習い事では「全力」に注意しましょう。
「えっ?! 全力で打ち込んだほうがいいじゃないの?」
そう思うかもしれませんが、ここが落とし穴です。
マラソンを全力で走るようなものです。
速いペースで走ると、無酸素運動になってしまい、すぐ息切れを起こします。
最後まで体力が持たず、途中で棄権することになるのです。
習い事もこれと同じです。
最初からアクセル全開の全力で打ち込むと、最初はいいのですが、長くは持ちません。
「疲れた。体力が持たない。もうダメだ」となります。
気力や体力の消耗も激しくなり、すぐ息切れを起こすのです。
習い事は学校と違って、卒業がありません。
マラソンでさえ、最後はフィニッシュラインというゴール地点がありますが、大人の習い事ではフィニッシュラインがありません。
「ここで終わりです」がないのです。
習い事は、長く続けていくことに意味があります。
その気になれば、一生続けていくことも可能です。
だからこそ、全力疾走には注意したい。
果てしなく長い道のりなのですから、力を抜いて、ゆっくりのんびり気楽に進めていきましょう。
ゆっくりのペースであれば、息切れのリスクも低下します。
けがや故障といったリスクを下げることもできます。
「ちょっとのんびりすぎるかな」と思うくらいで、ちょうどいいのです。