風邪を引いたとき、あなたならどうしますか。
よりによって習い事の日に、風邪を引いてしまうことがあります。
少し熱が出ていても、頑張り屋さんなら、気合で授業に出ようとするかもしれません。
頑張れば何とかなりそうというときがあるものです。
風邪薬や解熱剤でごまかして、何とか授業に出席するということもあるでしょう。
「これくらいの熱なら大丈夫だろう」「症状は軽いから問題ないだろう」というときもあるかもしれません。
身銭を切っている習い事だと、お金を無駄にしたくない気持ちが強いので、そう簡単に授業を休みたくないのです。
しかし、ここは大切なポイントです。
風邪を引いて、気合で何とかなりそうでも、きちんと休むようにしましょう。
自分は良くても、ほかの人が困るのです。
風邪にもかかわらず無理して授業に来られると、ほかの生徒に風邪を移してしまう恐れがあります。
授業中、咳やくしゃみをされてはたまったものではありません。
ウイルスが飛び出して、教室内に広がります。
「あの人のせいで風邪を移された」と、後で陰口を叩かれるかもしれないのです。
先生に移してしまう可能性もあります。
授業中は生徒と先生が向かい合う形となるので、むしろ先生にこそ移しやすいといえます。
先生が風邪を引いて休むことになったら、生徒全員に迷惑がかかるのです。
これほど迷惑な話はありません。
そもそも風邪の状態で授業に出たところで、学べることも学べません。
頭はぼうっとして、体はだるくて、苦しいだけの時間になります。
運動系の習い事の場合、けがの原因にもなります。
無理をすると、ますます風邪が悪化します。
解熱剤で熱をごまかせても、風邪であることには変わりないのです。
いくら身銭を切っているとはいえ、気合で頑張っていいところと、そうでないところがあります。
身銭を切っていてお金が惜しいかもしれませんが、ここは冷静に対応したい。
風邪を引いたら、素直に休むのが得策です。
生徒や先生に風邪を移さないための配慮であり、自分の健康のためでもあります。
欠席の連絡を入れ、しっかり休養を取ったほうが、風邪の治りも早くなるのです。