あなたが、行動するとき、前もって何か目的があり、計画を立てます。
あらかじめ計画を立てることで、実現する可能性を高めるためです。
小さなことなら、計画の時間は微々たるものですが、大きな夢になるほど、計画を立てる時間も大きくなります。
計画を前もって考えることは、たしかに大切です。
目的を持ち、達成するための計画を立てることで、予想できるリスクを避けたり減らしたりできます。
しかし、行動した後の具体的な結果や詳細について、前もって考えても時間が無駄になる場合がほとんどです。
実際に行動してみると、ほとんどの場合、思っていたことと違う出来事が起こるからです。
思っているとおりに事が進むなら、世の中、苦労はありません。
思いもしないことばかりがあるから、世の中は、苦労が絶えません。
当初描いていたことが、計画どおりに進むことは、ほとんどありません。
そういう意味で、本当の計画は、行動しながら考えるのがベストです。
無駄に考える時間をできるだけ減らし、なおかつ確実に行動していけます。
あらかじめ計画の概要だけ立てておきます。
途中で想定外のことが起これば、その都度、計画を見直して修正していきます。
世の中は、実験物理学の世界です。
1つ試してわかったことをもとに考えて、考えたことをまた試して、わかったことをもとにまた考えては試すことの繰り返しです。
少しずつ軌道修正を行いながら、夢に近づくのです。