習い事を始めると、まず自己紹介の場があります。
自分はどんな人間なのか周りに紹介する大切な機会です。
ここで注意したいことがあります。
うっかり社名や役職を言ってしまうことです。
自己紹介だからはっきり言ったほうがいいと思いがちですが、何でも包み隠さず話すのが良いわけではありません。
小さな会社や普通の平社員ならまだしも、有名企業や高い役職の場合、相手は恐縮してしまいます。
「えっ、そんな有名な会社に勤めているの? そんな偉い人なの?!」
さっと引かれてしまう恐れがあるのです。
本人にそのつもりはなくても、やはり有名企業や高い役職はインパクトがあって、第一印象に強く影響しやすいもの。
余計な印象を持たれたり、相手から距離を置かれたりする原因になることもあります。
自分では気にしていなくても、気にする人もいます。
「お金持ち」「肩書自慢」「上から目線」など、変なふうに思われるのも心外でしょう。
相手から余計なイメージや変な誤解を持たれる場合もあるのです。
自己紹介の際、いきなり社名や役職を言うと、せっかくの出会いに水を差すことになりかねません。
有名な会社や高い役職であればなおさらです。
そのため自己紹介の際は、社名や役職は言わず、適度にぼかしておくのが得策です。
たとえば「都内でITの仕事をしています」「出版関係の仕事をしています」くらいにしておくのが良いでしょう。
余計な壁は作らないに越したことはありません。
社名や役職などの情報は伏せておくことで、壁がなくなり、話しかけてもらいやすくなります。
では、いつまでも伏せておくのかというと、そうではありません。
十分親しくなってからであれば「実はこんな会社に勤めていて、こんな役職です」と伝えても問題ありません。
自己紹介の際は社名や役職は伏せておき、相手と距離ができたり仲良くなるチャンスを失ったりしないよう注意しましょう。