習い事では、先生が欠席になることがあります。
教室に到着してから知ることもあれば、事前に連絡が入る場合もあるでしょう。
授業自体は行われるものの、代わりの先生が急きょ担当している場面をよく目にします。
そんなとき文句を言う人がいます。
「急に休まないでほしい」「欠席するならもっと早く知らせてほしい」「先生なんだから体調管理はしっかりしてほしい」などなど。
たしかに到着してから知らされるのは驚きます。
もう少し早く知らせてほしいと思うのも無理はありません。
その先生の授業を楽しみにしている人もいるでしょう。
しかし、先生も1人の人間です。
急な体調不良で休まざるを得ないこともあります。
体調管理に努めていても、100パーセント防げるわけではありません。
マスクをしても風邪を引くことはあります。
朝は元気であっても、数時間で体調を崩すこともあります。
どれだけ注意をしても、病気になるときはなるものです。
事故に巻き込まれたケースもあるでしょうし、自分に過失はなくても、もらい事故で動けなくなることもあるでしょう。
家庭の事情のため、やむを得ず欠席せざるを得ないケースもあるでしょう。
先生にもプライベートがあり、どうしても避けられない事情もあります。
詳しいことはわからなくても、まず突然都合が悪くなったことを受け止めることが大切です。
先生も1人の人間であることを、心の片隅に入れておきましょう。
その際、むやみに詮索はしないこともマナーです。
生徒である私たちも、体調不良や家庭の事情などで、やむを得ず欠席することがありますね。
先生の急な欠席があっても「自分も人のことは言えない」と思えば、優しく受け止められます。
「お大事に」「欠席なら仕方ない」と思えばいいことです。
こういうときこそ先生の事情を思いやる気持ちを持ちたいですね。
先生の事情を理解すれば、大きな心で見られるようになります。