時間を短縮させるために「並行生活」を勧めています。
しかし、時間に余裕を作るために「ながらの状態なら何でもいい」というわけではありません。
「ながら」をしてはいけない例外があります。
勉強をするときです。
試験勉強するときに、テレビを見ながらする人がいます。
あなたも心当たりがあるのではないでしょうか。
テレビを見ながら勉強すると、集中できなくなります。
テレビの映像や聞こえてくる会話が気になり、気が散って仕方ありません。
私の場合、テレビを見ながら勉強をしたことがあるので、悪影響はよくわかります。
テレビを見ながら勉強しようと思いますが、現実はそれほど甘くありません。
面白いテレビ番組ほど、勉強よりテレビのほうが気になり、なかなか集中できません。
「テレビを見ながら勉強をしても大丈夫」と思っても、テレビの映像や音のせいで、本来の集中力をかなり奪われてしまいます。
また音楽を聴きながら勉強する人がいます。
もちろん語学勉強のときに、ヒアリングで聞く音声は、音声が勉強なので問題ありません。
また歌詞のない落ち着いたバック・ミュージックは、リラックス効果を引き出す効果もあるので、理解できます。
しかし、歌詞が付いた歌の音楽は、要注意です。
何気なく聞いていても、無意識のうちに歌っている歌声や歌詞に注意が向いてしまいます。
言葉を聞き取ってしまうからです。
集中力が妨げられます。
勉強をするときくらいは、テレビを消して、音楽も消してしまいましょう。
勉強では、集中力が勝負です。
勉強をするときには、理解しようと集中し、記憶をするために集中します。
その集中力を引き出すために「ながら」で並行していると、逆に勉強ができなくなってしまうのです。