公開日:2025年9月19日
執筆者:水口貴博

習い事で心がける30のマナー

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仲間がうまくなっていることに気づいたら、どしどし声をかけるのがよし。

仲間がうまくなっていることに気づいたら、どしどし声をかけるのがよし。 | 習い事で心がける30のマナー

習い事には、一緒に頑張る仲間がいます。

教室で顔なじみの人だったり、グループレッスンで一緒の人だったり。

あるときふと、仲間が前よりうまくなっていることに気づくことがあるはずです。

そんなときは、ぜひ明るく声をかけてみましょう。

「前より上達してますね」

「前よりうまくなってますよね」

作品の出来が良ければ「素晴らしいですね」「上手にできてますね」「完成度が高いですね」といった言葉をかけるといいでしょう。

上から目線にならないよう注意し、あくまで対等な立場で、相手の努力を認める姿勢が大切です。

心理学には「社会的報酬」という考え方があります。

人は、誰かに認められると、脳内でドーパミンというやる気や幸福感を得られる物質が放出されます。

これは「報酬系」を呼ばれる脳の働きで、大好物を食べたときや好きな音楽を聴いたときと同じような快感を得るのです。

つまり「上手ですね」「素晴らしいですね」の一言が、相手にとって小さなご褒美となるのです。

努力を認められるのは、誰にとっても嬉しいもの。

自分ではなかなか上達が気づかなくても、人から言われたとき「私はうまくなっているのか!」と気づかされ、嬉しくなるものです。

相手との人間関係もより良くなるのです。

あるピアノ教室では、レッスンの最後に「お互いを褒め合う時間」を取り入れられました。

すると、生徒のやる気が目に見えてアップしたことがあります。

半年後には教室全体のレベルもアップして、保護者から「自宅での練習時間が増えた」との声が続出したそうです。

相手の努力を認めると、自分も相手から嬉しい声をかけてもらえるようになります。

「○○さんも前よりうまくなってるね」と言われるようになるのです。

一言の励ましですから、難しくありませんね。

認める人は、認められます。

自分のやる気アップにもつながるのです。

習い事で心がけるマナー(24)
  • 仲間がうまくなっているなら、どしどし声をかける。
先生の急な欠席に文句を言わない。

習い事で心がける30のマナー

  1. 習い事を申し込んだことに満足してはいけない。
  2. 挨拶と感謝は、習い事の基本。
  3. 授業中は、スマホの使用を控えるのがマナー。
  4. 「先生」ではなく「○○先生」と呼ぶ。
  5. 習い事の自己紹介では、社名と役職は伏せるのが良い。
  6. 先生の言うことは否定しない。
    とことん素直になることが大切。
  7. 腹ごしらえをしてこそ、習い事にも身が入る。
  8. 授業が始まる前には、きちんとお手洗いを済ませておく。
  9. 先生から好かれる生徒になるための3つのポイント。
  10. 自分磨き・自己投資をしている人にからかう言葉をかけない。
  11. うまくいかないからといって、道具に当たらない。
  12. 「先生が何とかしてくれる」という姿勢では、うまくいかない。
  13. 先生の話の途中で口を挟まない、先回りして答えない。
  14. リラックスして授業を受けるのはOK。
    だらだらして授業を受けるのはNG。
  15. 自分が使ったウェアは、自分で洗う。
    自分が使った道具は、自分がお手入れをする。
  16. 自分のやり方やペースを人に押しつけないこと。
  17. 人の発表中、自分には関係ないからといって無視するのはNG。
  18. お金を払う立場でも、先生に敬意を払い、礼を尽くす。
  19. 何から何まで先生に頼ってはいけない。
  20. 和食の値段が気になるときの考え方。
  21. 値切る行為はマナー違反。
    値切った分だけ、それ相応の授業となる。
  22. 先生がいつもと様子が違うからといって、詮索しないこと。
  23. 風邪を引いたら、授業を休む。
    無理して授業に来られても、周りが迷惑。
  24. 仲間がうまくなっていることに気づいたら、どしどし声をかけるのがよし。
  25. 先生の急な欠席に文句を言わない。
  26. 後から入ってきた生徒に対して、先輩面をしていないか。
  27. 授業が終わってから、だらだらしない。
  28. 授業が終わってから、質問攻めで先生を長々と引き留めない。
  29. 辞めようとする生徒を引き留めるなら、1回まで。
  30. 先生が異動することになったとき、どうするか。

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