公開日:2025年9月19日
執筆者:水口貴博

習い事で心がける30のマナー

21

値切る行為はマナー違反。値切った分だけ、それ相応の授業となる。

値切る行為はマナー違反。値切った分だけ、それ相応の授業となる。 | 習い事で心がける30のマナー

習い事を受講するとき、授業料を値切ろうとする人がいます。

パーソナルトレーナーを付けるとき、レッスン料を値切ろうとする人もいます。

「少しお安くなりませんか。負けてもらえませんか。そこを何とか……」と言って値切ろうとするのです。

「言うだけ言ってみて、安くなったらラッキー」と思っています。

安く済ませたい気持ちがあったとしても、これはマナー違反です。

まず先生に対して失礼です。

「あなたの授業には、金額に見合うだけの価値がありません」と言っているようなものです。

口に出さなくても、そうしたニュアンスが伝わります。

これほど失礼なことはありません。

先生の気分を害してしまうのです。

たとえうまく値切れたとしても、裏目に出ます。

あなたが先生の立場になってください。

値切ってくる人がいれば、良い印象を受けないのではないでしょうか。

しっかり教えようという気持ちがなえます。

先生とはいえ、心を持った人間です。

「値切られたのだから、こちらもその分だけ手を抜いてもいいだろう」という心理になります。

親身に教えてもらえなくなります。

こっそり削られたり手を抜かれたりして、本来学べるはずのことを学べなくなります。

値切った分だけ、それ相応の授業となるのです。

少しでも安く済ませたいと思いますが、うまく値切れたところで、結局自分に跳ね返ってくる結果となります。

セミナー代やレッスン代を値切るのは、自分にとって損な話なのです。

正規料金は、きちんと払うのがマナーです。

少々高くても、正規料金をきちんと払うのが賢明です。

グループレッスンにせよ、マンツーマンレッスンにせよ、すべてに通じます。

正規料金を払うことは、先生に敬意を払うことになります。

「あなたの授業には授業料だけの価値があります」と認めることになり、しっかり教えてもらえることにもつながります。

正規料金をきちんと払うから、十分なサービスを受けられます。

自分にとってもプラスとなるのです。

習い事で心がけるマナー(21)
  • 授業料やレッスン料は値切らない。
先生がいつもと様子が違うからといって、詮索しないこと。

習い事で心がける30のマナー

  1. 習い事を申し込んだことに満足してはいけない。
  2. 挨拶と感謝は、習い事の基本。
  3. 授業中は、スマホの使用を控えるのがマナー。
  4. 「先生」ではなく「○○先生」と呼ぶ。
  5. 習い事の自己紹介では、社名と役職は伏せるのが良い。
  6. 先生の言うことは否定しない。
    とことん素直になることが大切。
  7. 腹ごしらえをしてこそ、習い事にも身が入る。
  8. 授業が始まる前には、きちんとお手洗いを済ませておく。
  9. 先生から好かれる生徒になるための3つのポイント。
  10. 自分磨き・自己投資をしている人にからかう言葉をかけない。
  11. うまくいかないからといって、道具に当たらない。
  12. 「先生が何とかしてくれる」という姿勢では、うまくいかない。
  13. 先生の話の途中で口を挟まない、先回りして答えない。
  14. リラックスして授業を受けるのはOK。
    だらだらして授業を受けるのはNG。
  15. 自分が使ったウェアは、自分で洗う。
    自分が使った道具は、自分がお手入れをする。
  16. 自分のやり方やペースを人に押しつけないこと。
  17. 人の発表中、自分には関係ないからといって無視するのはNG。
  18. お金を払う立場でも、先生に敬意を払い、礼を尽くす。
  19. 何から何まで先生に頼ってはいけない。
  20. 和食の値段が気になるときの考え方。
  21. 値切る行為はマナー違反。
    値切った分だけ、それ相応の授業となる。
  22. 先生がいつもと様子が違うからといって、詮索しないこと。
  23. 風邪を引いたら、授業を休む。
    無理して授業に来られても、周りが迷惑。
  24. 仲間がうまくなっていることに気づいたら、どしどし声をかけるのがよし。
  25. 先生の急な欠席に文句を言わない。
  26. 後から入ってきた生徒に対して、先輩面をしていないか。
  27. 授業が終わってから、だらだらしない。
  28. 授業が終わってから、質問攻めで先生を長々と引き留めない。
  29. 辞めようとする生徒を引き留めるなら、1回まで。
  30. 先生が異動することになったとき、どうするか。

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