのは、本人です。
本人が覚えたり理解したりするからこそ、試験で結果が残せます。
「勉強するなら、1人がいちばん」
そう思って、常に1人で勉強しようとする人がいます。
たしかに勉強するのは本人ですから、1人になって勉強に専念すれば、効率も最もよくなるような気がします。
しかし、これは良くありません。
孤立するからです。
孤立すれば、友人からの協力が得られなくなります。
受験は、友人のネットワークが勝負です。
たくさんの友人と、さまざまな情報交換や勉強法などの協力を得つつ、お互いにレベルアップします。
友人がいるからこそ、つらいときには励まし合ったり慰め合ったりでき、精神的な支えが得られます。
友人関係は、受験を乗り越える切り札なのです。
友人との関係は保ちつつ、勉強するときは1人です。
これが、受験勉強の理想的な姿勢です。
「勉強のやる気が出ないなあ」
学生なら、一度は抱える悩みです。
もはや勉強の悩みの大半は「やる気が出ないこと」と言ってもいいでしょう。
やる気が自然と出るときもあれば、出そうと思っても、まったく出ないときもあります。
やる気が出るかどうかは、運任せのような気がします。
しかし、違うのです。
やる気の本質に気づけば、あなたは今から変われます。
本当は、想像力なのです。
想像力をうまく使う人が、やる気を出せます。
勉強をして、人生がうまくいっている自分を想像しましょう。
希望する入学試験に、見事合格しているところ。
学生生活を、有意義に過ごしているところ。
恋人もできて、デートを楽しんでいるところ。
博識になり、友人から「よく知っているね」と褒められているところ。
さらに希望する会社に入社して、やる気にあふれる社会人として活躍しているところ。
勉強をして、明るい未来を切り開く自分を想像するのです。
すると、自然と心が熱くなります。
瞬く間に、吹き上がるようなやる気が出てきます。
吹き出して止まらないくらいになります。
これだけです。
この方法に気づけば、勉強の半分は達成できたも同然です。
勉強は、やる気をうまくコントロールした人が、勝ちます。
想像は、自分の好き勝手に想像してかまいません。
誰にも見られることはないのですから、大胆な想像でも恥ずかしい想像でもいいのです。
想像力は、人だけに与えられた特権です。
想像力を最大限に活用しないのは、もったいないです。
やる気を出すために活用し、未来をつくるために活用しましょう。
高校3年のとき、ある有名アーティストのライブコンサートに行ったことがあります。
全国ツアーで各地を回り、たまたま地元にもやってくるようでした。
友人の一人が大ファンで、私に「一緒に見に行こう」と誘ってきたのが、きっかけでした。
私はそのとき勉強ばかりの毎日で、もんもんとしていました。
アーティストにもライブにも、あまり興味がなかったのですが、親しい友人からの誘いということもあり、行ってみました。
これが、思いのほか、良かったのです。
テレビで見るのとライブとは、まったく違います。
わかっていましたが、想像をはるかに超えた違いでした。
雰囲気といい、大音量といい、強く心に訴えかける強さが違います。
目の前で汗だくになって歌っているアーティストを見ていると、影響を受けます。
「自分もこうしてはいられない。もっと頑張ろう」という気持ちが湧いてきます。
もちろんライブも印象的でしたが、ライブによって変化した自分の心境も、印象的でした。
ライブは、ストレス発散になります。
もんもんとした気持ちを、吹き飛ばしてくれます。
ライブが終わり、体は疲れていたのですが、心は違いました。
「勉強を頑張るぞ」という気持ちで、炎炎と燃えていたのです。
「ライブから元気をもらった」とよく言いますが、自分が経験した瞬間でした。
行き詰まったら、ライブに行ってみましょう。
もんもんとしたものを、吹き飛ばしてくれます。
受験期は、ナイーブです。
受験は、人生を決める一大イベントです。
受験勉強では、勉強にも気合が入ります。
ただ、将来を決める受験だからこそ、将来への不安が常にのしかかります。
緊張感も高まり、周りからのささいな一言にいらいらさせられます。
特に厄介なのが、親からの一言です。
たとえば「本当に大丈夫なの?」という発言です。
親は、子どもの成績を心配しただけです。
しかし、受験生には、しゃくに障る言葉です。
たった一言ですが、繊細な受験生の心に突き刺さり、いらいらが大きくなるのです。
問題は、親から何か傷つく言葉を言われたときに、どう対応するかです。
ただ「うるさい」と怒鳴るだけでは、いけません。
気持ちはわかりますが、親を余計に心配させ、小言を増やすだけです。
では、どうするかというと、正直に気持ちを伝えるのです。
「今ぴりぴりしているから、そういうことは言わないでほしい」と、はっきり言いましょう。
感情的ではなく、落ち着いて冷静に伝えます。
言葉をあやふやにせず、はっきり言ったほうが、お互いのためです。
親も過去に、受験を経験したことがあるはずです。
子どもの受験を邪魔したい親なんていません。
あなたがきちんと主張しないと、親はどういう言葉で傷つけているのか、わかりません。
あなたがきちんと主張するから、親も態度を改めてくれます。
子どもから発言を注意されれば、受験を応援したい親は、今後、発言に気をつけてくれるのです。
高校時代、楽しいと思うことは何でもやっておきましょう。
スポーツ、遊び、学校行事もすべて自分のためになります。
もちろん恋愛も、大切な経験です。
大人になると、高校生同士がデートしている姿は、うらやましく感じるものです。
制服を着てデートできるのも、制服を着られるうちしかできません。
しかし、恋愛をしたいものの、できない場合もあります。
たとえば、ルックスに恵まれない人です。
中学や高校は、ルックスを重視する年ごろです。
ルックスに恵まれなければ、異性からモテにくく、恋愛が思うようにいきません。
あるいは高校が、男子校や女子校という事情もあるでしょう。
そういう人には、1つ、救いの手段があります。
勉強なのです。
「自分はモテない」「異性との接点がない」と悟れば、徹底的に勉強して、成績を上げましょう。
高校時代は、あえて恋愛を完全に諦め、勉強に専念するのです。
「そんなことすれば余計にモテなくなるではないか」と思いますが、そうではありません。
大学なのです。
高校時代に一生懸命に勉強すれば、有名大学に入学できます。
大学名ほど、強力なブランドはありません。
有名大学の名前は、全国に通用する、強力な武器になります。
有名大学出身とわかれば、初対面で「頭がいい」「将来性がある」というプラスの先入観を持ってもらえます。
もちろん異性からも、注目を集めます。
結果として、モテるのです。
自分から異性を誘わなくても、異性から「一緒に食事に行きませんか」と近寄ってくるでしょう。
高校時代に恋愛経験ができなくても、高校時代に勉強しておけば、大学で取り返せます。
しかも有利になるのは、恋愛だけではありません。
就職活動や結婚活動でも、有利になります。
有名大学の名前が、就職活動の武器になります。
大企業に入社できれば、次は大学名と企業名の両方がブランドになり、結婚活動もスムーズになります。
人生全体として、力を発揮するのです。
人生の好循環をつくり出す根源は、高校時代の勉強です。
今は、少しだけ辛抱です。
モテなくてつらいかもしれませんが、勉強で頑張った分、あとからおいしい思いができるのです。
高校生は、情緒が不安定になる時期です。
嬉しいことがあったかと思えば、ささいなことでいらいらします。
昼間は楽しくて大笑いする一方、夜になると急に悲しい気分になり、胸が苦しくなります。
嬉しくなったり、いらいらしたりです。
楽しかったり、悲しくなったりです。
気分の上下が激しいのです。
なぜでしょうか。
高校生とは、不安と期待が入り交じる時期だからです。
「受験で大学に失敗したらどうしよう」という不安で胸が苦しくなり、プレッシャーやストレスに押しつぶされそうになります。
その一方で、大学受験に合格して、明るい未来を切り開く希望もあります。
すべては、受験の結果しだいです。
受験の結果しだいで、未来の白と黒が決まります。
光と闇が隣り合わせのため、不安定な気分が続く時期です。
情緒不安定なのは、あなただけではありません。
実はみんな、情緒不安定です。
明るく振る舞っているのは、苦しさを紛らすための反対行動です。
大切なことは、とにかくうまくいくところだけを意識することです。
イメージは、現実になる力があります。
受験に失敗して、暗い未来を想像していると、本当にそうなってしまいます。
受験に合格して、明るい未来を進んでいるところだけ想像すればいいのです。
いかに悪い印象を吹き飛ばし、明るい印象に集中するかです。
不安と期待の両方に引っ張られますが、期待ばかりを考えるのが正解です。
合格のことだけ考えるのも、受験対策の1つなのです。
清少納言の『枕草子』に、ユニークな場面が登場します。
若者の言葉の乱れを嘆く場面です。
笑ってしまいませんか。
枕草子は、1000年ごろに書かれたと言われる、大昔の作品です。
「今も昔も、大人たちが嘆く言葉は同じなのだな」と、わかります。
こうした言葉は、いつの時代でも聞かれます。
学生は、大人たちから、ひどい言葉を言われることでしょう。
「最近の若者は、言葉も態度もなっていない」と。
そう言われても、腹を立てないことです。
そう言われるのが、運命です。
年上の人から見れば、学生はなめられるのが普通です。
年齢や経験に、大きな差があるのですから、言われて当然なのです。
いちいち腹を立てていると、なおさら「最近の若者はなっていない」と思われるだけです。
大人からなめられたときは、腹を立てるのではなく、モチベーションに変えましょう。
本当のことを言えば、大人たちは学生に、期待しているのです。
「もっと頑張れ。期待しているぞ」と応援です。
「もっと勉強してくれ。これからの未来を頼むぞ、おい」という意味です。
期待をしているから、厳しい言葉も出てきます。
侮辱された言葉を、力に変える学生が、成長します。
非難ではなく、応援されているのです。