人のやり方やペースに口を出す人がいます。
ストイックに自己投資をする人は、のんびり取り組む人を見て、こう言います。
「そんな生ぬるいやり方ではいけない。もっと自分を追い込んだほうがいい」と。
一方、のんびり自己投資をしている人は、ストイックに取り組む人を見て、こう言います。
「そこまで徹底しなくていいのに。やり過ぎではないか」と。
自分のやり方やペースを人に押しつけてしまいがちです。
しかし、これは避けておきたいことです。
自己投資に励む者同士、相手を否定すれば、人間関係がぎくしゃくします。
大切なことは、人のやり方やペースを尊重することです。
人にはそれぞれのスタイルがあります。
やり方も違えば、ペースも違います。
どちらが正解ということはありません。
自分に合っているなら、それが正解です。
自己投資は、ストイックに進めても、ゆっくり進めてもかまいません。
自己投資で大切なことは「無理のない範囲で続けること」です。
やり方やペースも、許容できる負荷も、人によって異なります。
時には大きな差があることも珍しくありません。
自分が快適と感じる方法が、相手にとっても快適とは限りません。
ストイックに打ち込むのがちょうどいいと感じる人もいれば、ゆっくり打ち込むのがちょうどいいと感じる人もいます。
マラソンを思い浮かべてみてください。
速く走る人もいれば、ゆっくり走る人もいます。
速さがすべてではありません。
大切なのは「完走すること」です。
どれだけ速くても、途中で棄権してしまえば意味がありません。
最後まで走りきることで達成感が味わえ、自分に自信がつながります。
完走メダルも、完走してこそ得られるのです。
自己投資も同じです。
どれだけペースが速くても、途中でやめてしまっては意味がありません。
きちんと結果を出してこそ、自己投資の価値が生まれます。
ストイックに自己投資をするのもよし。
のんびり自己投資をするのもよし。
どちらも正解です。
自己投資では、人のやり方やペースを尊重しましょう。
そうすることで、お互いに気持ちよく学び合える関係を築けるのです。