汗をかかない習い事はありません。
どんな習い事でも、必死になれば、汗をかくものです。
レッスンが終わるころには、汗をかいた自分に気づくでしょう。
ただしその汗は、いつも同じではありません。
習い事でかく汗には、大きく3つのタイプに分けられます。
「集中の汗」「緊張の汗」「失敗の汗」です。
1つ目は「集中の汗」です。
勉強であれば、本にかじりついて学びます。
スポーツであれば、目の前のプレイに全神経を注ぎます。
歌であれば、一音一音に魂を込め、ヨガであれば、一つ一つのポーズに意識を向けます。
習い事の内容は違っていても「集中する」という点は共通です。
集中すると、人は汗をかきます。
人は一生懸命になると、心身ともに熱くなり、自然と汗をかくのです。
額や体に汗がにじむのは、それだけしっかり集中できている証拠です。
2つ目は「緊張の汗」です。
新しいことに取り組むとき、人前で発表するとき、真剣に取り組んでいるとき。
こうしたときは、誰でも心臓が高鳴り、自然と緊張の汗が出ます。
手のひらにも汗がにじみます。
どんな習い事にも緊張の瞬間があります。
その緊張を経験し、乗り越えるたびに人は成長します。
3つ目の汗は「失敗の汗」です。
習い事に、失敗はつきものです。
特に新しいことや初めてのことにチャレンジするときは、失敗の回数もぐっと増えます。
思わず「どきっ」として、汗をかくことがあるでしょう。
失敗の連続になることも少なくありません。
それは悪いことではありません。
むしろ失敗の汗は、たくさんかいたほうがいいのです。
よく失敗するということは、それだけよくチャレンジしている証拠です。
失敗の汗をかいた自分を、むしろ褒めてあげましょう。
たくさん集中の汗をかき、たくさん緊張の汗をかき、たくさん失敗の汗をかきましょう。
汗を避けるのではありません。
むしろどんどん汗をかくのです。
集中の汗・緊張の汗・失敗の汗をかくことで、習い事がどんどん上達します。
レッスンを終えてびっしょりになっていればOK。
「充実した時間を過ごせた」という証拠です。
習い事に情熱を注ぎ、3つの汗で、未来を切り開いていきましょう。