雨の日になると、習い事を休むの人が増えます。
いつもより生徒の数が減り、教室ががらんとした雰囲気になります。
特に大雨の日は、ますます生徒の足が遠のきます。
いつもは活気があって賑やかな教室も、閑古鳥が鳴くほどになるのです。
理由は、飲食店と同じです。
雨が降ると、何となく外に出るのがおっくうになります。
水たまりが増えるので、少々歩きにくく感じます。
雨雲が広がり、外の景色がどんよりしていると、気分まで沈みがちになり「今日はお休みにしよう」となるのです。
私が普段通っているスポーツジムでも、雨の日はぐっと人が減ります。
ジムのスタッフに「今日は人が少ないですね」と話しかけると「今日は雨ですからね」という返事となるのが定番です。
そのスポーツジムにはサウナもついているのですが、雨の日はたいてい貸し切り状態になるのです。
雨が降ったくらいで、習い事を休まないことです。
雨が降ったら、傘を差せばいいだけです。
少し濡れるくらい大したことではありません。
濡れても、時間がたてば自然と乾きます。
元気がないならお休みにするのではなく、元気がないからこそ行くのです。
貴重なお金を払っているのですから、安易に休むのはもったいない。
無駄にしてはいけません。
自分にびしっと鞭を打ち、重い腰を上げてください。
気分が沈んでいても、いざ授業が始まれば、元気が出てきます。
体を動かせば、自然とテンションが上がって、気力が湧き出てくるのです。
これを「作業興奮の原理」といいます。
じっとしているから元気が出ないのであって、習い事が始まれば、自然と心に火がつき、元気も湧いてくるのです。
雨を理由に休んでしまうと「雨の日=休む日」という思考が定着し、サボり癖がついてしまいます。
「雨の日こそ習い事」と思って、普段どおり通いましょう。