習い事では、先生と生徒との人間関係があります。
その中で大切なのは「先生から好かれる生徒になること」です。
先生はそれぞれの生徒に対し、分け隔てなく平等に接しようと心がけています。
しかし、実際には感情を持った1人の人間です。
聖人君子ではありません。
苦手な生徒や悪印象の生徒もいれば、得意な生徒や好印象の生徒もいます。
やはり印象の良い生徒のほうが、先生も力を入れて教えたくなるものです。
先生から好かれることで、より熱心に、より丁寧に、より深く教えてもらえる可能性があります。
時には少しだけ特別なレッスンを受けられることもあるかもしれません。
へつらう必要はありませんが、少なくとも、好かれて損はありません。
好かれる生徒になるには、生徒側にもある程度の努力が求められるのです。
では、どんな生徒が好かれるのでしょうか。
大きく3つのポイントが挙げられます。
最初に大切なのは「素直であること」です。
先生は、教えることが役割です。
いちいち否定してきたり言うことを聞かなかったりする生徒には抵抗を感じます。
教えたことを否定せず、素直に言うことを聞く生徒は先生から好かれます。
「はい」「わかりました」と素直に言うことを聞く生徒は、先生も教えがいのある存在として映ります。
つい力を入れて教えたくなるのです。
2つ目のポイントは「真面目であること」です。
授業には遅刻をすることなく、きちんと時間前に到着します。
体調不良を除き、授業には欠かさず出席し、サボることもしません。
授業後の掃除や後片付けもきちんと行い、宿題も真面目に取り組みます。
真面目な生徒は、それだけ成長も早く、やはり先生から見て好印象です。
先生からの信頼を得ることにもつながるのです。
3つ目のポイントは「礼儀正しいこと」です。
授業の前には「よろしくお願いします」と頭を下げます。
授業が終われば「ありがとうございました」とお礼を伝えます。
先生に敬意を払う姿勢は大切です。
すべての習い事は「礼に始まり礼に終わる」が基本です。
礼儀正しい生徒には、先生も自然と丁寧になります。
こうした生徒がいれば、先生も嬉しいし、笑顔で接したくなります。
なにより「もっと教えてあげたい」と思うものです。
習い事の際は、素直であること・真面目であること・礼儀正しいことの3つを意識し、先生から好かれる生徒を目指しましょう。
「教えがいがある」と思ってもらえることも、大切なスキルの1つです。