「私は歌が下手なので……」
「私は英語は苦手なので……」
そう言って遠慮する人がいます。
習い事では「下手」「苦手」は禁句にしましょう。
遠慮したところで仕方ありません。
下手・苦手だから、習いに来ているのです。
最初はみんな下手だし、苦手です。
すでに上手で得意だったら、そもそも習いに来ていません。
下手・苦手という言葉で保険をかけないことです。
「下手・苦手なのでかっこ悪くても許してください。失敗しても許してください」と言っているようなもの。
「私は下手なので」「私は苦手なので」と口にしていると、悪い自己暗示がかかります。
悪いほうに思い込むことで臆病な気持ちが強くなります。
「できなくて当然」という意識となり、成長の妨げにもなります。
習い事はみんな、ひよっこからのスタートです。
「下手だから」「苦手だから」と言うと、何もチャレンジできなくなり、習い事をしに来ている意味がなくなるのです。
先生から「やってみましょう」と言われたら「やってみます」という返事をしましょう。
なかなかうまくいかないときは「もう少し頑張ってみます」というセリフで踏ん張りを効かせましょう。
遠慮するのはやめて、むしろ常にファイティングポーズを取ることです。
まずやってみないことには始まりません。
場数を踏むことでだんだん慣れます。
失敗することも大切です。
「失敗から学ぶ」という姿勢を持てば、失敗は怖くなくなります。
「やってみます」「もう少し頑張ってみます」というセリフでどんどんトライして、前に進んでいきましょう。