習い事で注意したいのは、何から何まで先生に頼ってしまうことです。
「えっ?! 先生に頼っていいじゃないの? 先生がすべて教えてくれるんじゃないの?」と思うかもしれません。
もちろん基本コースや基礎コースであれば、初心者でもわかりやすく教えてもらえます。
重要なポイントや注意点、上達のコツなど、先生が丁寧に指導してくれるでしょう。
しかしだからといって「すべてを先生任せにする姿勢」は要注意です。
何から何まで先生に頼る姿勢では、学びが受け身となります。
「言われないと動かない」「教えてもらわなければ学ばない」という状態では、自ら成長する力が育ちません。
また先生への依存も強くなり、基本的な質問ばかりが増えてしまいます。
先生にとっても、何から何まで頼られるのは大きなストレスなのです。
習い事で大切なのは「自主性」と「主体性」です。
教わるのをじっと待つのではありません。
自分でできることは、自分でするのです。
自分で調べられることは、自分で調べます。
自分で解決できることは、自分で動いて解決します。
生徒としても、自主的・主体的に取り組む姿勢が必要です。
基礎知識・基本ルールなどは、いちいち先生に聞かなくても、ネットや書籍で簡単に調べられます。
そのほうが解決が早く、自分の成長にもつながるし、先生への負担も軽くなります。
英会話なら、すべて先生に頼るのではありません。
基本的な単語や文法くらいは自分で調べましょう。
ジムでパーソナルトレーナーをつけるときも、すべて先生に頼るのではありません。
基礎的なトレーニング法や栄養の基本知識などは自分で調べます。
先生に聞くより、自分で調べたほうが早いことは、そうしたほうがいいのです。
そうした自主性・主体性があれば、先生は「しっかり勉強してますね」「一生懸命ですね」と感心して、指導にも力が入ります。
習い事では、自主性・主体性が大事です。
パーソナルに特化したことは先生のサポートが必要ですが、一方で「自分で調べたほうが早い」ということがあるのも事実です。
自分で調べれば簡単にわかることなら、自分で調べておくほうがいいのです。