授業が終わってから、先生に質問しに行く人がいます。
授業中に質問すると中断させてしまうからと、授業が終わってから質問攻めにするのです。
たしかに授業中の質問が多くなると、授業の進行に支障を来すことがあります。
できるだけ授業を中断させたくないという気持ちは理解できます。
1人のせいで先生や周りに迷惑がかかるのは申し訳なく感じるでしょう。
「質問を聞かれるのが恥ずかしい」「注目されるのが恥ずかしい」という心理もあるかもしれません。
あまりに基本的な質問だと、周りから「こんなこともわからないのか」と思われそうで授業中の質問をためらうことがあるでしょう。
こうした理由から、授業の後、先生の元に向かう人は少なくありません。
もちろん授業が終わって質問しに行くこと自体は悪くありません。
ただし「質問攻め」には注意しましょう。
10分も20分も先生を引き留めるのはよくありません。
先生にも次の予定があります。
授業の後に質問攻めで引き留めるのは、実質的に授業を延長させているのと同じです。
質問攻めで長々と引き留めると、先生の迷惑になります。
授業が終わってから質問するなら「簡潔さ」を心がけましょう。
要点を整理したうえで質問します。
質問の数も、1~3問程度にしておくのが賢明です。
授業中に先生が「ここまでで何か質問はありますか」と聞いてくれたときは、絶好のチャンスです。
質問があるなら、ためらわず、すぐ手を挙げましょう。
せっかく先生から質問の機会を与えられているのですから、遠慮は不要です。
一番乗りで手を上げてください。
少し恥ずかしいかもしれませんが、その場で質問するほうがスムーズに解決できます。
こういう場面での質問は、授業の流れを妨げる心配もなく、先生の迷惑にもなりません。
またあなたの疑問は、他の生徒も同じように感じている可能性があります。
授業中の疑問は、できるだけ授業中に解消させるのがいいのです。