トイレを使おうとしたところ、トイレ前に「清掃中」の看板が立っていることがあります。
トイレの中では清掃員が一生懸命掃除をしています。
こんなときどうするかです。
清掃中のトイレを使うのははばかられます。
清掃員が一生懸命トイレ掃除をしているときに使うのは申し訳ない気持ちがあって抵抗を感じるところでしょう。
「掃除の邪魔をしてはいけない」と思い、代わりに別のトイレを使うこともあるはずです。
しかし、清掃中の看板が立っていても、普通に使いたいときもあるでしょう。
急を要するときや近場に別のトイレがないときなど、使わざるを得ないときもあるはずです。
たいていの場合、清掃中のトイレであっても使うことができます。
ただし、清掃中のトイレを使うときは、マナーとして一声かけるようにしましょう。
「使ってもいいですか」という一言です。
面識のある清掃員であれば「使わせていただきます」という一言も許容範囲です。
いちいち声をかけるのは面倒に思うかもしれませんが、これはマナーです。
「利用者が優先だ」「使ってよいに決まっている」と思う人もいるかもしれませんが、実際はわかりません。
デリケートな作業中かもしれません。
何らかの危険物を扱っている最中という可能性もあるでしょう。
清掃中に割り込んで使用されるのはよくあることで、清掃員も慣れているかもしれません。
だからこそ、使用してもよいか確認の一言は必要です。
トイレ掃除も大変な仕事です。
自分の代わりにトイレ掃除をしてくださっているのですから、最低限の配慮は大切にすることです。
清掃員から許可の返事があれば、気持ちよくトイレを使えます。
さて、配慮はここで終わりではありません。
トイレを使い終わったときは「ありがとうございました」とお礼を伝えられればパーフェクトです。
トイレ掃除中にもかかわらず、割り込んで使わせていただきました。
清掃員はにっこりうなずいてくれるでしょう。
使うときも使った後も、お互いすっきりして気持ちがいい。
小さなマナーにこそ「人の心」が表現されます。